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大切な職場の方々

前回の記事で、前職で得た財産の1つはこんな40代になりたいな、と思う上司たちに出会えたこと…という文章を書いた。
今後たくさん心が折れるような事態が待ち構えていると思うので(!)一時的な出会いだったかもしれないけれど、私の近くにはこんなにも素敵な方々がいた、という拠りどころのためにnoteに留めます。

上司Aさん
転職時にあたって一番支えてくれた方。(というより、長年の経験からなのか転職活動している…?と薄々感づかれて、色々と突っつかれていた。)
内定をいただき、まだ部長に話していない段階の時、2人だけで作業をしていたタイミングでかけられた「若い内に転職をしてみるのは良いことだと思うよ」という言葉は、この人は普段からどれだけ他人のことを気にかけているのだろう。。と驚愕した。(上司は中途採用組)

Aさんに今までかけられた言葉で印象に残っている言葉を3つほど…

・こんな風な仕事をしたいっていうイメージがあったら言ってほしい。
自分で開発をしたいか、作業管理に取り組んでみたいか、社内調整をやりたいか…。仕事はいくらでもあるから、カスミソウさんが伸ばしたいスキルを言ってくれたら采配するよ。

こんな風に部下のことを考えられる上司って中々いないよね。
Aさんはプロジェクトを何個も抱えていて、それを片っ端からこなしていくスーパーマンのような人だったのだけれど、部下の人たちのスキルをどう高めるか、モチベーションが保てているかなど、気遣い力が半端なかった。
私は一部の仕事でAさんと関わっていたのだけれど、もし主たる業務がAさんとの仕事だったらもしかしたら転職という言葉が頭をよぎることはそもそもなかったのかもしれない。
(けれど、それを差し引いても、今後私が伸ばしていきたいスキルと現職の仕事はマッチしない部分が多かったので転職活動はしてよかったのかなぁ)

今後、私も若手を育成する機会があった時は、部下を駒や、自分の作業の引き受け人として扱うのではなく(上司がやるべき仕事、部下がやるべき仕事、の線引きはあるかもしれないけれど、私はまだまだそれを理解する領域に達していない)Aさんのように部下の人生や、モチベーションを考慮して向き合っていきたいな、と思った。
もし、今後部下との関係性で悩んだら真っ先に相談をしたい相手。
目標としたい相手。

・かすみそうさんがこの職場を離れることは、期待していた部分もあるから短期的にみれば僕の人生にとってマイナスだけれど、もし次の職場の出来事を話してくれたり、この職場のこういう所がよろしくなかったよって伝えてくれたりしたら、長期的に見たらプラスだよ。だから気にしないで。

転職をするにあたって、私は本当に罪悪感を感じていた。
イチからLinuxや担当システムのことを教えていただいたのに何ひとつ恩返しできなかったことに。前職のひとたちはみんな「申し訳ないって思わなくて良いよ」といってくれてその言葉にはとても救われたけれど、中でもAさんにかけられた言葉は殊更に印象に残った。
いやぁ…普通こんなこと思いつかないよ。今後ますます一社だけで働くっていうのは現実的ではなくて、次の職場でも身近な人の退職には遭遇すると思う。
去ると決めた人は並々ならぬ決意を抱いて行動に移しているのだから、その方の人生を尊重してこんな考え方を持っていきたいなって心の底から思いました。

私のよいところでもあり、考えすぎなところは、ここがよくなかったをすごくよく分析するし、ひきずられすぎなとこ
それをしないと成長しないけれど、後悔するというよりは次に活きればよいんで。
全部やれなくてもよいし、自分で全部やらなくてよいもんは人に任せてよいもんもあるので、そこはある程度割り切って大丈夫ですよ

ここまで私のことを見透かしてくれている人のもとを離れるんだなぁとこのチャット(文章は少し端折っているけれど)をいただいた時に感じた。
これは、最終出社日の少し前。
私がある意味前職で焦っていた「何もやれていないのかな…?」を包み込んでくれた。それが引き金で転職活動を始めた部分もあるから、少し心が慌てたけれど、ここまで人に寄り添った言葉をかけられるってただただすごい。

Aさんは、元々誰もが知る大企業から転職をされた方なのだけれど、その企業の激務っぷりが阿鼻叫喚もので…
けれど、人を救う心を持つのには苦労(労働時間の長さだけではなくどれだけ考え抜いたとか)が必要なのかもしれないって考えさせられた。

どうですか?もし読んでくれた方がいらっしゃったらAさんのファンになりませんでしたか?
ちなみに私は友人や恋人にできる範囲での仕事の話はかなりするので、上司Aさんのファンが私の周りにいっぱいいます^^

他にもAさんからいただいた数々のスキル、言葉があります。
私の目標は転職して2カ月たったら連絡をとること!!

上司Bさん
配属直後~入社2年目まで大変お世話になった方。
転職を報告した際に、とあるプロジェクトで関わった方々(社内・社外問わず)で飲み会を行いましょ~ってなったのだけれど、そのことを連絡した際に、いまは別の部署にいるBさんから「個人的にご飯に行かない?大人数だと色々と話せないこともあると思うし」と声をかけていただいた。
このパターンは好きな人と苦手な人に分かれるかもだけれど、私はBさんとたくさんお話ができて良かったと思っている。
今いる部署が天職のようで、色々と勉強をされていることや熱意を聞けたのもポジティブな気持ちになった!
(既に15年以上社会人をされているけれど、いまが一番やりがいを持ててる!って言えるのって心の底からカッコいい!!)

ものすごく長くなってしまうので、今日はここまでにしようと思います。
他の方々からも退職する際に「うちは出戻りOKだから」とか「もし何か違うなって思ったり、心が疲れたりしたら戻っておいで」といってくれる上司たちの言葉は、不安いっぱいの私にとって処方箋のようだった。

最近は転職先の企業から準備にあたっての色々なメールが届いていて、やっていけるのだろうか。。という心配が止まらない。
けれど前職で築けた信頼関係は、ある程度は私の仕事への姿勢によるものだときっと思うから、頑張っていけたらよいな。

本当に前職の上司たちに出会えてよかった。私の人生を支えてくれます。
この文章が読まれることは万に一つもないと思っているけれど、本当にありがとうございました。