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暖簾をくぐれば、“なにか”ある。あえて定義しない人たちが、場づくりについて語ること【鞆の浦ありそろう ものがたり】

その暖簾をくぐると、「なにか」と出会えるらしい。

広島県福山市鞆町、通称「鞆の浦」。ふるくから人や物が行き交う寄港地として栄えたまちを歩くと、江戸時代からのこる常夜燈や街並みに、どこかタイムスリップしたような気持ちになります。

丘から見下ろす鞆の浦。映画『崖の上のポニョ』の舞台のモデル地にもなったことで有名です。
1859年に船の出入りを誘導するための灯台として建てられた常夜灯は、鞆の浦のシンボル。
江戸時代の町家が今も大切に保存されています。

そんなまちで、ふいに目に飛び込んでくる暖簾が、いちまい。

まちの歴史をすいこんだような木造の建物にかかる、瀬戸内ブルーに染め抜かれた暖簾。そこに描かれた、わたがしのような、けむりのような、ふしぎなロゴ。軒下で手招きするようにゆれる、「コーヒーと おかしと なにか」という言葉…。

ここは「鞆の浦ありそ楼(通称:ありそろう)」。2023年2月にオープンした古民家カフェです。

「はいはい、よくあるおしゃれカフェね」と思うなかれ。その暖簾のさきには、「なにか」が待っているとのウワサです。

いったい、「なにか」って、なんだろう? 
不思議なロゴをつくったりょうくんとかほちん夫婦、デザイナーであるまひろくんの3人に、山中散歩が聞きました。

◯登場人物&場所:
りょうくん:長田涼。コト暮らし 共同代表。コミュニティを生業とするひと。2022年2月に高円寺から鞆の浦に移住をし、2023年2月にありそろうをオープン。瀬戸内海を写真に撮るのが好き。今回使っている写真は私です。

かほちん:週4会社員と、コト暮らし共同代表と育児をかけもちして、慌ただしい日々を送る。夫と息子と、地域での暮らしを模索しながらも満喫中。産後太りに悩み中。

まひろくん:神岡真拓。株式会社オンフ 代表/デザイナー。デザインパートナー「ここち」主宰。愛着のもてるデザインを心がける。2022年11月より高円寺から長野県諏訪に移住。コト暮らしとはコモンデザイナーとして主に編集・デザインの観点で連携。銭湯が好き。

散歩:山中散歩。生き方編集者。この記事の書き手。りょうくん&かほちんの友人。ふたりが東京・高円寺に住んでいたときに相談をもらい、夫婦で今後取り組むことを考えるワークショップをやって、家族写真を撮った仲。さいきん『あいの里』にハマり中。

あかしさん:あかしゆかさん。フリーランスの編集者・ライターとして活動中。2020年から東京と岡山の2拠点生活をはじめ、2021年4月、瀬戸内海にて本屋「aru」をオープン。

リビセン:リビルディングセンタージャパン。長野県諏訪市にある、カフェと古材と古道具のお店。素敵な古材や古道具はもちろん、全国からセンスの良い人たちが集まる、気持ちのよい場所。

小杉湯:東京都高円寺にある銭湯。昭和8年創業。銭湯好きの間では「交互浴の聖地」と呼ばれており、銭湯のある暮らしを体感できる「小杉湯となり」があることなどから、コミュニティも生まれている。りょうくん、かほちん、まひろくんもこのコミュニティで出会った。


ありそろうは、ふたりでつくる場所じゃない

散歩:ロゴ、すごく素敵でした。

かほちん:ありがとう!

散歩:ロゴに込めた思いをまとめたnoteも読んだけど、「何かありそうな予感」っていうのがいいよね。「これがあるよ!」って言いきらない感じが、人間味がある(笑)。

りょうくん:あ〜、うれしいな。そう言ってもらえて。

散歩:で、今日はりょうくんとかほちんから、「ロゴを一緒につくったまひろくんとの対談記事をつくりたい」って相談をもらって、こうして話してるわけだけど。なんで対談記事をつくろうと思ったんだろう?

