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2020明治安田生命J3リーグ第10節カマタマーレ讃岐対ブラウブリッツ秋田の個人的な見どころを紹介

2020年8月15日はDAZNにてJ3リーグの実況担当です
カマタマーレ讃岐対ブラウブリッツ秋田の一戦をJリーグ公式映像DAZNにて実況担当します

ここまで9試合勝利なしのカマタマーレ讃岐はホームで待望の今季初勝利を。秋田は勝てば破竹の9連勝。2016年に栃木が記録した10連勝(J3記録)に並びます

昨年はともにホームで勝利。タフな日程が続くJリーグ。状況は違えど、勝利のためにチーム一丸となって戦います。讃岐の望月監督と秋田の吉田監督は2014年にアスルクラロ沼津の監督(望月監督)とヘッドコーチ(吉田監督)として当時共に戦いました。6年後、今度はJ3リーグの監督同士として相まみえる一戦。どんな結果になるか楽しみですね

(J3リーグ 実況:能政夕介 解説なし)※追記の可能性あります


順位と前節の振り返り


★カマタマーレ讃岐 2分7敗の勝ち点2 18位 
前節はアウェイで福島ユナイテッドFCと対戦し、1-4の敗戦。4点を先行され、重松が終盤に1点を返すも開幕から2分7敗と勝利がない苦しい状況
ホームで、首位秋田に対してタフに戦い、上昇のきっかけを掴みたい

2連敗、3連敗、そして現在2連敗と連続失点が続いている讃岐。攻守の切り替え、1対1で負けない球際の強さやカバーリングを含め、チーム全員で勝つ意識を90分間保ち続けることができるか?

過去2014年には14試合未勝利(2分12敗)で15節に富山に2-1で勝利しその年の初勝利を記録。監督やメンバーも今季は大きく変わり、まさに生みの苦しみを味わっている讃岐。今勢いのある秋田に対して勝利という結果を残せれば、上昇のきっかけを掴むことができるかもしれない

★ブラウブリッツ秋田 9連勝 無敗で首位
18得点で失点は僅かに2点のみ(アウェイでは失点なし)
前節、秋田は熊本との上位対決を制し、開幕からの最多連勝記録を9に伸ばした
得意のセットプレーで先制し、茂のドリブル突破からのシュート、そのこぼれ球を沖野が押し込み追加点。前半で2点をリードした秋田は、熊本に後半1点を返されるも、集中して戦い抜き上位対決を2-1で勝利。連勝を9に伸ばしました


今季はセットプレーからのゴールも好調(FKから3本、CKから4本、ロングスローも)また、18得点中後半に11得点と、タフに戦い相手が疲弊した後半に確実に得点を奪い、勝利を飾っています。そして失点はわずか2点。GK田中雄大の好セーブもありますが、強固な守備陣は今節も健在なるか?勝利すればJ3記録に並ぶ10連勝達成です

過去の対戦


J3リーグを戦うのは2年目の讃岐は過去ブラウブリッツ秋田と2度対戦し昨年はお互いのホームで勝利しともに1勝を挙げました

讃岐H:1-0 讃岐が勝利。中村亮のJ初ゴールで讃岐が勝利。秋田は1人退場で10名でプレー
秋田H:5-0で秋田勝利、中村亮太のハットトリックを含む圧巻の5得点で、秋田が完封勝利を挙げた 

共に「中村」姓が活躍した昨シーズン。讃岐の中村亮は前節の福島戦で今季初めてリーグ戦に出場。30分のプレー時間も3本のシュート打ち積極性を見せました

秋田の中村亮太は江口のCKからニアに飛び込み先制ゴール。今季4得点目を記録しチームに貢献。チームを勝たせるプレーを見せてくれるか両チームの中村に注目したい一戦です

今シーズンの成績 


★カマタマーレ讃岐 0勝2分7敗 勝ち点2   6得点17失点 -11

先制試合:   2試合 0勝0敗2分 完封勝利なし
先制された試合:7試合 0勝7敗0分 完封負け4試合(鹿児島、今治、鳥取、沼津)
スコアレスドロー:なし

ホーム: 0勝0分4敗 勝ち点0(3得点 9失点 得失点-6)
アウェイ:0勝2分3敗 勝ち点2(3得点 8失点 得失点-5)
複数得点:1試合 
無得点:4試合 
無失点:0試合(9試合連続失点中)
最多得点:2点 
最多失点:4失点  
連勝なし 
2連敗中

【得点】6得点(前半:2点 後半:4点)
【失点】17失点(前半:7点 後半:10点(アディショナルタイム2失点)

今季初勝利に向けてまずは失点を避けたい讃岐。ここまでゴールを決めているのは栗田、重松、川崎の3人のみ。新たな得点者の台頭も待ちたいところではあるが、勝利のためにいかに無失点で抑えることができるかは1つのポイント。相手の得意なセットプレーをタフにはじき返し、チャンスをしっかりとモノにして戦い抜きたい

