あや☆

私が、何者であるかは気にしないでください。私は、ただひたすらに私です。

あや☆

私が、何者であるかは気にしないでください。私は、ただひたすらに私です。

最近の記事

「自己紹介」

自己紹介では 名前を言う 職業を言う 年齢を言う 特技を言う 趣味を言う これって 自己かな

    • 「紫煙」

      わたしは煙草が嫌いだ あの臭いが嫌だ 髪や服に臭いが付くと 洗うまで延々と漂う あの臭いが大嫌いだ 壁や家具や家電にへばり付き いつまでも空間に居座る あの臭い 濡れた布で掃除をすると 汚れと一緒に あの臭いまで 浮き上がってきて うんざりする でも 煙を見るのは好き 火口(ホクチ)がゆっくりと 煙草の葉と紙を 灰に変えながら ゆらめく煙を 生み出す様は 不可思議で美しい 立ち昇る煙が 室内の気流に乗って うねるように 流れる様も興味深い 薄く紫がかった煙が

      • 「真実」

        自分自身でさえ 自分のことが分からず 誤解し 思い込み 勘違いするのに どうして他者に “真実の自分”などと言うものを 理解してもらえると思うのか 世の人々は 意外と 奇跡を信じているらしい

        • 「人の心は」

          一人の人に 一つの感情しか 持っちゃいけない 何てことはない 尊敬したり 感謝していても 同じ強さで 憎んだり 恨んだり してもいい 大嫌いでも 好きでいい どんなに好きでも 嫌っていい 人の心は ハラハラ裏腹で 表と思えば 裏返しになる 人の心は バラバラざんばらで 乱れてほどけて 散り散りになる

        「自己紹介」

          「未来」

          子供も 大人も 神様も 誰も この先何が起こるか 何が待っているかは わからない だから この先何が起こるか 何が待っているのか 楽しみだねぇ

          「未来」

          「鏡面に浮かぶ赤い月のように」

          お前の見ている私は ただの幻 ただ鏡のように お前を映す お前の言葉が 私を傷つける事はない お前の放つ言葉は お前に跳ね返り お前自身を切り刻む ほら またヒトスジ 赤い月のように お前が割ける

          「鏡面に浮かぶ赤い月のように」

          「罪人(ツミビト)の末路(マツロ)」

          苦悶の顔 恐怖に怯える顔 苦痛に歪む顔 絶望に苛まれる顔 振り上げた手は空(クウ)を切り ばたつく脚は押さえられ 解かれた髪は頬に乱れ 絞められた血管は鼓動を止める まるで全てを手に入れて 支配した気になったのだろう? だが、お前は何も成し遂げてはいない お前はただの影 闇にも成れず うっすらと 壁に 床に 所在なく張り付いている影さ 他人を害し奪っても お前は何者にも成れやしない 皆がお前を断罪しても 誰もお前を見てなどいない 完全犯罪だ 稀代の大悪党だと

          「罪人(ツミビト)の末路(マツロ)」

          「私は加害に加担した。」

          これはわたしの懺悔(ザンゲ) これはわたしの贖罪(ショクザイ) わたしは映画を観ていた。 とても面白く温かい物語だった。 ふと声がした。 嫌がる女性の声。 暗闇から女性は立ち上がった。 「ここに痴漢が居るよ!」 と叫びながら。 誰も動かなかった。 わたしも動かなかった。 女性は出て行った。 たった一人で。 わたしは加害に加担した。 わたしは加害に加担した。 今も思う あの時の女性の苦しみを あの時の女性の絶望を わたしは加害に加担した。 わたしは加害に加担

          「私は加害に加担した。」

          「狂人の繰り言」

          正せ 質せ 正気を保て 狂気に満ちたこの世を 生き抜くために

          「狂人の繰り言」

          「言の葉」

          どんなに慎重な人物も 言い間違いはある どんなに優れた人物も 読み間違いはある 言葉は 国によって異なり 地域によって異なる 時代によって流動し 世代によって変容する 気持ちを伝え 意志を伝える 文化を支え 文明を支える 争いを生み 和解を導く 言葉とは なんと曖昧で不確かなモノか だから儚く 美しく響く

          「言の葉」

          「災禍」

          災いは突然に訪れる 善人の上に 聖人の上に 賢人の上に 愚人の上に 狂人の上に 悪人の上にも 等しく訪れる 善の限りを尽くそうと 悪の限りを尽くそうと 避けることは出来ない 災難に見舞われたからといって 善人な訳でなく 聖人な訳でなく 賢人な訳でなく 愚人な訳でなく 狂人な訳でなく 悪人な訳ではない ただ災難に見舞われた それだけだ

          「災禍」

          「生きて行く」

          どんなに笑顔の人も どんなに楽しそうな人も 幾つかの苦しみを抱えて 生きている どんなに賢い人も どんなに有能な人も 間違いを繰り返しながら 生きて行く どんなに分析ができる人も どんなに確信がある人も 自分が何者かを 知る事なく生きている 人は皆 何かを成そうともがきながら 明日を信じ生きて行く

          「生きて行く」

          「心のまにまに」

          嫌いな事は嫌いなままでいい 好きな事を嫌いになってもいい 人の心はゆらゆらと揺れて 好きは嫌いで嫌いは好きで 嫌いはやっぱり嫌いで 好きはとっても好きなんだ イヤな事をイヤと言っていい 好きな事は好きと言いたい 心のままに生きることが わたしの心を生かすのだ たとえ傷つき疲れても わたしは  わたしであることを やめはしない

          「心のまにまに」

          「生きる」

          悲しみに打ちひしがれ胃が閉じたように食欲が失せても 体内活動は止まらない。 どんなに悲劇の主人公ぶって悲しみに耽溺していても 容赦なく尿意と便意はやって来るのだ。 そして、屁意にも容赦がない。 屁意って言葉があるのか知らんが、屁をしたくなる身体からの欲求をここでは屁意と呼ばせて貰う。 放屁には、間抜けな音が伴う事が多い。 愉快な音を鳴らしながら屁が出る開放感に身を委ねていると 悲しみに暮れる自分が、滑稽で馬鹿馬鹿しくなる。 生きるとは、悲しみ一つ満足には味あわせてはく

          「生きる」

          「他人の体型を嘲笑う者は滑って転んでサヨウナラ」

          “健康的でいいね!” “ご飯大盛りにしといたよ!” “そのままじゃ病気になるよ!” 病気なんです。 病気のせいで脂肪が付きやすいんです。 大食いではありません。 むしろ少食です。 体型で病気になった訳じゃなく、病気のせいでこの体型なんです。 “体調大丈夫?” “ダイエットは身体に悪いよ?” “もっと食べないと健康になれないよ?” 病気ではありません。 食べても食べても代謝され体重が増加しないんです。 小食ではありません。 むしろ大食いです。 病気でこの体型になった訳じゃ

          「他人の体型を嘲笑う者は滑って転んでサヨウナラ」

          「エゴイズム」

          これはエゴだ わかってる でも嫌だ 嫌なんだ テレビで聞いただけ 文字で読んだだけ それ以上 君のことは知らない 名前や年や住んでいる場所を ニュースは言っていたけれど 君自身を 知ったわけではない でも それでも思う 君が死んだら悲しいと 出会っていても 友達には なれなかったかもしれない 君は私を嫌ったかもしれない 私が君を好きになれなかった かもしれない それでも 嫌だ 君が死ぬのは 嫌だ 嫌なんだ 死にたいほど辛かったんだろう 死んでしま

          「エゴイズム」