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『何をするにもやる気がでないので 30秒でモチベーションを上げる方法を教えてください…』を読んで想う事

「やる気が出ない」「ダメだと分かっているけど、サボってしまう自分はダメだ・・」「どうして周りはあんなにうまくいってるんだろう・・」

こんな風に、なんだかやる気が出ない、落ち込んでしまう、誰かと比較してしまう。そんな経験はありませんか?

思い返せば学生時代は学校が嫌で行きたくないと思う時もありました。社会人になっても、体が重く職場に向かうのが億劫な時もありました
起業した当初は仕事がなくて、漠然と不安や他者への羨望と比較を繰り返して負のスパイラルにはまる事もありました

周囲を見渡せばみんな真面目に、モチベーション高く、イキイキと生きているように見える時があります。もちろん、そうした充実した日々を過ごしている方もいると思います

ただ、私たちは機械ではないので、疲労も感じますし、精神的に疲弊する事もあります。裏を返せば、疲れを感じないくらい夢中や熱中する事もあれば、ずっと続けたい!と思える瞬間もあります

私はそれくらい「心」は何か行動を起こす時に重要だと思っています

先日友人の吉本ユータヌキさんが新しい本を出版されました

過去何度か話した事際に、素敵な作品を描くのに、どこか自信や遠慮が見える瞬間がありました
ただ、過去書かれた書籍「気にしすぎな人クラブ」へようこそ 僕の心を軽くしてくれた40の考え方」
等、書籍を発売される前後から、とても楽しそうに作品を向き合っているように感じました

そして、先日出版された1冊が『何をするにもやる気がでないので 30秒でモチベーションを上げる方法を教えてください…』でした

内心、実はとても吉本ユータヌキさんに合ってるコンセプトだなと感じました。それには2つ理由があって

1つ目は「心の機微に繊細な方なので、変化を感じやすそう」
そして2つ目が「心の機微や変化をイラスト化する事で楽しく読めそう」という理由です

モチベーションアップ関連の本を読む人をイメージすると、とてもざっくりですが
①モチベーションを上げたい人(つまり、モチベーションを上げるのが苦手な環境や状況にいる人、今気持ち的に下がっている人やそうした傾向にある人)

②モチベーションを上げたい人が身近にいる人(マネジメント側の立場や誰かに力を貸したい人

凄く乱暴な分け方かもしれませんがざっくり分けるとこの2属性かなと思います(もちろん色んな考えの方がいらっしゃると思いますが、あくまでざっくりと分けてみました)

そして②の人よりも①の人の方が手に取る可能性が高いと個人的に思います
この書籍の良さは描かれている内容が

・イラストつきで読みやすい(そして感情移入しやすい)
・「30秒で」と書かれているので実践しやすそうに感じる
・8人の方がそれぞれ10個ずつなので、1つは自分に合うものがあるのでは?と思える

事かなと思います。実際に私も読んで、非常に参考になりましたし、なるほどと納得の両方を感じました。では少し具体的な内容にも触れていきましょう

書籍の概要と登場人物

書籍の紹介ページに下記のよう記載があります

やりたいこともやるべきことも、30秒で読んで30秒で実践できる!
すごい8人に取材したやる気のいらないやる気術80
わかりやすくて楽しいルポ漫画形式で紹介

Amazon商品紹介ページ

イラストつきで書かれたストーリーと解説と実践者(著者である吉本ユータヌキ氏)の感想を含めて30秒足らずで読めます

そして今回インタビューされた8人が色んな経歴を持っているので、自分が共感できる人や考え方、傾向を感じる事もできます

取材協力をされた皆さんは以下の8名

精神科医 樺沢紫苑さん
作業療法士 菅原洋平さん
ブックデザイナー・習慣家 井上新八さん
声優 佐々木望さん
ディレクター・プロデューサー 石井玄さん
天台宗正明寺法嗣 えしゅん(小林恵俊)さん
心療内科医 鈴木裕介さん
野球選手 川崎宗則さん

精神科医からプロ野球選手まで幅広い方たちと思う一方で、改めて「心」とiいうのはどの立場、職業などでも関りが深いことが想像できます

それぞれの立場と経験から話される方法や手段は、共感する内容から「え。そんなの効果あるの?」というものまで恐らく様々でしょう

だからこそ、そこに向かって実際に実践された著書の話が刺さるのだなと感じます。実際に書籍の中で吉本さんは全ての方法に肯定的というわけではありません。素直に合わないモノや懐疑的だった話もされています

ただ、それで終わりにするのではなく、「こういう時には効くかもしれない」や「この手段に置き換えると良かった」など、経験を通じて、今の自分の状況と過去の経験を照らし合わせて新しい手段を編み出していきます

