嫉妬と不安が入り交じったゲロが出そう。

目眩と立ちくらみを誘発した【第二次結婚ラッシュ】が過ぎ、不安の砂漠をさ迷う私達に襲い掛かってきたのは【出産ラッシュ】という、世にもまぶしいキラキラの爆弾であった。


素晴らしい、おめでとうという純粋な祝いの気持ちがあるのは本当である。
ただ、それを遥かに上間って【羨望の眼差し】【羨ましい】【あぁ、本当にうらやましい】という激情型のマグマが噴火しているために、言葉や顔、会話の節々に時空の歪みが生じ、「おめでとう～～！」の後に変な間が空き、なんだか会話がイマイチ盛り上がらない。
アラサーというのは、こういう時に真の辛さを実感する。
そう、まっこと異常な格差社会である。


この先、自分はどうなってしまうのだろう。

そんなことをふと考えた日にゃ～～～～、耳鳴りと下痢で心拍数は急上昇。心だけではなく、体まで悲鳴を上げ始める。
命の母をお買い上げする日もそう遠くなさそうだ。

アラサーは辛いな。


幸せってなんだろうって、もう赤本だったら刷りきれてBOOK・OFFでも買い取り拒否される程に繰り返し繰り返し、考えてきたつもりだけど、
やっぱり安定して、家庭があって、家族があって、子供がいて、、、

そんなテンプレな情景こそ、もっともスタンダードで一番羨ましくなる光景だ。
自分もそのステージに立ちたい。

幸せは人それぞれで比べるものではないけれど、もしも仮に【幸せ選手権】があるのなら、
やはり家族があって子供がいて、まるでちびまる子やサザエさんばりにアットホームな家庭を築いている人間こそ、間違いなくそのトップに選ばれると私は思う。

どんなに充実した人生だったとしても、ルパンのようなコソ泥や、コナンのような複雑な持病（じゃないけど事情）がある人間が、幸せ選手権の一位に立てるとは到底思えない。

峰富士子の美貌が例え80歳まで継続出来たとしても、未婚でハーレーに乗ってるイケイケババアはちょっと幸せとは言い難いし、峰富士子だって閉経した頃には確実にオス化が始まって、更年期のヒステリックに悩んだり、底知れぬ孤独感でルパンに八つ当たりしたりして厄介こじらせ女になるに違いないと思う。
そんなんだから、ルパン（50）はひょっこり現れた20そこそこの若い女に「なぁ、俺様の盗んできた宝物の話聞く～？」とか俺自慢を初めて、美魔女の富士子など眼中にもなくなってしまう。

そしたら富士子は、今まで一緒に盗んだ数々の宝物なんてもう必要なくなって、
「あぁ、ちゃんと家族を作っておけばよかった、盗もうにも盗めない、この世界で唯一の宝物になったのに。」なんて気付いたりして、
日テレのファミリーウィーク！というテレビからの元気な掛け声と共に膝から崩れ落ちて涙することであろう。

ね、
話がものすごくズレたんだけど、

そうやって一歩づつ、丁寧に人生の駒を進めていく友人たちが、私はすごくうらやましい。

真面目で、邪心がなくて、昔から尊敬して彼女達だからこそ、こうやって幸せな今を手にしているのだろうけど、
私だって真面目に真剣に人生を進めてきたつもりだ。

それこそ普通の人より遠回りをして、いろんなことをやってきたし、
いろんなことで打ちのめされたりもした。

出来ないことや上手くいかないことがあっても、その度何度だって己の頬っぺたをぶん殴り、回りの人様のご協力や縁もあり、死の縁から這い上がってきたから二の腕の筋力はそこそこあるハズだし、
いつだって真面目に選択を重ねて、28歳まで駒を進めてきたのだ。

人を支えられる位に強い人間にいつかはないたいと願っていたけど、
たかられたい訳ではないし、ダメ男を囲いたい訳ではない。

だからといって、
高収入な男性と結婚したいわけでもないし、イケメンじゃなきゃとかわがままを言ってる訳ではない。

生きてきた通りに、身分相応に、私にお似合いの、自分にぴったりの、相手にぴったりの、そういう、【ぴったりの結婚】をして、そこそこの暮らしがしたいだけなのに、、、！！！！



人生はハードモード。
美人に生まれたらイージーモード。
金持ちに生まれたら無敵モード。

出産にはリミット付きだから、子供が欲しい人からしたら、時限爆弾を抱えて生きているようなもんだ。
お願いします神様、早く私を幸せなお母さんにしてくれ。。。
その前に幸せな結婚させてくれ。。。

いろんなことで思い悩んで
嫉妬と不安が入り交じったゲロが出そうです。