見出し画像

人生は、得意なこと見つけレース

レースっていうと競う感じがしますが、自分と戦うってイメージかな。

人生100年かけて、いかに得意なことを見つけるか。できれば100年といわず、30年~40年くらいでだいたいの方向性が定まると、幸せに近づきそうです。早い人は10年くらいでわかって、ちょーラッキー。将棋の藤井聡太さんなんかそうですね。


あるメジャーリーガーは、バッティングが楽しくてしょうがないそうで。ボールをバットに当てて遠くに飛ばす、その行為が「なんて楽しいんだ、いくらやっても飽きやしない」って思うそうです。

こんな幸せなことってないですよね。だって、練習中もずっと楽しいんだもん。きっと、打つときに脳からなんか出てるんですよ、快楽物質的なものが。それでご飯食べれるなんて、前世でどんな徳積んだんだ。


みんながみんな、そんな職業に就けるとは思わないけど、なるべく近づけたいですよね。だって、どうやらそれが幸せへの近道じゃないですか。

メジャーリーガーほど稼げてませんが(冗談です、ぜんぜんです)わたしもちょっと近い感覚があって。ええ、書くときにです。もちろん、楽しいばっかじゃないですよ。どーしても、肩に力が入ってなめらかに書けないときもあるし、邪念が邪魔するときだってあります。


でも、本質的にはとても楽しい。いまが一番書くことを楽しんでるんじゃないかな。

そりゃ、広告やWebつくってたときとは全然違うんで当然ですが。なんだろう、純粋に書くことに向き合えてる気がします。そして、そのためにすべての生活やインプットがある。さて、今日は何書くかな~って考えて「これだっ!」ってひらめく瞬間もめっちゃ楽しい。


ちょっと違うけど、新聞の社説のようなもんですね。あれ、毎日載ってるでしょ、新聞社の意見や考えが。あんなイメージです。

わたし、実はそういうの書く人になりたかったんです。高2の文化祭で学級新聞をつくりまして。社会的なテーマを取り上げて、模造紙に書いて廊下に貼り出すやつ。その編集後記を担当して、最優秀賞もらいました。うれしかったなぁ。


その頃は、わたしにも小さなジャーナリズムがあったんでしょう。結局はメディアじゃなく、広告のほうに進んだんですが、何十年の時を経て、似たようなことやってるのかも。

いわば、わたしが「ことばと広告」って新聞の編集長で主筆です。で、それをものつくる人やクリエイティブな思考が好きな人に読んでもらう。まだはじまったばっかですけどね、試行錯誤も含めて楽しんでます。


なんでしたっけ、ああ「得意なこと見つけレース」ですよ。

だから、ちょっとくらい遠回りしたっていいんです。そのときどきの自分に嘘つかずにやってると、やりたいことに近づくんじゃないかな。わたしも、広告制作 → Web制作 → 個人サイト運営 → 執筆業 ですから。まぁ、ちょっと出遅れたけど、ここからまくればいいし。


そういや、もっと小さい頃の夢は学校の先生でした。夢というか、親の刷り込みですね。あまりにも言われるんで、そうなるもんだと思ってました。

笑っちゃう。たぶん、わたしが最も向いてない職業です。教えることには抵抗ないけど、人を育てるって部分がダメですね。こんなに他者より自分に関心が向かう教育者ってないでしょう(たまにいたけど)。なれたかは別にして、ほんとに道を間違えなくてよかった。


ああ、もちろん教育者に向いてる方もいますからね。うちの兄なんかそうだし。ようは、これも「得意なこと見つけレース」なんです。

「向いてること見つけレース」って言ったほうがわかりやすいかな。大事なのは人の価値観に左右されないこと。当たり前ですけど、自分の人生ですから、自分で考えなきゃ。だって、その人生を何十年と生きるのはあなたですから。


親がどう思おうが、他人がなんて言おうが、知ったこっちゃないです。そんなことより、自分の気持ちに素直になって、心の声に耳を傾けて「ああ、好きだ。もっとやりたい!これを極めたい」って衝動を逃さないこと。

それが儲からないなら、しょーがないじゃないですか。たまたま時代が合わなかった、そういうこともあります。でも、それじゃ切ないと思うなら「自分が得意なこと」と「時代が求めてること」の重なる部分をさがす。


球に木の棒を当てるのが楽しくて仕方ない人も、野球ってスポーツがなきゃただの人ですから。そのへんは、自分がどれくらい稼ぎたいか、どんな暮らししたいかと相談です。

考えようによっちゃ、自分の市場価値を一番高く見積もれる分野。ようは、一番稼げる場所で働くのがいいってこともありますから。そういう人も多いんじゃないかな、仕事は仕事って割り切ってる人。ただ、クリエイターではレアでしょうね。


「あー、この人好きなんだなぁ」「もう○○バカじゃん(いい意味で)」って感じが、クオリティにもろに影響する分野ですから。だってタスクのようにこなしてるクリエイターの作品が、どうしようもなく心を揺さぶったり、大きな感動をもたらすとは考えにくいですもんね。

見つけましょうよ、庵野さんにとっての映画を。あいみょんにとっての歌を。時間がかかってもいいから、遅すぎるなんてことはないから。


個別コーチ、添削、オンライン相談もぜひー

いつもありがとうございます!なんかおいしいもの食べます。