居酒屋で書きなぐったメモ

人が人を作り
人を人たらしめるものも人であり
人のあいだで生きるのが多分
人間だと思うよ

僕らはそれをアウトプットすることしかできないから
アーティストで
それを受け止められる君は美しくて

だからというわけではないけれど
僕は君への憧れの曲ばかり書いたよ
君が僕という人を人間にして
僕という人間を受け止めたから

心と心のあいだに生まれるのがきっと情で
それを産んでくれたのは君で
始めて僕に語りかけた君は
僕から見てキラキラしていた

だから、僕も君と同じように
誰かの心に情が生まれるような歌が歌いたくて
見よう見まねをしてたらすっころんで
それでも君は僕の首根っこつかむから
「ああ、これは真似できないな」って思って
見守ることも支えることも僕には多分できないから
僕は君がくれた情をせめて
僕の歌にのっけようと思ったんだ
汚い僕と綺麗な僕と普通の僕と異常な僕と
僕はアウトプットすることしかできないから
受け止められるようになるまではせめてこうしていようと思うよ

厚かましいかもしれないけれど僕が恥じらいもなくそんな曲を書けるようになるまでは
そこで見ていてくれないかな、たまに首根っこ掴んでくれたら僕はたいそう嬉しいから


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