りょうくん:えっと、そうですね。noteでは発信したんですけど、あれだけだと伝えきれないことがある気がしてるんです。

かほちん:うん。わたしたちが大事にしたいことって、ロゴに込めたメッセージだけじゃなくて、まひろくんとロゴをつくったプロセスにこそあるんだよね。

散歩:プロセスが大事?

かほちん:そうそう。そう思うようになったのも、やまっつ(筆者註:山中散歩を、かほちんはこう呼ぶ)と3人で、高円寺の「小杉湯となり」でやったワークショップがきっかけなのね。

散歩:あぁ、あのときの! りょうくんとかほちんから、「これから夫婦でやっていくことを決めたいから、壁打ちしてほしい」って、僕が相談をもらったんだよね。たしか2021年の…

りょうくん:9月かな。まだ鞆の浦に移住を決める前ですね。

散歩:そうだそうだ。ポストイットに、りょうくんとかほちん、それぞれがやりたいことを書き出して、すり合わせたよね。

かほちん:うん。あれがきっかけで、「わたしたち夫婦2人だけじゃなく、誰かが交わることでかたちになってくんだな」って思うようになったんだよね。

散歩:そうかぁ。

かほちん:それもあって、「ありそろうはわたしたち2人だけでつくる場じゃないよ」って、ちゃんと伝えたいっていう気持ちがある、すごく。


小杉湯がきっかけで出会い、リビセンで意気投合した

散歩:ありそろうのロゴって、ふたりとまひろくんとでつくっていったと思うんだけど、3人の出会いはいつだったんだろう?

まひろくん:最初は、僕とりょうさんが出会ったんです。高円寺ですよね。場所でいうと。

りょうくん:うん。お互い「小杉湯となり」の会員だったから、存在は認識してたんですけど、ちゃんとは話してなかったんですよね。

まひろくん:僕はもともとSNSでりょうさんのことを知ってて、ずっと気になってたんです。ま、片思いですね(笑)。

りょうくん:(笑)

まひろくん:いつか話したいなぁって気持ちはあって、「どうやら移住するらしいぞ」って噂を聞いたから、勇気を出して「ちょっとお話しませんか」って誘ったのが、最初ですね。

りょうくん:それで、高円寺でランチしたんだよね。そのときに、「まひろくんとは移住した後も、 何か一緒にできたらいいな」って、勝手に思ってました(笑)。

散歩:あ、そこで両思いになったんだ(笑)。

りょうくん:はい(笑)。それで、2023年の年始に、長野の諏訪にあるリビセンで、かほちんも含めて会ったんですよ。

まひろくん:あ、そうだそうだ。元日にね。僕が諏訪に移住してたので、ふたりが遊びに来てくれて。

りょうくん:そこで改めて、お互いの価値観を話したんです。なんで移住したのかとか、移住して何を感じてるのかとか。で、 その話してる感じが、すごい心地よくて。

散歩:気が合ったんだ。

かほちん:これからやっていきたいことの妄想を、お互いに話したんだよね。

まひろくん:「リビセンみたいなことやりたい!」とか、「図書館とか、すみ開きしたい!」とか。

かほちん:そうそう。で、まひろくんが話してることが、わたしたちにとっても「あー、そうそうそう!それやりたい!」って感じだったの。この人はおなじ方向を向いてしゃべれる人だなぁって感じたのを覚えてる。


答えのない会話ができる関係性が心地よかった

まひろくん:なんか、たぶん3人とも、答えのない話ができるタイプなんだと思うんです。それがすごく相性が良かった。すごく話しやすいなぁっていう印象があって。

りょうくん:うん、そうだね。おなじようなことを感じてました。

まひろくん:僕は人と話すとき、わりと中間地点にふわっと言葉を置いちゃう癖があるんです。

散歩:中間地点に、っていうのは?

