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Bリーグ2022-23シーズン第12節京都ハンナリーズ対三遠ネオフェニックスの個人的な試合展望

12月はリーグ戦で12試合が組まれており非常にタフなスケジュールで両チーム戦っています
試合数は今節で20試合目を迎えます。60試合で考えるとシーズンが1/3終えるという事になります

昨季は試合の中止もありましたが、今季は厳しい日程やエントリー人数の中で戦っている選手たち
12月に入り寒さは増していますが、コートの中で見せてくれる熱いプレーにココロをたぎらせたいところです

京都はアルバルク東京、琉球とのアウェイ連戦を戦い12/4以来となる2週間ぶりのホーム戦を迎えます
現在4連敗中と苦しい状況ですが、信州戦は接戦。アルバルク東京との戦いはGAME2での修正力。琉球戦ではチーム一丸で戦いました
京都にとっては年内のホーム戦は最後。ここからアウェイ連戦が続くため、ホームで連敗を止めて良い流れで2022年の締めくくりに向かいたい

一方の三遠は今季不死鳥のように蘇り5連勝を記録。素晴らしい戦績を残していました。しかしながら、11月からケガ人続出で現在リーグ戦は苦しい7連敗中
前節は信州と対戦し83-90の敗戦。ヤンテ・メイテン、金丸晃輔、カイル・コリンズワースが不在な中もヒックス、佐々木、細川らが奮起も見せている
しかしながら12月まだ未勝利で失点数が多くなっている中、チームとして我慢もしながらまずは連敗を止めてブースターの皆さんに勝利を届けたい

共に連敗中ではありますが、今季HCを交代して新たにチーム作りを行い成果も見えています。実績のあるHC同士の駆け引きも楽しみな一戦です

解説:山崎昭史さん
実況:能政夕介

※加執・修正の可能性もあります

今季の両チームについて(12/15時点)11節終了時点

京都ハンナリーズ【平均72.6得点(リーグ23位)平均77.1失点(リーグ13位)】7勝12敗で西地区7位(4連敗中)

アルバルク東京戦の後京都に戻らず沖縄に移動し琉球と対戦。試合は65-81で敗戦し現在リーグ4連敗中の京都ハンナリーズ
得点力はリーグ下位に沈むも、少しづつ守備の安定感は増してきている
平均リバウンドは34.6回とリーグ平均の中では少ないが、ゾーンディフェンスやハードワークを見せている

今季は3Pの成功率が36.3%(リーグ2位)と高い成功率を誇っている
試投数は1試合23.9回と多くはないが確率を高めて効率良く得点を取れている試合もあった
前節の琉球戦ではファウルの数が目立ったが、シーズンを通してみるとファウル数は1試合平均18回とリーグ11番目に少ない
また平均のTO数は13.6回とこの数は三遠より少ない数となっており、今節は要所で得点を決め、安定した試合運びができるか注目したい

連戦となるためメンバーのコンディションも重要となる
前節は少しプレータイムのシェアもあったが、マシューライトの負傷含めて気がかりな部分もあるが、三遠同様チームとしての総合力が試される一戦になりそうだ

三遠ネオフェニックス【平均80.3得点(リーグ9位)平均81.3失点(リーグ17位)】8勝11敗で中地区5位(7連敗中)

昨季の平均得点数は76.8点。今季は得点も伸ばし、攻守でハードなプレーを見せる事ができている
スティール数は例年多い印象だが、今季はここまで1試合平均8.5回でリーグトップ
またアシスト平均は21.8回でリーグ3位。しっかりとボールをシェアしながら得点をクリエイトできている
HCを入れ替え、新しいメンバーが多い中で着実に試合を通じて積み上げを図る事ができている

ケガ人が多く厳しい状況だが、新加入のギデンズは平均ブロックショットの回数が1試合あたり2.4回とディフェンス面での貢献も大きい

土曜日の試合で26歳の誕生日を迎えるラベナ選手は今季特にリバウント、アシストの個人スタッツも向上。メイテン、金丸、コリンズワースの平均得点は3人合わせて37得点と決して小さい数値ではありませんが、ヒックス、佐々木選手の活躍や古巣対戦にもなる細川選手の活躍にも期待がかかる一戦になりそうです

両チームのメンバー編成(★は今季加入)

京都ハンナリーズ(HC:ロイ・ラナ)
★ジェロード・ユトフ
★水野幹太
小西聖也
★マシュー・ライト
★ティージェー・ロール ※インジュアリーリスト
★小澤智将
久保田義章
★青木龍史
満田丈太郎
★トビンマーカス海舟
★ノヴァー・ガドソン
★シェック・ディアロ
★ザック・モーア
小室昂大

海外で活躍し、育成にも定評があるロイラナHCが就任。若手を伸ばし、今季はアウトサイドからの成功率を伸ばし、ディフェンスでのアジャスト等例年とは異なる展開も見せてくれている
12月よりガドソン選手の加入も発表。若手選手のプレー機会もあり、これからどのようにチームが変化していくのか非常に楽しみでもあります

