noteのノート
書く事の意味
最近ツィッターにこんな事を書きました。
『昔は(ブログに)日常の事、体調や仕事のについても触れていたように思います。当時は多くのデザイナーは「日常について書かない」という風潮だったので、あえてそれを書く事に意義があると思ったのです。
しかしSNSが普及すると「ホントは日常についても書きたかった」というデザイナーの本心が見えるようになって来たので、逆に日々の事に触れなくなりました。』と。
これまで、ホームページに「greenboard(黒板)」という名のブログを19年間続けてきましたが、今月でそれを終わる事にしました。
19年前ブログを始める人も少なかった中で、もともと職業人口が少ないプロダクトデザイナーが、ブログを書きかつそこに「デザイナーの淡々とした日常」を書く事自体が、ちょっとした発見であり発明だったのです。
しかし、SNSが普及するとブログを作るにはいたらなかったけれど、実際はブログのように思いを書く場所を求めていたデザイナーが、Facebookそしてこのnoteのようにブログ同様に「長文を書ける」ようになって、そこで日常に触れたりするようになったわけです。
そして、反面いち早くブログを始めた人たちも更新頻度が下がり、閉鎖されるようになりました。そしてわたしもそうなったわけです。
なにかかつては隆盛だったショッピングモールからテナントが抜けて行くような感じです。
Twitterの存在
最近わたしに大きな変化が起きました。
12月から再開したツィッターが、この一ヶ月で急速にフォロワーが増加し、今では17000人を越えました。自分でも驚くばかりです。
フォロワーが増えるきっかけをくれたのは、10年前のトークショーに参加してくださった方でした。
「機能を増やすには技術がいるが、機能を減らすには哲学がいる」
という15年ほど前のインタビューで話した言葉をツィートの中で引用してくださって、そこにわたしの名前も書かれていました。
以前だった別にその事をリツィートしなかったと思うのですが、たまたまその時は感謝の気持ちをこめてわたしが引用したら直後からフォローしたという着信音がスマホにひっきりなしで届きました。そこから出張をしていた三日間着信音が鳴り止みませんでした。
そんな「自慢」されても困るでしょうが、一ヶ月で15000人にまで膨れ上がりました。
今回の件でわかった大事な事があります。
それはフォロワーの中に10年前15年前には学生であったり仕事を始めたばかりだった人たちから、当時のわたしのブログの言葉に励まされたり考えの参考になっていた事を知りました。
改めて「わたしの考えをきちんと伝える場が必要である」と感じて選んだのがこのnoteでした。
秋田道夫
2022/2/19
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