まひろくん:なんていうか、相手に「こう思う!」って、白か黒かはっきり伝えるっていうよりは、「こういう見方もあるよね」って、白でも黒でもない中間地点に言葉を置いておいて、それに反応してもらうのを待つ…みたいな。伝わりますかね?

散歩:あー。「で、結論なんなの?」みたいに、早く結論を求めるような会話じゃないのかな。

まひろくん:そうそう。「何が言いたいの?」じゃなくて。はやく結論を求めるシーンもあるとは思うし、そういう人もいると思うんですけど。なんか、僕はそうじゃないしゃべり方ができる人と話してると、すごく心地いいんです。

で、同じような感覚を持っている人なんだな、って思ったっていうのはあります。2人とも。

りょうくん:僕はたぶんそっち系。

まひろくん:りょうさんの方がよりそっちの人だなって感じますけど、 かほさんも近い気がする。答えのない会話ができますよね。

かほちん:あ〜、それはそうかも。

まひろくん:デザインをつくるプロセスでも、コミュニケーションの感覚が合ってるかどうかって、すごく大事なんです。話しながら、「こういう方向性もあるのかもね」みたいなアイデアを、一緒にこう、揉んでいく感じ。

そういう、答えのないディスカッションがすごく心地よくできる印象は、その時ふたりから感じてましたね。


向かい合わず、となり合ってつくったデザイン

りょうくん:まひろくんは人との関係性をすごく大事にしてるなって、僕は思っていて。そこにすごく共感してたんです。 

だから、リビセンで話してる時に、「正直、今は予算があるわけじゃないけど、いつかロゴをつくるときはまひろくんにお願いしたい」って話をしたんですよ。

散歩:それが今回、ロゴづくりで実現したんだ。

りょうくん:はい。でも今回、ロゴをつくって終わりじゃなくて、まひろくんには今後もありそろうに伴走してもらうっていう関係なんです。

散歩:伴走っていうのは、どういうこと?

りょうくん:たとえばショップカードとか、お店をやるうえで必要になるデザインって出てくるじゃないですか。そういうものを、必要なときにつくってもらったり、時にはアイデアの壁打ちをしてもらったり。それで、毎月定額でいくらお支払いする、っていう関係なんです。

散歩:へぇ〜! おもしろい。

りょうくん:それはまひろくんから、「デザインひとつでいくら、っていうかたちじゃなくて、一緒に走りませんか?」みたいな提案をしてくれたからなんですよね。

散歩:ほう。まひろくんは、どうしてそんな提案を?

まひろくん:僕、デザインの相談をもらったときに、「向かい合わずに、となり合いたいです」みたいな話をすることがあるんです。

散歩:向かい合わずにとなり合う?

まひろくん:よく、「デザインは課題解決です」みたいな話があるじゃないですか。でも、課題に向き合って正解を出すようなものじゃないデザインがあってもいいよな、って感覚が、僕の中にあって。

今回で言うと、りょうさんとかほさんと僕っていう3人でつくれるものをつくりたかったんですよ。

散歩:ああ〜。課題を解決することより、となり合って一緒につくることの方が大事、っていうことですか?

まひろくん:はい。

りょうくん:僕はそのスタンス、すごいなと思っていて。もちろん、まひろくんはいいものをつくってくれるし、デザイナーとしてすごく信頼してるんですけど。ロゴを一緒につくっていった、その体験自体がめっちゃ楽しかったんですよね。

まひろくん:最初は「ツケ払いでいいです」って言いましたもんね(笑)。

かほちん:そうだった(笑)。

まひろくん: そういう話をすると、「いやいや、あの、ちゃんと払うんで」ってなるんですけど(笑)。僕は仕事柄、デザインをしてるけど、まあ正直、趣味みたいな部分もあるんです。「楽しいことをしたい」っていう意味で。

散歩:仕事だけど趣味なんだ(笑)。

まひろくん:はい。なのに、その楽しいことが、「今は予算がないから」みたいな理由でできなくなっちゃうのはもったいないから。

散歩:なるほどなぁ。お金がハードルになって、楽しいことがなくなっちゃうわけですもんね。


仕事は、仲良くなるための言い訳

散歩:りょうくんもかほちんもまひろくんも、関係性をすごく大事にしてるじゃないですか。

りょうくん:はい、それはすごく。

散歩:なんか、「関係性が大事」って言う言葉にも、いくつか意味合いがある気がするんですよ。「いい成果を出すためには関係性が大事」っていう人もいるでしょ?

