2020明治安田生命J3リーグ第4節セレッソ大阪U23対FC岐阜の個人的な見どころを紹介
2020年7月15日はDAZNにてJ3リーグの実況担当です。
セレッソ大阪U23対FC岐阜の一戦をJリーグ公式映像DAZNにて実況担当します。
3試合勝利なしのセレッソ大阪U23と3試合負けなしのFC岐阜。セレッソ大阪U23にとってはホームで今季初勝利を目指す一戦。一方のFC岐阜は1年でのJ2復帰に向けて、良いスタートを切るためにアウェイで勝ち点を積みたい一戦です。
今季からJ3リーグを戦う岐阜にとっては過去対戦したことのないセレッソ大阪U23との一戦。中3日とタフな日程でもあり、チームとしての総合力が問われます。メンバー編成も含めて楽しみな一戦になりそうです。
(J3リーグ 実況:能政夕介 解説なし)※追記の可能性あります
順位と前節の振り返り
★セレッソ大阪U23 今シーズンここまで1分2敗の勝ち点1の16位
前節はアウェイで熊本と対戦し5-3の敗戦。今季チームとして初ゴールを奪ったが雨の中厳しい展開になった。開始早々に山内の負傷交代もあり、立ち上がりにペースがつかめず、前半は0-2で折り返し
後半に入っても熊本優勢に試合が進み、一時は0-4と点差を開けられた。しかし、前田龍大のクロスに藤尾が併せて1点を奪うと、終盤にセットプレーから澤上、そしてPKで藤尾が追加点を奪い敗れはしたが5-3で試合を終えた
★FC岐阜 今シーズンここまで1勝2分の勝ち点5の6位
前節はホームで過去J2でも対戦したことがある讃岐と対戦し1-1の引き分けとなった
前半に右サイドからクロスを上げられてGKの松本拓也がパンチングしたボールをかき出そうとするも、讃岐の栗田に押し込まれて先制を許す
前半から高崎を投入すると決定機が生まれるが得点ならず0-1で前半を折り返す。雨が激しい中、厳しいピッチコンディションもあり試合は膠着状態に。このまま讃岐の今季初勝利かと思われたが、終盤に高崎がボールをキープし、スペースに走りこんだ甲斐が見事なゴールを決めて1-1の引き分け
雨の中駆けつけた1,680人のサポーターの後押しも選手たちの力になったに違いない
過去の対戦
セレッソ大阪U23が参入した2016年以降で、今回対戦は初
過去J3でプレー経験のある選手もおり、岐阜の富樫は2018年FC琉球時代にホーム戦で対C大阪U23相手にゴールも決めている
また昨年福岡に在籍していたセレッソ大阪の喜田は福岡対岐阜の試合で先発出場も。その際は1-3で福岡は敗れた(川西2ゴール、前田1ゴール)
今シーズンの成績
★セレッソ大阪U23 1分2敗 勝ち点1 3得点 6失点 -3
先制試合:0試合
先制された試合:2試合 2敗
スコアレスドロー:1試合 2節のガンバ大阪U23戦
ホーム: 0勝0分1敗 勝ち点0 0得点 1失点 得失点-1
アウェイ:0勝1分1敗 勝ち点1 3得点 5失点 得失点-2
複数得点:1試合
無得点:2試合
無失点:1試合
最多得点:3得点(3節熊本戦)
最多失点:5失点(3節熊本戦)
★FC岐阜 1勝2分0敗 勝ち点5 4得点3失点 +1
先制試合:1試合 1勝
先制された試合:1試合 1分
スコアレスドロー:1試合(H今治)
ホーム: 0勝2分0敗 勝ち点2 1得点 1失点 得失点0
アウェイ:1勝0分0敗 勝ち点3 3得点 2失点 得失点+1
複数得点:1試合
無得点:1試合
無失点:1試合
最多得点:3得点(2節の鳥取戦)
最多失点:2失点(2節の鳥取戦)
個人的な見どころ
初勝利か、4試合負けなしか?
