ネットワーク④クラスレス方式/CIDRについて

前回(https://note.com/kotoharu8/n/nde6bed6dd515)ではIPアドレスの構成/クラスについてやりましたが、今回はIPアドレスの割り当ての方式の一つであるクラスレス方式についてやっていきましょう。

クラスレス方式とは

前回説明したクラスフル方式では、例えば、255台のホストPCにアドレスを振る場合、Bクラスのアドレスが必要になり、65279のアドレスが無駄になってしまいます。

IPアドレスクラス②

そこで、別の考え方が採用されました。
クラスという概念を取り外し、全ての IP アドレスでネットワーク部を自由に決められるようにするという考え方で、これをクラスレス方式と言います。

CIDRとは

CIDRは、「Classless Inter-Domain Routing」の略です。サイダーとも呼ばれています。CIDRとは、クラスレス方式でルーティングを行えるようにする仕組みです。

CIDR を用いた場合は、サブネットマスクを用いてネットワーク部のビット長を指定します。そのためどこまでがネットワーク部でどこからがホスト部なのかは自由に決めることができ、ネットワークの需要に応じた、より適切な数のIPアドレスを割り当てることができます。

サブネットマスク・・・IPアドレスのうちネットワークアドレスとホストアドレスを識別するための数値

画像2

CIDR表記について

CIDRでは、ネットワーク部とホスト部の境目を明示するためにCIDR表記と呼ばれる表記法を使用します。

CIDR表記は、IPアドレスの後ろに/(スラッシュ)、そしてネットワーク部のビット数を表記します。例えば、上記のIPアドレスとサブネットマスクの場合、サブネットマスクのビット数が24なので192.168.1.20/24となります。

このCIDR表記を用いることによって、簡単な記述で、IPアドレスブロックの大きさが直感的に理解できます。

以上、クラスレス方式/CIDRについてでした!

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