アネモネが鳴く、散歩道
玄関先のアネモネが綺麗に咲いていたので、大橋トリオ『アネモネが鳴いた』を聴きながら散歩をしています。大橋さんの歌詞は奥様が書かれているとのこと。柔らかく、美しい言葉が好きで、詩としても素敵だなと思います。
夕暮れはやさしい。歩調に、ゆるやかに流れていく景色が言葉をくれることが多くて、あるく、というのはとても好きです。景色と気分に合わせて聴いている音楽を変えていくと、いつも見ている景色も違う顔を見せる。輝く昼には生命力にあふれたうたを。ひそやかな夜には静寂のうたを。あるくのは街よりも、別段何もないような道がいい。その方が音楽が風景に馴染む気がします。
"ありがとう さようなら 今日という日よ"
(『アネモネが鳴いた』より)
今日を送る、この時間にはきっとぴったりのうた。