見出し画像

労働者福祉研修会で、アニメで知る!難聴講座

皆さん、こんにちは!
岩尾です。

今日は、福岡地域労働者福祉推進協議会さまの福祉研修会で、アニメで知る!難聴講座をやらせていただきました!

各企業や法人などから集まって活動している会でして、かけはしとして、初の企業向けのアニメで知る!難聴講座となりました。
ご依頼いただき、難聴のことをお話しする機会をいただきまして、本当にありがとうございます。

前半は、福祉募金寄贈式でした。
ご縁ありまして、この福祉募金をいただけることになりまして、その関係で、今回の講座をご依頼いただきました。

こちらも大変ありがたく、かけはしの活動に必須のものが完全に壊れる寸前でしたので、本当に助かりました。
改めまして、本当にありがとうございます!

今回、協議会の方と、寄贈式に出席された企業の希望者の方が講座を聞いてくれました。

一番前に座っていた方が、ものすごく反応してくれたので、ものすごくやりやすかったです(笑)
こちらも大変ありがたく、有難い尽くしでした!

終わってから、質問や感想を何名かの方にいただき、これもうれしかったですね。

結構長い間難聴の部下の方と一緒に仕事をしているという方がいらっしゃいまして、本当に一生懸命に仕事をしてくれる、本当に純粋な部下だと言ってくれていました。

そして、今日の講座を聞いて、気づいてなかったこともあり、ITツールなどを導入できるよう、会社に提案したいと言ってくれました。

また、運輸関係の方は、交通機関での電光掲示板を、トラブル時にも、すぐに文字で伝えられるよう、取り組んでいると言われていました。
電光掲示板って既にありますが、入力してからそこに文字を流すまでに結構時間がかかるらしく、その間に状況が変わってしまうこともあり、なかなか難しい実情があるようです。
もちろん、体制や最新機器による違いはあるようですが。

この話は聞けて良かったです。
知らないだけで、いろんな場所で過ごしやすいよう取り組んでいただいていることがわかって、本当にうれしくなりました。

そして、アンケートに、素晴らしいご意見を書いてくれた方もいらっしゃいました。
今日の研修で、そこまで考えていただけたのは、本当にうれしく、有難い限りです。
以下、ご紹介します。

企業としてハンディを背負った方の雇用を積極的に行うという動きがあるが、そもそも本日いただいた内容への理解も乏しい状態で、採用を先走っているように感じる。まずは難聴の詳細を知る。そして、多くの方にも教えることで、雇用時だけでなく就労開始後もより良い職場環境で働くことができると思うので、本日のお話を多くの方に知ってもらえるよう取り組んでいきたい。
これまでの障害者雇用に対する「コミュニケーションが必要ない仕事」という考え方を改めなければならず、「コミュニケーションを取るためにできること」を知ることで、より就労できる職種の幅が広がると思う。

法定雇用率というものがあります。
一定規模以上の企業は、〇人以上障害を持つ人を雇わなければいけないという法律です。

法定雇用率達成のため、とにかく簡単な仕事を用意する、当たり障りない仕事を用意する。
大きな企業なら可能でしょうから、こういう実態ももちろんあるはずです。

その結果、いろんな不都合が生まれている現状もあります。

難聴に関して言えば、「筆談すれば大丈夫でしょ」という安易な認識で雇用して、「全然大丈夫じゃないじゃないか!」となってしまうケースもよく聞いたりします。
逆に、そういう事情を知っていて、高飛車に出る難聴者もいるという話も聞いたことがあります。

法定雇用率ありきだと、このようなことが起こってしまうのは容易に想像できます。
健全ではないですよね。

「障害を持つ人も働けるようにするための雇用」
というスタンスではなく、
「障害をカバーして、その人の持ち味を事業に活かして事業成果を伸ばすための雇用」
に、これからは変えていきたいと心から思っています。

もちろん、それが難しいケースもあるでしょうが、できる限りそのようなスタンスに変えていく必要があると思います。

難聴に関して言えば、コミュニケーションを取るためにできることは、結構一杯あります。
そこが確立できれば、もっといろんな仕事ができるようになるし、事業の成果を向上させることもできます。

これは、実際に難聴の方の実績を聞いて確信できている部分があります。

実は、こういうことをやっていくためのビジネスコンテストに応募中なのですが、やはり実現可能性について現実的なステップをどう踏むか、いくら考えてもなかなかアイディアが出てこず頭を悩ませていますが、今日、また元気をもらえました!

一筋縄ではいかないことは百も承知ですが、コンテストには落ちたとしても、絶対に実現してみせます!
共感いただきましたら、ぜひあたたかい応援をよろしくお願いします!


言葉のかけはしの記事、活動に共感いただきましたら、ぜひ、サポートをお願いします! いただいたサポートは、難聴の啓発活動に使わせていただきます。 難聴の子どもたち、難聴者と企業双方の発展、そして聞こえの共生社会の実現のため、どうぞよろしくお願いします!