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読書のすすめ

独り言です。独り言ですが、誰かに必要となるであろう独り言なので、この場に書き下ろします。

やはり、ひとは本を読むべきだと思うのです。
何かを解決してくれるとは限らない、むしろ、恐らく解決はされないでしょうが、貴方の中の何かを動かしてはくれるはずです。

わたしが本を読み始めたのは25歳です。学生の頃は国語をもっとも苦手とし、それまでは活字を避けるばかりです。
だから、活字に慣れてなくて不安な貴方でも、きっと読めます。大丈夫です。
いえ、もっとも、今現在まともに読めているなんて自負はなく、つまりは読めていないようなものです。それに、忙しくて本なんて手にとっていられないかもしれません。わたしは体たらくと引き換えに時間はあるから、どうにかなっているだけかもしれない。無責任なことを言っていますね。

しかし、文学でもエッセイでも、飛んで哲学書でも良いのですが、本はきっと、貴方の苦しみと会話してくれる何かにはなってくれるでしょう。解決されないしんどさも、ちゃんと寄り添ってくれたり、触れてくれる存在がいれば、だいぶ心持ちが変わります。

勿論、誰か打ち明ける人がいて、苦しみや悲しみ、様々なネガティブを和らげてくれたり、飛ばしてくれたりすればいいのですが。しかし、気持ちというものは完全には伝わらないです。どれだけ言葉を尽くしても、正確には出てこないし、出てきた言葉に込めた意味も相手に届く時には少し歪んでしまいます。
でも、せめて、自分の苦しみと会話できる自分がいれば。本っていうのは、そういうことだったりします。

でも、あまり無理して読むものでもないです。疲れますしね。わたしは読書家なんてたいそうなものではないので、読む気になれない本があったら読みやめてしまいます。褒められない逃げ癖ですが、逃げる気力があるうちに逃げないといけないこともある。いつか、向き合えたらいいでしょう。

苦しみに向き合うのはとてもしんどいけれど、疎かにすると抱えきれないものになってしまうかもしれない。
だから、もし貴方の苦しみが溢れそうなら、そして、打ち明けられそうにないなら、本はきっと、苦しみと会話し、寄り添い、触れて、貴方に優しくしてくれるかもしれない。

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