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【ドラマ木曜22時】大奥 第五話

家治が知保と過ごしたことに心穏やかでない倫子は、意気消沈したまま過ごしている。そんな中、オランダ商館長を城に招くこととなる。そのもてなしとして琴を披露する人を選ぶ際、落ち込んだままの倫子は立候補をする気すら起きない。その隙に知保に決まってしまう。家治の役に立つため、必死に努力する知保だったが、大奥の妬み的となり、邪魔をされてしまう。それに気がついた倫子は助けの手を差し伸べて…。


どんなに嫌がらせを受けても、嫉妬を募らせても、決して黒く染まらない倫子の優しさが知保を救った今回。「礼を申すつもりはない」とはっきり宣言する知保とそれを笑顔で受け取る倫子。二人の間には、家治の妻という立場同士でしか分かり合えない絆が生まれたようにも見えた。大奥に属する以上、懐妊や出産などさまざまな折りつけ、嫉妬や憎悪の闇から逃れることはできない。それでも二人が目には見えない絆で結ばれ、互いの心を理解するのは互いだけという唯一無二の存在になれることを願いたい。

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