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勉強になった記事(よそ様が書かれたもの)

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よそ様が書かれた勉強になった記事
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#教育

「大数の法則」をわかりやすく(その1)

機械学習やデータサイエンスの応用でも時々顔を出す数学。これをなるべく正確に、でも分かりやすく説明するのがこの記事の目的です。 今回は統計を使うときには避けられない大定理、大数の法則を分かりやすく説明してみたいと思います。 というのも、この大数の法則、なんとなく分かった気にはなれますが、ちゃんと理解しようとして数学の本を開いてみるとなんだか3つくらいあるんですよね。 大数の弱法則とか大数の強法則とか、はたまた確率収束だとかほとんど確実に収束だとか―― 雰囲気をつかむこと

宇宙について

 宇宙が膨張していることは、夜空の星を観測することでわかります。遠い星ほど、その距離に比例して、地球から遠ざかるスピードが大きいのです。その比例定数は「ハッブル定数」と呼ばれます。「星の遠ざかるスピード(速さ)」=「ハッブル定数」×「星までの距離」です。  「遠ざかるスピード」は、光のドップラー効果で正確に測定できます。救急車が遠ざかるときに音の波長が伸びるため、振動数が小さくなり、低い音に聞こえるように、遠ざかる星の光も波長が伸びて、振動数が小さくなるのがドップラー効果です

宿題は必要か?

ゆとり教育の反動なのか、小学生には毎日たくさんの宿題が課されているようです。親御さんからの質問されることもあります。 「何でそんな簡単なことも分からないの!と思わずイライラして、叱ってしまうんです。」 「叱るとすねてますますダラダラするんです。」 「塾に入れたほうがいいのかと思う。先生の子供の頃はどうでしたか?」 などなどたくさんの質問を受けます。親からしたら子供の教育はすごく大事ですよね。 個人的な考えは、サンプル数「1」ですから、私の考えを書いても仕方ありません

数学嫌いの自分が数学狂いになった理由

子供に勉強してほしい親、たくさんいる。 勉強を楽しんでもらう工夫をしていたり、勉強する意味を教えようとしていたり。親が色々頑張ってみても、子供はなかなか勉強に精を出さないものだ。 それもそのはず、こんな親御さん達には毎回、ある共通点がある。 それは、 親御さんご本人が、勉強を楽しいとは思っていないことだ。 子供も親もつまらないと思ってやってたら、勉強なんてはかどるはずがないと、自分は思う。 先日この動画を見て、改めて数学の美しさに感化された。 暇がある人には、ぜひ一度

【メンタルヘルス】10代の自殺について(脳科学的に)本気で考えてみた

若者がどんどん自殺する国、日本  日本は自殺大国です。2017年は2万1140人で、一日にだいたい60人が自殺している計算になります。これでも減少は続けているようですが、10万人当たりの自殺者数、いわゆる自殺率は16.7で、アメリカの13.4、ドイツの12.6などと比べまだまだ高いです。  懸念せざるをえないなのは、日本の10代の自殺者数はむしろ増えている、という事実です。2017年は516人の10代の方が、自殺によってこの世を去っています。特にいじめを苦に自殺、というケー