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真夜中の、異次元からの愛の猫パンチ!

ネコにまつわる不思議な話は多いけれど、
このところ少し寂しく懐かしいネコの写真を眺め暮らしていたら
真夜中に猫パンチが飛んできた!
異次元から届いた愛の猫パンチ💛
『母ちゃん。元気だせよ~!パ~ンチ!』
いきなり目の前に
異次元からドカーンと飛び出てくるところが
あの子らしい。
真夜中の一瞬の夢うつつの出来事。
『確かに、君の愛の猫パンチ。受け取ったよ!
ありがとう。元母ちゃんより。』



元愛猫のサスケのプロフィール

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『あんたんちは、子供一人に猫一匹やろ。
 我が家には、そしてもうじき生まれる子猫に三人の子供、
 そして二匹の猫と犬がいて、もう限界!』

 ある日突然友人から電話がかってきた。
 その電話の数時間後、サスケは、
 友人の旦那さんの肩にチョコンと乗ってやってきた。

 まだインドネシアのバリ島に住んでいた時のことで
 バリ猫の血を引いて、よく食べる元気で愛嬌のある雄ネコだった。

 とにかく人懐こい猫だった。
『サスケ!サスケおいで!』と呼ぶとやってくるという
 猫らしくない猫。
 どちらかというと、人間の男の子に近い。

 何度言い聞かせても、テーブルの上に載ってはダメなことは
 納得しない。
 何かを食べていると、必ず『僕にも頂戴!』とばかりに
 やってくる。
 猫というよりは、『愛犬』に近いタイプの猫だった。

 その当時の通りには、幅を利かせている元野良猫上がりの
 チンピラ噛みつき猫もいた。
 自分の小ささをまだ知らない、サスケは勇猛果敢に
 挑んでは、あっさり負けてお尻をかまれたり、
 足をかまれたりして、しょんぼり帰ってくる。
 決してヒーロのように強くはないけど、
 憎めないカワイイ雄ネコでもあった。

特技: 食べること。特に人が食べているものは試してみたい。
性格: 可愛がられるとついつい寄ってくる犬タイプ
    拒絶されても、くじけずに「大好き」を表現できる。
人間の言葉:言いつけは守れないが、
      愛されていることはよくわかっている。

このサスケ、引っ越しの時にごく親しい友人にもらわれ
冒頭の写真のような表情をするほどに可愛がられていた。
ところがあることがあって、去年のこと、
サスケは家を出てそののち、帰ってこないという。
ちょうど、去年世界が一斉にパンデミック騒ぎに踊らされ
ロックダウンに直面したころのことだ。

バリ島で野良生活をするのは、過酷だ。
犬は、狂犬病を恐れて一斉に野良犬狩りも行われる。
犬に比べると猫は、見えないものを恐れるバリ人は
直接手を下さないものの、野良猫を快く思わない人が
毒の入ったエサをまくことも多々ある。
飼っていた猫が毒入りの餌を食べて、
病院に駆け込んだ知り合いの話も事欠かない。

きっと、サスケのことだから、食べてはいけないものを
食べてしまって、今頃はもうこの世界には居ないのだろうと思っている。



携帯の画面を通じて 異次元の扉が開いた!!?

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ほんの一昨日のことである。
携帯の待ち受け画面に、懐かしいサスケの写真を入れてみた。
今の家では、ネコは飼えない契約だ。

先月8月の18日日から、
私の住むNZのオークランドで続いているロックダウン。
何かと気持ちが沈みがちな気持ちを、少しでもほぐす写真はないかと
探して猫ベストショットを入れてみたわけだ。

これまでは、長らく
息子の小さい時の写真を張っていた。
ところが、目の前でムクムクとオッサン臭く成長中の息子。
携帯の中とはいえ『ニッコリ笑ってかわいい天使♪』の役は
少々無理が出てきていたわけだ。


ああ~♪♪
こんな時に、ネコが居ればな。
撫でて、親ばかみたく、『もふもふ』とした感情に浸りたい。
『もふもふ~』『にゃにゃにゃ~ん』

時折、庭の片隅をよぎる
近所の飼い猫を見つけては不審な人間よろしく話しかけてみた。
『ねえ。こっちに来て遊んでかない??』
『怖くないよ~。』
(これじゃ、街で若い子をナンパしている変なオッサンやないかい!)

NZのネコは、『知らない人に反応してはいけないという』
ネコの安全教育が行き届いているのか
ガン無視。
『おばさん、だれよ??』という
ネコの一瞥を残して去っていく。

そんなことがあっての、携帯の待ち受けチェンジ。
変だろうが、何だろうが、ご縁のあった、かつての猫に『かわいいね~』
とつぶやいて何が悪い!とばかりに
かわいいな~と思いっきり浸っていた。

効果てきめん。
一瞬で気持ちは、ネコのまっすぐな瞳を思い出して
幸せ気分がじんわり~とわいてくる。

作戦成功!気分は上々、ご機嫌よろしく!
変なオバサンながら、
携帯の猫を猫かわいがりするという日が二日ほど続いた。



真夜中に食らった愛の猫パンチ🐈

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そして、昨夜の深夜のこと。
寝ているのだけど、夢の彼方からなぜか意識が
ふと目覚める方向に傾いた気配がした。