ここに、この書籍の良さがあるように感じました。実践しやすいからこそ、経験値が溜まりやすい。そして、そこには自分なりの優劣がついて、自分を振り返るきっかけにもなる

即実践と多種多様の良さがあるように感じました

個人的に刺さったモチベ30秒から見えたモノ

さて、その中でも私が興味関心を示したモノを実際に示してみようと思います。因みにここには、効果あった・ありそう・面白い視点などの要素が含まれます

精神科医 樺沢紫苑さん→1つ
作業療法士 菅原洋平さん→2つ
ブックデザイナー・習慣家 井上新八さん→3つ
声優 佐々木望さん→3つ
ディレクター・プロデューサー 石井玄さん→7つ
天台宗正明寺法嗣 えしゅん(小林恵俊)さん→5つ
心療内科医 鈴木裕介さん→4つ
野球選手 川崎宗則さん→2つ

と少なくとも合計27つに共感や発見、効果がある(ありそう)と感じました

吉本ユータヌキさんに話すと「石井さんのパワフルなやつが良かったんですね!」と言われました

詳細は是非書籍を手に取って欲しいですが、ディレクター・プロデューサーの石井玄さんは1986年生まれと年も近い(石井さんは3月生まれなので学年は1つ上)
メディア関係の仕事に就かれている事もあって、そうした感性の近さもあったのかもしれません

共感した内容も、振り返れば準備に伴う事や、自分に少し負荷をかけたり、アドバイスを求めるもの等、個人的な解釈ですが結果や成果が目に見える(実感を感じそうなモノ)でした
ただ、これはあくまでも私の解釈で、人によって全然異なると思います

同時に、実践するとすればこの共感や発見、効果がある(ありそう)と感じたモノ以外の部分かなと思います

もちろん、効果がありそう!から入って効果があるものは継続すれば良いと思いますが、取り組んでいないのに「合わなそう」で敬遠するよりは、自分と違う価値観だからこそそこに飛び込んでみる勇気や行動に意味があるのかなと思いました

私は、自分を振り返る事が苦手です。仕事の振り返りや、準備はストレスなくできますが、自分への問いかけや計画を立てての実行は、できなかったときに自分に対して負荷をかけてしまう傾向にあります
だからこそ行動に保険をかけてしまったり、やらないという選択肢を取る傾向にもあります

そうした気づきや内省にも繋がります。そこからの実践は個人の自由ですが、そこに気づける事、立ち位置を知る事に大きな意味があるように感じました

誰でもモチベーションを上げられる

「面白そう」「え?こんなことで」「ちょっと自分には面倒かも」と色んな感想が聞こえてきそうです
人は違って当たり前。感性の近い人はいても、全く同じ効果や感想がないからこそ、人って面白いと私は思います

80個の内1つでもピンッとくるものがあればラッキー。1つもなければ、こうした手段が今の自分には合わないという気付きが得れたという事も大切な経験だと思います。また、違うタイミングで読めば見方も変わって来るかもしれません

そして、著者が今回の取り組みで行ったような自分なりのアレンジも面白いポイントかもしれません。この取り組みを自分の生活習慣や、過去の経験でアレンジしたらこういう手段があるかも
そうやって、80の手段から、自分なりの新しい1つの手段が生まれたら素敵な事ではないでしょうか

人の捉え方、感じ方は多種多様です
皆さんも自分のモチベーションや、誰かのモチベーションを上げた経験がきっとどこかであるのではないでしょうか?

今回の書籍をきっかけに、自分の傾向やモチベーションの源泉についても知れるきっかけになるかもしれません

モチベーションには色んな考え方があります

内的動機づけは結果に起因する(とにかくやってみなはれという考え方など)
個人的に共通している部分は、行動・経験をした結果、見えてくるモノが多くあるのかなという点です。そういう意味では30秒で行動や経験を積める事例集というのは価値があるのかもしれません

個人的な30秒モチベたち+α

過去を振り返って良かったモノを含めて考えてみました
※あくまでも能政の主観です(当たり前ですが書籍には登場しません。)

・植物に水を上げる
→最近できてませんが、植物に水をあげるアクションが成長、変化も見れて良かったです。何かを育てるというのはモチベーションに繋がる気がしました

・スマホの壁紙に好きな写真
→スマホを見る事がなかなかやめられない時に、最初に見る写真をやる気が出る1枚にすると、スマホを見るのをやめて行動を起こす事に繋がりました

・朝1番に予定を入れる
→私は予定がないとだらだらしちゃう。だから何でもいいので、朝1番に予定を入れる。仕事でも家事でも何でもいいのですが、予定として入れる事でスイッチが入るように思います

そして30秒や短時間にこだわる必要もないと思います。1分でも5分でも、15分でも、30分でも何か行動するきっかけになればそれは大切な手段の1つです

短時間でできれば切り替えにはなりますが、色んな手段を持って生きやすく過ごす選択肢を多く持ち合わせておくと良いのかなと思います

私は毎週金曜日の神田伯山さんの「問わず語りの神田伯山」というラジオを楽しみにしていますし、週末は必ず聴きます

この書籍をきっかけにして、何かの行動に繋がると素敵ですね
良かったら皆さんも手に取ってみてください!

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