彼を知り己を知れば百戦殆からず

ご覧頂きありがとうございます。

本日は 己を知る
とは、どう言う事かに焦点を当てたいと思います。

かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず・・・・・

敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば、なんど戦っても、勝つことができるものです。なにか問題を解決するときも、その内容を吟味し、自分の力量を認識したうえで対処すれば、うまくいくものです。


孫子の兵法

よく知られた一説になります。

最近になり、ようやくこの意味することが
理解出来る様になりました。

二千年以上も前にこの言葉を残した孫子という人の偉大さが改めて分かる言葉でもあります。

孫子の兵法は

ソフトバンクの孫正義氏も経営において、
非常に参考とされてると書籍から知りました。

己を知る

とは、どう言う事なのか。

弊社でも、スタッフに

•自分の長所や短所

•好きな事

•趣味

•特技

•将来の夢

こう言った事を質問として投げかけております。

皆、一様に自分のこととなると

『うーん』とか『えー』とか

こんな返答が返ってきます。

自分の事のはずなのに、なかなか思いつかないのです。


また、ライフサークルと呼ばれる物を使い、
自分の今を自己採点も行なってもらっております。

例えば

収入
仕事
遊び
勉強
生活
時間

こう言った様々な要素を自己採点してもらいます。
その中でも特に平均的に低く採点されるのが


収入や仕事です。

低くと言っても10点中

4点から5点ですので
決して、低すぎると言うわけでもありません。

低いと申し上げた理由はそれ以外の項目は
10点とか8点とか

相対的に見て、低く採点される箇所が多いのが
その部分が圧倒的多数を占めると言う事です。

では、いくらなら満足するのか?
(10点満点なのか)

と言う質問を次に投げかけてみます。

そうすると
これも大半の方が

『多ければ多いだけ』

と言う回答が圧倒的に多いです。

収入の採点が4点と採点した
方の一例を挙げると

今の所得はいくら?

と質問したところ

『大体20万円』

と回答頂きました、

それでは、その倍があれば10点になるんだね?

と聞くと

『(・∀・)・・・』

と言う顔をして答えに困ってしまいました。

数字に当てはめて考えれば、そう言う理論になってしまうのですが

本人からすると【果たしてどうかは分からない】
と言うのが結論でありました。


今回個人を例としましたが、

我々も同様であり、会社や組織にとっても同じ事が言えると考えております。

100万円の売り上げでは中々満足出来ないなと
した時に
それではいくらの売上なら満足の行く結果であるのか。

それが果たして10倍の1000万円なら満足がいく物であるのか。

もっとその前に、今の我々の戦力や資産で
果たして理想とする1000万円に出来るのか?

ここが非常に重要であると
この言葉から読み取れます。

100万円では満足いかないが
新たな補強や投資を行わずとも
今のもちうる、戦力を見直す事で
1000万円には遠く及ばないが200万円の売上には
する事が実は可能である。

それを積み上げていく事で一年後には
1000万円に出来る。

こう言う事ではなかろうかと思います。


どうしても、すぐに理想や大きな目標を達成したい

と言う風になりがちで

もっとお金が有れば

と考えがちになります。
しかし、冷静にまずは自分自身の現在地点と
本当に自分の今ある資産や力はこれだけなのか?

と言う事を俯瞰的に見つめる

こう言う事を会社全体として取り組んでおります。