まひろくん:はい、はい。

散歩:たしかにそれも正しいと思うんだど、ありそろうで生まれていることって、そういう「手段としての関係性」じゃなくて。むしろ、「いい関係性をつくること」が目的なのかな?って感じるんですよね。

かほちん:あぁ、それは大いにあると思う。こうやってやまっつとしゃべりたいがために、記事の執筆をお願いするとか。

散歩:なるほど。嬉しいね(笑)。

かほちん:関係をつくることが目的なんだろうね。ほんとはね。

まひろくん:「会いたい人に会うための、仕事は"言い訳"なんだよね」って、前に友人のあかしゆかさんがnoteで書いてました

散歩:あぁ、それ、すごくわかるな。あの人と仲良くなりたいから取材をお願いするとか、ありますもん、僕も。

まひろくん:ははは!ありますよね、そういうこと。

散歩:うん。「仲良くなりたいんです」って、恥ずかしくて言えないから、仕事を言い訳にしてる(笑)。

りょうくん:うんうんうん。

まひろくん:まぁ、たぶんそれだけじゃないんですけどね。鶏が先か卵が先か、じゃないですけど、いい関係がいい成果につながって、いい成果がいい関係をつくる。その循環が生まれるといいなって思います。

散歩:うん、うん。ほんとにそうですね。その意味でありそろうのロゴは、いい関係といいデザイン、どちらも生まれてる気がする。まさに循環が生まれてたんでしょうね。


ありそろうは、「関係をつくるための言い訳」、かも?

かほちん:なんか、そういう関係性って目に見えないじゃない? だから、それを可視化するものとして、ありそろうを言い訳として使ってるのかもしれないなって、今聞いてて思った。

散歩:ありそろうも言い訳なんだ?

りょうくん:うん。ありそろうって、一応お店である以上、「商売」なんですけど、ぶっちゃけ、そんな儲けられるとは思ってないんですね。

じゃあ、なぜありそろうをやるんだろう? って考えた時に、今話してるような、 人とのつながり、関係性を育むきっかけをつくるためにやってんだろうな、っていう。

かほちん:うん、うん。

りょうくん:で、儲けるためじゃない、「関係性ファーストの店づくり」がどこにたどり着くんだろう?っていうのが、もしかしたら僕らの問いなのかな、って。僕も今話を聞いてて浮かんできましたね。

散歩:いいなぁ。関係性ファーストの店づくり。


あえて定義しないからこそ、生まれる出会いがある

散歩:じゃあその、ありそろうでつくりたい関係性ってどういうものなのかが気になるな。

りょうくん:そうですね……今考えてみたんですけど、浮かんでこないんですよね。それって、僕らが決めることじゃない気がするんですよ。

っていうのも、関係性って、つくるものじゃなく生まれるものだなって、僕は思ってるので。

散歩:ああ〜。そうか。

りょうくん:ここを何年も続けてきたときに、「あ、こういう関係性が生まれやすい場だったんだ」って気づくことはあっても、「ありそろうでつくる関係性はこうだ」って、僕らが定義づけるもんじゃないんだろうなって。

散歩:おもしろいなぁ。「定義しない」って、結構勇気がいることだと思うんだよね。「こういう提供価値があります!」って明確に打ち出した方が、わかりやすいし目立つじゃない?

りょうくん:うん。そうですね。

散歩:でも、そういうわかりやすさを手放して、あえて定義しないのってなんでなんだろう?

