【ネットワーク基礎③】IPアドレスの構成/クラス

IPアドレスの構成


IPv4において、IPアドレスは 32ビットの正整数値 で表されます。 
左から8ビットずつ区切り、それぞれ10進数にしたものをピリオドでつないで表します。

# 32ビット整数数値
11000000101010000010000000001011
↓
# ドットで8ビットずつに分ける
11000000.10101000.00100000.00001011
↓
# 10進数表記にする
192.168.32.1

またIPアドレスはネットワーク部ホスト部に分けられます。
IPアドレスは、対象となる ホスト がどの ネットワーク に所属しているのかという情報を表現しているため、このように構成されています。

画像1

IPアドレスのアドレスクラス

IPアドレスにはアドレスクラスという概念があります。
※クラスフル方式において
A~Eまであり、IPアドレスの先頭1~4ビットまでのビット列の組み合わせによって、どのクラスに属するかを判別します。
5つのクラスのうち、ユーザに割り当てられるのはA~Cの3つだけです。

IPアドレスクラス

例えば、クラスAでは使用できるネットワークは全部で126個しかありませんが、それぞれのネットワークに約1600万台のホストを接続することができるので1つのネットワークにたくさんのコンピュータを接続する必要のある、大きな組織やISP(インターネットサービスプロバイダ)の利用には適しています。

ただ上記の割り当て方式では「IPアドレスが効率的に使われない」という問題が生じてしまいます。無駄が多くなってしまうのですね。
そのため現在は異なる割り当て方式(クラスレス方式)が使われています。
クラスレス方式については次回以降で勉強していきます!

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