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不可抗力。気合い十分ヨロシク!

もう!素手で行ったれ!

と、なってしまうことがある。不可抗力。

トイレ介助や入浴介助をするときは、下の処理をするので衛生上、ビニール手袋は必須。
ビニール手袋をせず、便や尿が付着した手で他の作業をしてしまうと、子供がいたるところにお絵描きするように二次被害がでてしまう。それにもちろん、素手で行きたくはない。

あたりまえ〜。ビニール手袋、しないで介助、便つく〜。あたりまえ〜体操〜

でも緊急を要していると、あたりまえが崩れる時がある。

例えばトイレ介助のとき、しばらく便器に座ってもらっても排便がなく、立ち上がってもらう。
排便の失敗がある利用者さんだが、ご自身で衣類を上げれる方で油断してビニール手袋を外してしまう。
そんな時に限って腸の蠕動運動のバカヤローがいい働きをし、便をこの世に送り込んでくるのである。

重力に逆らうことなく落ちる便。
悟空にまた、しっぽが生えたのかな?

便が衣類に付くと、今さっき着替えたばかりの衣類を全変えしなくてはいけないし。床に落とそうものなら、踏みつけて逆深雪(こんな言葉あるのか?)を歩くような感じになり、もう、修羅場と化す。ので、、

もう!素手で行ったれ!

となってしまう。

もう、闘えラーメンマンの毒手拳

ぼくは見た。
両手で便を受けようとしているベテラン介護職員を。
サイババからビブーティーをもらうように。

それがプロなのか、
はたまた素人なのか、
ぼくにはわからない。

でも、気合い十分ヨロシク!ってことだけは伝わった。

しかしながら安い衛生手袋は、
穴あいてたりすぐ穴空いたり。

入浴介助してると手の中に水が入ってくるので、
もう、いろんなものが混じったお湯を素手で触ることは不可避。


▼▼▼ きょうの本棚 ▼▼▼

こうした戦いを経て、人は成長していくのだな。
全ては自己責任。他責にした時点で成長は鈍化してしまう。

ブレーキを外せ!
素手で挑め!

ぼくはいったい、何を言っているのだろうか。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。