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【ドラマ木22時】大奥 第四話 家治の過去とそれぞれの想い

家治の側室となった知保。早速お渡りがあったが、倫子同様何もないまま、朝を迎える。しかしながら、知保が側室となったことで倫子の中の感情が動き始める。
「負けたくないと思ってしまったーー」
倫子の中に芽生えた嫉妬心は、家治への思いに気づかせる。
そんな中、松平定信と再会した倫子は、定信が幼いときの友人まさまるであることを知る。昔を思い出し町を散策する2人だったが、定信には倫子を想う特別な思いがある。
大奥での倫子の生活を案じた定信は、家治を訪ね牽制する。そのことで家治の中にも嫉妬心が芽生え、倫子との距離も近づくと思われたが…。

今回、最も衝撃だったのは家治の過去であった。まるで人の心をもたないかのような、卑劣な田沼の行いに、さらに憎しみが募る。ひどく傷つけられた家治の心を倫子が優しく温かく癒す日がくることを切に願う中、そこにもやはり横槍が入る。今後、家治や倫子、定信、知保が田沼とどう闘っていくのかしっかりと見届けたい。

家治の壮絶な過去が明かされる中、注目したいのが奥女中たちの発言である。権力を争い、互いに陥れ合う女性たちだが、彼女たちは揃って家治のことだけは悪く言わない。たとえ、それが家治の耳に入らなくても、蔑む発言は見受けられない。倫子や知保を筆頭に、奥女中たちは確かに家治のことを慕っている。家治を傷つけ続ける田沼に、制裁が加わる日がくるのか。上様のことを想う人たちの中、家治が心から安らげる日が来ることを願いたい。

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