その次の瞬間だった。
意識の中で目の前の眉間と鼻先三寸のところに
急に猫が『ブォーンとジャンプ!』という具合に飛び出してきた。
肉体的な感覚を伴って、
自分の鼻っ柱にミニチュアの猫が飛び出してきた感覚があり
思わず声を上げた。
ちょうど、日ごろ携帯を見るときの距離と同じあたりだ。
正確に言えば、
寝ていた意識から現実のような感覚で目覚め、
携帯の距離にある異空間から
『ブォーン!』と
何かリアルな感覚を伴ったものが飛び出してきて

『自分の鼻っ面に飛び蹴り猫パンチを食らった』
という感じだろうか。

怖いとか、金縛りとかそういうたぐいの感覚は一切なし。

『???あんた、誰??』
『僕だよ!』
寝ぼけた意識の中で、
聞いた私も私だが答えるほうも答えるほう。
どうやら、サスケらしい。

急に合点がいって、
『そうか!携帯越しにあんまりカワ(・∀・)イイ!!って
エネルギーが送られたので、でてきちゃったのね。』
そのあとは、ほのかに枕元に猫が喉を鳴らすような
感覚を子守歌のように聞きながら、再び私は寝入った。

今回も時空を超えて『やあ!母ちゃん。元気?』と
愛の猫パンチをしに真夜中の夢と現の堺を狙って
やってきたとしか思えないのだ。

なかなかやるな!
生きている時は、食いっけ真っ盛りの元気な男の子だったのに
乙なことをやってくれるじゃないかい。




実は、このサスケ。
以前、満月の晩におなじ毛色のジンジャーネコの体を
借りてNZの我が家に遊びにやってきた。
ある時に、玄関でニャーと鳴く声がするので出てみた。
すると写真の猫が澄ました顔で座っていた。
ドアを開けると、この猫は迷うことなく
我が家にズンズン入ってきて
家の中を隅から隅まで匂いを嗅いで歩き回り
フロアでくつろぎ、エサを食べた。
撫でられるのを逃げるでもなく、
当たり前のような顔をしてベットで寝始めた。
真夜中になり、飼い主が探しているだろうからと
外に出そうとしても窓を伝って
中に入れてくれと鳴く不思議な猫だった。
この時は、あまりのそっくり具合に、息子と二人
『サスケが会いに来たね。』と言い合った。

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(☝我が家に突然やってきた『幻のサスケ』の記念に取ったもの。)



不思議現象も『エンタングルメント』で解ける時代がくる!?


まだうまくは説明できないのだけれど、
この妄想のような、不思議現象のような体験。
実は、最先端の量子物理学でいうところの
『エンタングルメント』=”量子もつれ”という
現象に何か謎を解くカギがありそうだと感じている。

真夜中の愛の猫パンチを食らう前の夜。
私は、次のyoutubeで『量子もつれ』という不思議な現象が
実用化するための研究をされる時代に生きているんだと
言い知れぬ興奮を覚えていた。


何しろ、この”量子もつれ”という現象、
『この世界が確かに存在している』という
根幹の前提が崩れる可能性にもつながっていて、

かのアインシュタインも『神様はサイコロは振らない』として
量子力学の不確実性に異を唱えたほど。
その理論が、現在では、実験で確かに実証されて
どのように役立てるか?という研究段階に来ているのだという。

量子もつれとは、2つの粒子が強い相互関係にある状態であり、粒子のスピン、運動量などの状態をまるで「コインの裏表」のように共有する運命共同体のような状態を指す。(中略)
このような量子もつれにある2粒子間の状態は、どれほどの距離──たとえ銀河の端から端という途方もない隔たりがあろうが、維持されるのだという。この同期の速度が光の速度を超えるという、まるで空間など存在していないかのような非局所性から、偉大な物理学者アルバート・アインシュタインが、かつて「不気味な遠隔作用」と呼んだほどだ。
引用元:https://wired.jp/2019/07/16/quantum-entanglement-photo/(WIRED CONFERENCE 2021 FUTURE HPより)

科学者たちは、
この”量子もつれ”研究することで、量子コンピューターや新しい物質を作り出すことを夢見ているわけだが、その途中で構築される理論がこれまでの科学の常識からすると『ぶっ飛んでいる』のだ。

例えば12:06~の大栗博司 (東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構機構長)
の時空に対する説明はぶっ飛びの面白さだ。
『僕らの住んでいる三次元空間のいろんな場所で起きる現象は
 全部それを包み込むような表面に書き込まれている。』
『僕らが生きている三次元のこの一点の情報は、
 面にひろがった量子もつれの情報から書かれている』

人間の肉体は、分子→原子→量子とみていくと一番微細なレベル
では量子に作用されている。
私たちが『確かに存在している』と思って実在として
信じているものは
常に不確実性の上に成り立っているというわけだ。

この世界と見えない世界の境目はどうなっているのか?
何が起きると、その境目がうすくなるのか?
次元ってそもそもなんなの?

こんな疑問が次々に湧き出て興奮しながら寝たら、
ネコ恋しさが異次元の扉を瞬時にひらいたか!?

そもそも、私たちの遥か理解の及ばない世界では
当たり前のことが起きただけなのか?
謎は深まるばかりだが、夢と現の境目に現れた
愛猫の猫パンチを確かに受け取り余韻に浸っている。

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