かほちん: なんかさ、わたしたち2人でありそろうを定義するんじゃなくて、ここに遊びに来てくれた人が、その人らしさの中で何かを見つけてほしいんだよね。

りょうくん:そうそう。僕らが「これが価値ですよ」って提案するものは、コーヒーとお菓子だけで。なにを価値と感じるかは、来てくれたあなたにゆだねるっていう、そういう偶発性がある場をつくりたいんです。 

散歩:なるほど! だから「コーヒーと おかしと “なにか”」なんだ。

りょうくん:まさにそう。ありそろうに来たら、癖のつよいおじさんと出会って、めっちゃ楽しくおしゃべりするとか、思いがけず同世代の友達と出会うとか。そういった予期せぬ“なにか”が 生まれてほしいんですよね。

かほちん:前に高円寺に住んでた人がありそろうに通ってくれてるんだけど、いつもはコーヒーを飲みに来るのが目的だったのが、小杉湯のミルク風呂の入浴剤を見つけて、喜んで買って帰ったんだよね。それも予期せぬ出会いじゃない?

散歩:人だけじゃなくモノとの出会いもあるんだね。

かほちん:うん。人かもしれないしモノかもしれないしコトかもしれないし。そういう、予期せぬ出会いが生まれた光景を見ると、あぁ、いいなぁって思う。同じ人でも、訪れるたびにちがう出会いがあるのも、わたしたちが提供したいことだなぁ。

散歩:そうかそうか。定義しちゃうと、予想できちゃうもんね。偶発的な出会いがなくなってしまう。

かほちん:うん。それだともったいないと思うんだよね。


ありそろうが、人生が豊かになるきっかけになってほしい

かほちん:前ね、起業の専門家の人にお店の相談をしたんだけど、「まずマーケティングです! 市場にどんな人がいて、ターゲットが誰なのかを定義しましょう!」って言われたの。

その打ち合わせが終わって、帰り道にながちゃんが「僕らが大事にしたいことはそういうことじゃない!」って、不満そうに言ってて(笑)。

りょうくん:ふふふ(笑)

散歩:大事なのはマーケティングじゃないんだ!と。

かほちん:もちろんそういうことも大事で、やってかなきゃいけない部分もあるんだけど。でも、マーケティングのためにやってる場所ではないっていうのは、明確にある。

誰にウケて、どれくらい儲かるから、この店をやる…とかではなくて、わたしたちがどういう暮らしをしたいのかの方が大事だから。

りょうくん:「コーヒーと、おかしと、なにか」って看板に書きましたけど、僕はコーヒーとお菓子でカフェとしてバズらせたい、みたいな欲って、ないんですよね。

散歩:うん。

りょうくん:僕らがやりたいのは、バズらせるとかでは本当になくて。

ちょっと表現が大きすぎるけど、この場所に来ると、人生がちょっとでも豊かになるとか、歩み出したい方向に歩み出せるとか…。そういうきっかけにありそろうがなったら、めちゃくちゃ嬉しいなぁと思ってるんですよ。

かほちん:うん。ありそろうはすべてが未完成で、常に手探りだからこそ、みんながなにかを見つけられる余白があるんだと思う。だから、気軽に足を運んでほしいな。

散歩:「なにがあるかわかんないけど、面白いことがありそうだからきました!」でいいんだよね、きっと。

かほちん:うんうん(笑)。そういう人としゃべってると、わたしたちも楽しいしね。


その暖簾をくぐれば

ありそろうで、日々くりひろげられるものがたり。
天地をひっくり返す激烈な恋や、偉人の成功譚は(たぶん)ないけれど、ユニークなひとたちがあつまり、やさしくたのしいドラマが日々生まれています。

登場人物は、関わる人、訪れる人みんな。ふしぎなロゴが描かれた暖簾をくぐれば、あなたが登場するものがたりが幕をあけます。

ようこそ、ありそろうへ。
次のエピソードは、あなたがこのものがたりの主役…かもしれません。


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