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「どいて」は方言やねん

 退いて・・・「のいて」或いは「どいて」


怒られた〜!!

アルバイト先の同僚が「「どいて」は無いでしょ?」と、突然怒ってきた

え?いつ?

そんなこと私言った??!!
と、記憶が無いから“突然怒られた”ようで気が動転した

でも至極真剣に怒ってくる同僚が嘘をついているわけでも勘違いしてるわけでもなく、確かに私が発したであろう「どいて」という言葉に怒っているのだと理解した

なんで「どいて」なんて言ってしまったんだろう・・・私のことだからきっと思いやりの無い言い方をしたんだろうと、心底反省
もう「ごめんなさい」意外に思いつかなくて、平謝りに誤った


私自身は「どいて」と言ったことすら覚えてない
使ったことを忘れてしまうくらい、「どいて」という言葉は普段から自然に使ってるのかも知れない

少し冷静になって気がついたけれど、私は「どいて」という言葉の他の言い方を知らないぞ?
私は何を改めれば良いのかわからなくなってしまった

これは帰ってから子供たちとも話したのだけれど、「退いて」を「のいて」と発音するか「どいて」と発音するか?の濁音のある無し違いではないか?濁音があることで乱暴に聞こえたのでは無いか?という考察を子供たちがしてくれた

確かに濁音があったから、「邪魔だどけ!」というようなニュアンスで受け取ったのかも知れない


当時の状況としては、同僚が他のお客様の対応で2人で使えるカウンターを占拠していたので、場所を空けて欲しいと思ったのを思い出された

なので「接客が入ったのでカウンターを半分空けて欲しいからどいて下さい」ということを伝えたのだと思う
だけれど同僚でなくお客様だったら?と考えてみると「どいて」は使わない
やっぱ、これは親しい人に使う言葉なんだと改めて認識した

少し丁寧に言うとしたら、「ごめん、ちょっとどいてくれへん?」とか、「ちょっとのいてもらってもかまへん?」かな

一体「どいて」はどんな言葉に変えれば良かったんだろう?


 信頼


翌日、茨城県で生まれ育った知り合いに話を聞いてもらうと、そもそも「退く(のく、どく)」という言葉は知らないと言われた
じゃあ、場所を空けて欲しくて移動してもらう時はどう言うのか考えてもらったら、「ごめんね、ここ半分使わせてもらえる?」って

なるほど〜!!!
優しい!!

え?

親しい人にも?

・・・ますます混乱

私に思いやりが欠けてたんだ・・・とも思ったけど、私が生まれ育った関西ではごく普通の会話として「どいて」や「のいて」の方がよく使われてたと思う

そこで「どいて」を検索してみると、「どいて」は関西地方の方言なんだそうな

少しホッとした
一瞬、両親を恨んだがな笑

しかしだ、「どいて」という親しい人限定の言葉と、お客様や知らない人に向けた言葉と2種類あるのは困る

これだから日本語ってやつは難しい(笑)

一瞬「どいてはもう使わんとこ」なんて思ったけど、逆逆!
親しみを込めてるんだから、こっちを使っていこうと思う

もちろん思いやりを持って

でも、過度に思いやるのは信頼が無いからなんだと思う

だから、「信頼していれば、どっちでもOK」
って言うことだよね

これからも、場所を空けてもらう時は「ちょっとごめん、どいてくれへん?」って言うよ

愛を持ってね


 「因果応報」即時発動の世界へ


同僚が怒った事件は実は続きがある

怒られて、謝った後も私はしばらく打ちひしがれた気持ちのまま接客をしていた
そしたら隣で年配の女性の方が、急に大声で怒鳴りだした

「私はあなたのお母さんなんかじゃ無いわよ!」

どうやら同僚がお客様を「お母さん」と呼んだみたいだ

同僚は後で、「親しみを込めて言ったんだけどなぁ」と私と同様に打ちひしがれていた

私も「「どいて」は邪魔だって言う意味じゃ無くて、悪気はなかったんだよ」と彼に言ったが、彼はもうそれどころじゃない感じだった



因果応報」とは、「やったことが自分に返ってくる」という、そこには学びがあるという意味の仏教用語

同僚が「言葉という「証拠」だけで不快になったことを私のせいにして怒った」ことがその直後、正に同じことを体験したのは、「やったことが返ってきた」ように見えた

もちろん彼もこの2つの出来事を結んで学ぶことができたと思う

でもこれは私の学びなんだ

ここでの学びは何か?を知っていのは私であり、同僚は私の鏡なのだから

私が言葉という証拠に基づいて相手を見てしまうことなく、本来の真心の相手を見れるようになれば、証拠に基づかない彼を目撃できるように変わる

世界はこうして変わっていくんだ

前回の、キャッシュバックのお得な1万円が救急入院で翌日飛んで行ったように、因果応報が即時発動する世界に変わったんだと確信をもったよ

こうしなきゃなあ
わかってるけど・・・
今年の課題なんだ

なんて、悠長に言ってる場合じゃ無い

今すぐ変われ!



そう言われているような出来事でした





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