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【一歩の大切さ】会いに来てくれてありがとう

先日、ずーっと会いたかった方から言われた一言。震えを超えて痺れた広報・河原です。
 
その方の存在を知ったのは、今年の6月頃でした。「なんちょうなんなん」に深い理解を寄せてくださり、賞賛のメッセージを届けてくださったのです。自分にとっては(私宛に言っているんじゃないですけどね笑)一生もの、とも思えるほどの文面に、圧倒されました。会えるのなら直接お話したい! が、お気軽に連絡できる方でもない。でも、これ連絡しないと一生後悔すると思い、勇気を振り絞って一歩を踏み出した結果……。
 
なんと先日、お会いすることができたのです!「早口トーク・話が長い」でおなじみの河原ですが、半年間会いたいと願い続けてきた方に会った直後は胸いっぱいでなかなか言葉が出てきませんでした。あわわわ~って状況ですね。
 
普段は強心臓ですが、当日朝から緊張で胃やお腹が痛く、食事も喉を通らず。さっきからありがとうございますしか言ってないぞ自分! 何しに来たんだ、一歩踏み出せ!と思って、「いつものうるさい河原」に切り替えました。
 
「なんちょうなんなん」のこと、聴覚障害のこと、デフリンピックのことなどなど……。たくさんのお話をすることができました。
 
「『なんちょうなんなん』を初めて見た時は、作品の素晴らしさに感動しました。そして今日お会いして、なぜあんなにすごいものになったかがわかりました」
「河原さんのようにいろいろなものを広げ、繋げていくのが広報の仕事ですね」
「普通ならここまで、だと思うだろうが、あなたたちはそこから一歩踏み出す勇気、行動力がある」
 
録音しておいて、元気がない時に聞きたい、そんな勇敢な言葉の数々をいただきました(注:録音はしていません笑)。長い話を穏やかに聞いてくださり「人生、無駄な経験は何一つなかったと、今の話を聞いて思いました」とも言ってくださったことも嬉しかったですね。
 
最後に、私から「今日は本当にありがとうございます。ご迷惑かとも思ったのですが、直接会ってお礼をしたいと半年前から思ってまして……」と言いかけたところで、こう言われました。
 
「いえいえ。会いに来てくれてありがとうございます。最初は連絡先を問い合わせてくれていたんですよね。いつも一歩踏み出すその行動力や情熱が、すごいと思います。せっかくのご縁ですので、また情報などあれば……」
 
え? 今日だけじゃなくて? 続きがある? マジで? 
あまりの嬉しさに挙動不審気味で挨拶をしたであろう私は、一歩どころか百歩進んだ気持ちで帰路につきました。「『なんちょうなんなん』を難聴啓発のシンボルにしよう!」という新たな決意を胸に……。
 
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2年前のクラウドファンディングは、正に最初の一歩でした。
そこから2年、すくすくと成長を遂げました。同アニメを活用した出前講座は26回を開催、メディアにもたくさんご紹介をいただき、各種アワードで多くの賞を受賞するなど、教育コンテンツとしての価値も高まっています。
 
2年前、このような展開をだれが予想したでしょうか。私たちも「ここ福岡から難聴啓発の波を」を原動力に取り組みを開始しましたが、正直(この短期間で)ここまで大きくなるとは思ってもいませんでした。
 
あの時一歩踏み出さなかったら、今の状況はありません。「なんちょうなんなん」もなければ、かけはしもないでしょう。
 
啓発には時間と費用がかかります。そして何より、継続が大事だと思っています。かけはしが明日からチャレンジするクラウドファンディングは、2年後(もちろんそれ以前)の未来をより良くするためのものです。
 
「なんちょうなんなん」が生まれたように、難聴者にとって必要なサービスを、必死で作り始めているところです。それをいちはやく形にし、社会実装していきたいと考えています。
 
できるだけ速く、できるだけ遠くへ。
一歩踏み出す後押しを、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 難聴者の「学ぶ」「働く」を応援する社会づくりのクラウドファンディング
12/23(金)10:00スタート

公開後URL
https://readyfor.jp/projects/nancho_kakehashi


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