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二階の窓からデイサービスの利用者さんだった利用者さん

介護施設、デイサービス。

新しく利用が始まる方もいれば、
やむなく利用が終了してしまう方もいてね。

理由はさまざまでね。

寂しくも、お亡くなりになって利用が終わってしまった方。もしかすると魂はデイサービス内でウロチョロしてるのかもしれないけども。

ここのデイサービスは自分には合わないと、他のデイサービスへと旅をするさすらいデイサービサー(こんな言葉はありません)の高齢者の方とか。スーパーの試食コーナーみたくね、つまんでは来てつまんでは来て。買ってけよ!っていうね。

あとは点数足りずとか支払いがとか。デイサービスに来る方の中には訪問ヘルパーさんとか訪問看護の方が入っているケースとか、配食サービス受けてたりね。介護保険サービスを併用してる方は少なくないから。
そういえばこないだね、送迎行った職員が見つけたんだけど、宅食サービスの弁当がね、蓋のあいたポータブルトイレの上に置いてあったらしい。これはちょっと耳を疑ったなぁ。なんなん?とんちなん?なぞなぞなん?落語なん?いや、どんなオチやねん。
もうね、その職員がね、その宅食業者に烈火のごとくクレーム入れたって。ブチギレ氏原も引くぐらいブチギレたって。

あとはね。相性の合わない利用者さんがいて、その人がいるから行きたくないって。え?そんなんで?と思うでしょ。これねぇ。結構あるんよね。
その方「ちょっと!この食器ちゃんと拭けてないからしっかり拭いて!」って、昼食後の食器拭きの時にちょっと戦闘力が高めの利用者さんに言われて、それがショックで来たくないって。
あるんよ、高齢者になっても人間関係やマウントやパワーバランスが。介護職員も最大限配慮しながら環境はつくるものの、ひとつ屋根の下だからね。ぼくはチイ兄ちゃんにはなれなかったよ。「ほんの〜ちいさなぁ〜できごとにぃ〜あいはぁ〜きずつぅいてぇ〜」。

でも、その来なくなった方。ぼくの隣の家に住んでいてね。
ぼくの二階の部屋の窓からたまに姿を見かけるし。なんなら「いつもありがとうね〜またねぇ〜気をつけて〜」って、他のデイサービスの職員に挨拶してる声が聞こえてくるのね。

その方さ「先生、先生のこと大好き」「先生なんてやめてくださいよ〜」なんつって、ぼくを推しメンにしてくれてた利用者さんだったからさ、イチャついてたのに。

なんだろう、この気持ち。
めっちゃジェラなんよ。

この!ドロボウネコ!」って二階の窓から叫んでやろうかっ!!「なんで外に言うねん!」(これはフットボールアワーさんのSMタクシーのネタのオマージュでありリスペクトが込められている)

うそうそ。元気な声が聞こえてきて安心さ。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。