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THE BEATLES FOREVER(4)

今回は12枚のアルバムについて少し書きたいと思います。

PLEASE PLEASE ME」。ポールの「ワン、ツー、スリー、フォー」のカウントから始まる「I Saw Her Standing There」、スゲーっカッコ良すぎじゃんっ!!と聴いた当時は心拍数が一気に上がりました。

コピーバンドの100%がこのカウントからをコピーしているはず。もはやロックのスタンダードになったのではないでしょうか。

このアルバムにはカバーが6曲入っていますが、ビートルズがオリジナルといっても過言ではない仕上がりに脱帽します。わずか1日で録音してしまうのですが、後の売り上げを考えると、史上最高のコストパフォーマンスに違いありません。


with the beatles」。イントロなしでいきなり始まるジョンのリードボーカル「It Won'T Be Long」、ポールと掛け合う“yeah”“yeah”が、聴いていて気持ち良すぎます!!

そして、エドサリバンショーでも歌われた、ポール珠玉の作品「All My Loving」。 ジョンの凄技職人的3連カッティングギターが痺れます。デビュー当時からギターが上手だったんですねぇ

このアルバムでも「Till There Was You」「Please Mister Postman」「Roll Over Beethoven」「You Really Got A Hold On Me」など、カバー曲を自分たちのモノにしていて、ビートルズがオリジナルなの?と思わせてしまうところがあります(ニヤリ)


A HARD DAY'S NIGHT」。物議を醸し出したギターコードから始まるタイトル曲。
I Should Have Known Better」のポップ感!「IF I FELL」のハーモニー。誰もとめられないジョンのソングライティング力! ポールの曲もいいっ! これって、もはやベスト盤なのでは?と思わせる一枚です。


BEATLES FOR SALE」。またしてもイントロなしの「No Reply」。ジャケットの印象なのか、全体的に土臭い印象を受けます。でも私、けっこう好きなんですよね〜〜土臭いの。

来日公演で1曲目に歌った「Rock And Roll Music」は、日本で最も売れたシングルレコードだと言われています。


HELP!」。アイドル(?)時代最後のアルバム。「助けて〜」とは、ジョンの心の底からの叫びだった。。。
AMラジオで初めて聞いた「Yesterday」は、ステレオで聴くとギターと弦楽四重奏が左右に分かれていて、とても美しいと感じました。ステレオ最高っ!


RUBBER SOUL」。ここからですね、変革期は。
楽器それぞれの音色が際立ち、メロディーとアレンジの妙! ハーモニーもいかすぜっ!! 結構名曲ぞろいだと思う一枚です。


REVOLVER」。なんといってもジョージハリスンが大活躍!!
本人も、「印象に残るアルバムだ」とアンソロジーで語っていましたね。「And Your Bird Can Sing」のギターリフが、個人的には思い入れがあります。


Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」。こんなアルバム聞いたことなかった!が第一印象。
ジョージの前作からの変貌にとまどいを隠せなかった「Within You Without You」。今聞くといい曲なんですけれど。。。
When I'm Sixty-Four」は、テープのスピードを早くして半音程あげています。若々しい声にしたかった(?)。今の時代なら音楽ソフトを使ってスピードを遅くして、オリジナルのポールの声で聴くのもなかなか乙なものです。


The BEATLES」。1、2曲目のドラムはポール。バンド内でちょっと不協和音が目立ち始めた頃です。それでもベーシックトラックなど、4人で録音している曲が多いのですから仲良いじゃんっ!って思いますが。
バラエティにとんだ楽曲のこのアルバムは、個人的には上位にランクインしています。


Yellow Submarine」。ジョージ・マーチン先生には申し訳ないけれど、B面はあまり聴かなかった。ジョージの2曲は結構好きなんです。


Abbey Road」。録音順からすると「LET IT BE」が先なんですが、当時は知るよしもなかったこと。
A面からB面に変わる瞬間のことは前回に書きましたが、A面最後の「I Want You」から、B面の「Here Comes The Sun」が流れる瞬間。例えるなら、雨風の中、大海原を航海した後、雲のすきまから光が差し込んでくるような光景。。。(見える人には見える。きっと)これはレコードじゃないと味わえない醍醐味です。そしてたたみかけるメドレー。やりきった感半端ないっしょ!!


LET IT BE」。悪名高い“ゲットバックセッション”。フィル・スペクターのやり過ぎアレンジ?って、実は後から知ったことでした。当時は単純に「いい曲が入ってるじゃんっ」と聴き込んでいたものです。

Let It Be」も「The Long And Winding Road」も自分にとっては、このアルバムが教科書みたいなものでした。曲間のセリフなどもサントラっぽくて良きです。「Across The Universe」は、テープスピードを落としているので、半音程早くして聴いてみるのも乙です。

昔はテレビで映画「レットイットビー」を放送することがありました。
ルーフトップコンサート中の街頭インタビューも、否定的な意見もあって面白かったなぁ。。。遠い目

今年は発売から50周年。期待しています!!


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