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自分の足で立って歩くいつまでも

早いなぁ。

今年も、後半戦が本格的にスタートして、

今年のはじめに掲げた目標って覚えてる?

正直ぼくはぶらりぶらりで、
結局行き当たりバッタリしてるかも。

やっぱりちょっと見直す時期なのかな。

壁に備え付けてある手すりに向かい合って座ってもらって。
まずは両手で手すりを掴んでもらうのね。
そして座ったままで、両足を膝より自分側に引いてもらうのよ。「少し足を引いてもらえますか?」って声かけた方がいいかな。

立ち上がるときは、お尻が重たいから少し補助を入れるようにしてる。お尻のズボンを吊らないようにしようよ。これけっこうやる人多いけど、吊られてる方って不快だと思うから。
ぼくは手首を脇にいれて少し持ち上げるようにしてる。手のひらをそのまま脇に入れてしまうと、こしょぐったいんじゃないかな。
ある程度、足に荷重がかかったら手を離そうか。立位が安定してるならずっと支えている必要はないから。

立位保持。このまま1分。

普段、車椅子での移動ばっかりだから、
あまり無理しないように、でも頑張ってもらうようにしてね。

背筋が曲がって前傾になりがちだから「しっかり背筋を伸ばしましょう!」って声かけして「しっかり立ててますよ!」って励ましながらさ。

座るとき、太ももの筋肉がなくて上半身の体重を支えられないから「どすんっ!」ってお尻が着地してしまわないように、腰に手を添えてあげてゆっくり座るようにしてね。
「後ろの椅子にゆっくり座りましょう!」って声かけした方が、利用者さんは安心するかな。背後って、見えないから怖いのよ。

この訓練を合計3セット。

たいした運動でないと思うかもしれないけど、普段立ってない人からしたらそんなこともないから。立ち上がった事実をつくることも大事でさ、事実の積み重ねが自信につながっていくし、自発性に繋がっていくはずだから。

立位が取れると、介助のいろんなことがしやすくなるのよね。

トイレ介助だって入浴介助だって移乗にしたって、介護者は力を使うことが少なくなるし、ひとり介助が可能になるのよ。

これは大きなことじゃない?
だってふたり介助になると、見守りができなくなったり作業が進まなくなったりするじゃん。

利用者さんにしてもさ、精神的な負担が軽くなるわけよ。
大人ふたりがかりで介助されるのって、なんか、大袈裟にみえるでしょ。危険を冒してまでひとりで介助することはないけれどさ。

だからさ、積極的に立位保持の訓練をしてほしい。ゆくゆくは歩行器や手引きで歩けるようにしていきたい。

今歩けている人は、いつまでも自分の足で立って歩けるように、下肢筋力の維持していけるようにサポートしていこうよ。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。