★ブラウブリッツ秋田 9勝0分0敗 勝ち点27 18得点2失点 +16
先制試合:   9試合 9勝0敗0分 完封勝利7試合  開幕から6試合連続
先制された試合:0試合 0勝0敗0分 失点は7節の相模原、9節の熊本(Aでは失点なし)
スコアレスドロー:なし

ホーム:4勝0分0敗 勝ち点12(8得点 2失点 得失点+6)
アウェイ:5勝0分0敗 勝ち点15(10得点 0失点 得失点+10)

複数得点:6試合 
無得点:0試合 
無失点:7試合(失点は相模原戦、熊本戦のみAは失点なし)
最多得点:4点 
最多失点:1失点  
9連勝中

得点:18得点(前半:7得点(早くて27分) 後半:11得点)
失点:2失点(前半:無失点  後半:2失点)

早い時間帯の得点がない秋田ではあるが、セットプレーは1つの大きな武器。すでにFKとCKからゴールを量産。特に15番の江口のキック精度は昨年にも増して脅威になっている

また、各選手がよく走り、激しく戦い抜く事ができる。今節も、これまで通り自分たちのサッカーを貫き、有利に試合を運べるか。アウェイと暑さは秋田にとっては少し戦いにくいポイントになるかもしれない

個人的な見どころ

厳しい状況が続く讃岐。ここまで先制された試合は9試合中7試合。先制した岐阜戦、セレッソ大阪U23戦は追いつかれ引き分けという結果に

高いフィジカルコンタクトに、セットプレーを武器に持つ秋田に対して粘り強く90分間戦い抜けるか。そのために岩本や、長谷川など若い選手が1対1の球際で集中して攻撃の起点を潰すことができるか。そしてフル出場が続くベテランの竹内、キムホヨンと両SBの連携面を合わせていきたい。不要なファウルでのセットプレーを与えずに、秋田の両SBが上がったスペースを上手くついて先にゴールをこじ開けたい

秋田はアウェイ、そして蒸し暑さが予想される讃岐のホームで、90分間交代メンバーを含めて戦い抜けるかは1つのポイントになりそうだ。今季はハードな日程が続く中で、チーム全体の底上げを中盤戦に入る前に図りたい。これまで通り堅守をベースに、相手の攻撃を跳ね返し、今季8度目の無失点で試合を終えたい

攻撃面ではロングスローや鋭い縦パスは大きなストロング。フィジカルで相手を疲弊させて、高い連携を誇るパスと前線のコンビネーションでチャンスをつくる。引いた相手に対しても、サイドからの攻撃など多彩な攻撃で多くチャンスをつくり、得点に結びつけられるか?その点も注目したい

そんな中、両チームの個人的な注目選手をピックアップ

カマタマーレ讃岐 背番号13  #重松健太郎  背番号18 #中村亮

昨年は7ゴールとチーム内得点王。今季は2得点で前節の福島戦でもテクニックを見せゴールを奪った。2試合連続の得点も期待がかかる。重松は精度の高いキックに加え、球際でも激しく戦うことができる。今節こそ、自らのゴールで勝利を手繰り寄せたい

そして、昨年J初ゴールをマークした相手は中村亮。昨年は相手のミスからではあるが豪快なミドルシュートを決めてその将来性をサポーターに届ける活躍を見せた。今季は前節が初のリーグ戦出場だったが、今季もチャンスを伺い2年連続の得点を狙う

ブラウブリッツ秋田 背番号9 #中村亮太 背番号15 #江口直生

昨年のホーム讃岐戦でハットトリックをマークした中村亮太は過去4年間ゴールを決めた試合は負けなしとストライカーらしい結果を残している

2017年 得点試合数6で6勝(シーズン7得点)※沼津時代
2018年 得点試合数1で1勝(シーズン1得点)
2019年 得点試合数8で7勝1分(シーズン11得点)
2020年 得点試合数4で4勝(シーズン4得点)9節終了時点

通算:得点試合数19試合で18勝1分無敗

昨年同様に自らのゴールで勝利を手繰り寄せたい。

そして江口は昨年同様に今季も直接FKでゴールを奪っている。またFKとCKからのアシストも5つを数え、チームに大きく貢献。特に連戦や厳しい試合の際にセットプレーで得点ができることは大きな武器。好調な江口のキックが持続できれば秋田にとって連勝が近づくはず


さて、長々と述べましたが、明日、18時にKOの讃岐対秋田の一戦。讃岐は勝利すれば昨年の12月1日以来となるリーグ戦での勝利(258日ぶり)今季初勝利をホームで祝えるか?

そして、秋田は10連勝(栃木が2016年に記録)を達成して首位を快走できるか?長いシーズンですが、両チームにとっては1戦1戦が負けられない大事な一戦。スタジアムかDAZNでどうぞ皆さんお楽しみください!

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