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【ドラマ木曜22時】大奥 第六話 不穏な影と登場人物の変化

家治の子を身籠った知保には以前にも増して嫌がらせが続く。そんな知保を倫子は懸命に守るが、知保からも周りからも屈辱的な仕打ちを受けてしまう。その上に、生まれてきた子が若君だったことにより、倫子の心はさらに乱れる。そんな中でも倫子に仕えるお品は貞之助との密会を続けており、それを目撃されてしまう。さらに松平定信も何かを心に決めた様子。不安を募らせる倫子のそばで、さらなる悲劇の影が動き始める。


知保の懐妊により倫子の心は乱れ、家治との間にも分かり合えない部分が生じ始める。しかしながら、正しさを保ち、嫌がらせや妬みを嫌い、知保の危険を察知し力になろうとする倫子の姿には、御台所らしい強さが感じられる。そんな倫子だからこそ、嫉妬に震え、誰かの心を呪う姿が悲しい。さらにお品の恋も倫子の心を傷つける結末を迎えるのではないか、と気が気でない。


松平定信やお品など、周りを取り囲む人の動きには今後の悲劇を予想させるような描写がある。今回の話の中で、登場人物たちの奥底には変化があった。子を産んだ知保、御台所として強く生きる倫子、さらに一人の子の父親となった家治。それぞれが、さらに強くなり、それぞれの大切なものを守り抜く姿に今後期待したい。

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