三遠ネオフェニックス(HC:大野篤史)
サーディ・ラベナ
★ヤンテ・メイテン ※インジュアリーリスト
★アイゼイア・ヒックス
★高橋快成 ※特別指定
太田敦也
★金丸晃輔
★根來新之助
半澤凌太
★佐々木隆成
★細川一輝
山内盛久
★ダニエル・ギデンズ
★大宮宏正
★カイル・コリンズワース
★土屋アリスター時生

今季は大きくロスターを変更。昨季リーグ戦10勝48敗だったチームが現在7連敗中もここまで8勝11敗と素晴らしい成果を収めている
千葉を率いていた大野HCが勝者のメンタリティーを注入し改革に取り組んでいる
スティールやアシスト平均はリーグ上位。それだけに主力3人のけが人の影響は大きいが、チーム一丸となってこの難局を乗り越えたい
この週末2勝すれば昨季の10勝に並び、気持ちよく次節のホーム戦を迎える事ができる

過去の対戦成績(京都12勝・三遠8勝)

2021-22シーズン(京都2勝・三遠2勝)
京都
 88-83 三遠 2022.1.29
京都 79-62 三遠 2022.1.30
三遠 88-87 京都 2022.4.16
三遠 63-58 京都 2022.4.17

2020-21シーズン(京都2勝・三遠2勝)
三遠
 94-75 京都 2020.10.28
京都 85-72 三遠 2021.2.10
京都 78-86 三遠 2021.3.6
京都 87-74 三遠 2021.3.7

2019-20シーズン(京都2勝)
三遠 61-75 京都 2019.12.29
三遠 71-82 京都 2019.12.30

2018-19シーズン(京都2勝・三遠2勝)
三遠
 77-64 京都 2018.10.6
三遠 88-93 京都 2018.10.7
京都 80-76 三遠 2018.11.10
京都 65-78 三遠 2018.11.11

2017-18シーズン(京都3勝・三遠1勝)
京都
 80-62 三遠 2017.9.30
京都 65-63 三遠 2017.10.1
三遠 64-69 京都 2017.12.15
三遠 81-50 京都 2017.12.16

2016-17シーズン(京都1勝・三遠1勝)
京都 81-83 三遠 2017.1.21
京都 77-75 三遠 2017.1.22

Bリーグ発足後は過去6シーズン戦い、京都の12勝、三遠の8勝という記録が残っています

また京都は対三遠戦ではホームでは8勝3敗と大きく勝ち越しています
三遠は対京都戦現在連勝中。昨季はリーグ終盤に戦いホームで連勝を飾りました
とはいえ、昨季からはHCも代わりメンバーも大きく代わっている両チームの戦いです

三遠の細川はプロキャリアを京都でスタートさせました。古巣対戦で得意の3Pを見せてくるのか?
また京都の水野と、三遠の半澤は同じ福島県出身で福島南高校で先輩後輩でもあり、2017-18シーズンでは共に特別指定選手としてBリーグでプレー経験も

コートの中では熱く。外ではにこやかな、そんな光景も見れるかもしれませんね

因みに土曜日はガドソン選手とラベナ選手のお誕生日です!おめでたい!

京都は小室選手、ラナHC、小西選手もお誕生日と12月生まれが多いチーム。三遠も土屋選手が12月生まれです。ハッピーな月になると良いですね

個人的な見どころ

共に連敗中と勝利が欲しい両チーム。引き分けのないバスケットボールの試合でどちらが先に連敗を止めるでしょうか?

京都はロースコアな展開に持ち込み、要所でアウトサイドのシュートを決めて勝ち切りたい
一方の三遠は強度の高い守備から早いバスケットを展開し得点を取り切りたい

スタッツで見ると京都は高い3Pの成功率を誇る一方でリバウント平均はリーグ22番目という数値をここまで記録
しかしながらゾーンディフェンスや足を使った粘り強い守備でここまで失点数を平均77.1と抑えている
三遠はスティール数がリーグ1位の8.5回。これは誰かが高い数値を誇っているのではなく、1試合当たり平均1回のスティール数を超える選手が6名いる(ラベナ、メイテン、ヒックス、佐々木、山内、コリンズワース)
得点力のある主力は欠くものの、佐々木は直近の試合でもキャリアハイの21得点をマークし現在2試合続けて20得点以上を記録
※佐々木選手の活躍は記事にもなっています

古巣対戦となる細川は少し得点力にムラはあるものの、前節は3Pを4/8成功させ14得点を記録

前節はどちらもTO10弱とミスは多くなかったものの悔しい敗戦を喫した
京都は粘り強く戦いながらFGの成功率を上げて勝利を目指す
一方の三遠はインサイドのアタックとアウトサイドの完結させ、攻守でバランスよく戦いたい

共に前節の後半のようなオフェンスが試合を通じてできれば、面白い接戦になりそうだ

スケジュール的には厳しい戦いが続きますが、これ以上の怪我無く熱い試合に期待しましょう
週末お時間ある方は是非京都市体育館へ!またはバスケットLIVEでお楽しみください
私はLIVEで中継を見る方に少しでも楽しんでもらえるようしっかり準備して臨みたいと思います

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