セレッソにとっては大量失点を喫した前節から立て直しを図るチャンスでもある。とはいえ状況は決して明るくない。日本代表トレーニングキャンプに西尾、田平、松本は帯同(当日まで)
アウェイからの長距離移動にもなり主力選手だけでなくU18の選手と短い期間での連携が試される
前節は立ち上がりから上手くは入れずに、熊本にペースを握られた。ホームでサポーターも入る一戦。サポーターの後押しも力に変えて、特に良い立ち上がりを見せていきたい
FC岐阜は前節、悪天候かつ厳しいピッチ状況の中、諦めずにゴールを追い1-1の引き分けで今季は負けなし(1勝2分け)
1年でのJ2復帰に向けて良いスタートを切るために引き分けではなく勝利で勝ち点を積みたい一戦になる
J3リーグでは珍しい中3日というタフな一戦、チームとしての総合力が問われる局面になりそうだ
ここまでスタメンは固定の岐阜だが、中3日かつアウェイの一戦でゼムノビッチ監督は誰をスタメンとして送り出すか楽しみでもある
両チームともに前節は悪天候の中の一戦だったが、今節は雨の影響は少ないが風の影響はありそう。ピッチ状況も踏まえてどんなサッカーを展開できるか楽しみな一戦でもある。セレッソは特に攻守の切り替えの部分。前線と中盤の連携が高まれば主導権を握ることができるかもしれない
岐阜はどの選手が出場するかにもよるが、サイドと中央と攻撃の幅を広げながら経験のある選手(高崎、前田、橋本、川西など)と中盤の三島や中島、永島がゲームをコントロールできるかも注目
個人的な注目選手は?
セレッソ大阪U23 背番号42 #藤尾翔太 背番号29 #島村拓弥
前節PKでの得点を含む2得点。自身初の1試合で2得点をマークした藤尾は180㎝の体格と負けん気を活かして更なる結果を狙う
同世代の選手が代表トレーニングに出ている中、中3日でどのようにコンディションを調整して試合に臨むのか楽しみにしたい
澤上や中盤との連携が高まれば更なるゴールを生める可能性も出てくる
そして島村にとっては古巣との対戦。2018年シーズンを共に戦った島村は成長した姿を関係者やサポーターにも届けたい
前節はピッチ状況が悪い中得意のドリブル突破で輝きを放つことができなかった。ホームで得点に絡む結果を出せるか注目していきたい
島村にとっては岐阜はJデビューを果たしたチームでもある。また岐阜の永島とは京都の育成組織時代でも共にプレーをした。「岐阜のサポーターは温かい」と取材でも答えてくれていたが、どんなプレーを見せていけるか楽しみです
FC岐阜 背番号9 #高崎寛之 背番号6 #三島頌平
岐阜は経験豊富な高崎の出場機会が高まりそうだ。前節は前半途中からピッチに立ち、前半は決定機、そして後半終盤に同点ゴールをアシスト
高さもあるが足元の技術もあり、松本在籍時はJ2で19ゴールを挙げている
移籍後初ゴールを狙うため高さも経験もある高崎のプレーに注目したい
そして中盤で攻守の要になるのが三島
永島か中島と予想は難しいが、3試合連続の先発の経験を活かしパスの配給や守備面でもしっかりとチームに流れを呼び込めるかが重要になりそうだ
中盤でゲームコントロールができるかも注目したいポイントの1つ
地元出身の選手でもあるので、アウェイの地で地元の皆さんから、画面を通じての声援も力に変えて実力を発揮したいところ
主なリリース情報
前節の熊本戦で山内選手が負傷
■傷病名:左膝内側側副靭帯損傷
■全 治: 6週間
この離脱はチームにとっても本人も厳しく悔しい離脱
西尾、田平、松本の3選手が代表のトレーニングキャンプに参加。本日もトレーニングはあるので、ナイトゲームだが出場はあるのか?
なければU18の選手(吉田、大橋、岡澤など)も起用しての展開になりそうだ
セレッソ大阪U-23vsFC岐阜「#みんなでつくる新しいDAZN観戦」LIVE配信のお知らせということで、岐阜ファミリーで一緒に応援できるという仕組みは素敵ですね。アンバサダーの難波さんもいるのでより楽しめるかもしれませんね
https://www.fc-gifu.com/news_information/60032.html
セレッソにとってはホーム戦、サポーターを迎えての初の一戦
もちろんサポーターの皆さんはルールに則った応援にはなるが、選手たちの力になることは間違いないだろう
J3リーグは秋田や熊本が3連勝と好調をキープ。岐阜にとっては引き分けではなく勝利で勝ち点3を積んでJ2復帰を目指す。セレッソも今季は過密日程なJ1リーグだからこそTOPチームでの出場機会も増えるはず。そのためには、まずU23で確実に結果を残したい。仙台で武者修行の山田はJ1でゴールも決めている
コンディションを維持しながら中3日とタフな状況でどんな展開を見せてくれるか楽しみな一戦ですね
是非ヤンマースタジアム長居、またはDAZNにてご覧ください!
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