行きにくいこの世界

今までの事を整理しがてらブログに綴っていこうと思います。

始まり

僕はわりと暖かい田舎の街に生まれました。
両親は、僕が幼稚園の時に離婚し、父とお爺ちゃん、お婆ちゃんと暮らす事になりました。
離婚の理由は父の度々繰り返す浮気です。
確かに顔はカッコよくて、優しいという記憶が残っています。

母は僕と離れて暮らすのが辛く酒を覚え、スナックで働き出します。
スナックで働き出したのは僕を引き取るためです。

幼少期の僕は内気で、一人で静かに遊ぶのが好きな子でした。
ただ怒ると手がつけられないくらい暴れていたみたいです。

それから僕はまた母と暮らすことになりました。
原因は父が僕に暴力を振るっていたという事ですが、
僕に記憶はなく、母から聞いたことなので本当なのかはわかりません。

新しい父

母と二人で暮らし始め、母は僕を凄く甘やかして育てました。
僕が欲しいというものは何でも買ってくれて、仕事が休みの日には全て僕に時間を使ってくれていました。
仕事の時も母の働くスナックに一緒に連れていってもらい、そこで周りの従業員の人に面倒を見てもらいながら待っていました。
毎日夜遅かったので、あまり幼稚園には行っていませんでした。
僕としては行きたくなかったので、正直ラッキーと思っていましたし、母も行きたくないなら行かなくていいよと言ってくれました。
僕は母が大好きで、よく幼稚園の帰りの車で「大きくなったらお母さんと結婚する」とよく言っていたのを覚えています。

幼稚園の年長になる頃に、母にこれから新しく一緒に暮らす 人がいると言われ、病院に連れて行かれ、新しく父になる人に会う事になりました。
その人は病院のベッドに横になり足にギブスしてました。
後はハゲてました。

僕は内心一緒に暮らすのが嫌でした。
本当の父は優しく、カッコいいし好きだったという記憶しかなかったので、そういう気持ちだったのを覚えています。