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№67 浮き浮きの夏2024

2024年8月14日分

1学期の終業式のこと。全校生の中から3名、「1学期頑張ったこと」を発表する機会がありました。小1次男もメンバー入りしており、おそらく本年度初めてできた「難聴学級」を伝える意味もあったのではと。ありがたい限りです。

当日は猛暑のため、急遽開催場所変更(体育館→オンライン)になりましたが、校長室から繋いでもらったそう笑。「むねがどきどきするんだよ」という緊張はどこへやら、しっかり発表できたとのこと。さすが、たくましいぜ!

肝心の内容は「ぷうるをがんばったこと」。小4兄が通うスイミング教室が、夏休み期間中にお試しクラスを募集していたため、参加希望を本人に聞いてみることにしました(年中の時も同クラスに通いましたが、入会には至りませんでした)。

「お兄ちゃんのスイミング教室に行く?お試しクラス(2日間)があるよ。」
「いく!!!いつ?」

言った瞬間から大張り切り。事前に教室に行き、前日の夜は「あしたはぷうるだー!」と吠えながら寝ました。 

さて、当日。仕事で同伴できなかったため、夫に行ってもらいました。帰宅後、次男の顔が輝いています。

「ぼくはもう、もうしこむんだ!」

初日で入会を決めた模様です笑。翌日一緒に行ったところ、驚くほどうまくなっているではないですか!

学校の水泳授業と同様、体操&シャワーまではアクア(人工内耳の防水キット)を着用し、その後は何もつけない状態でのスイミング。装用して欲しいのが本音ですが、ゴーグルの脱着によってアクアが外れてしまい、それを(自分で)付け直すのに時間がかかってみんなを待たせるのが嫌!という本人の気持ちを優先しています。

先生の豊かな表情とジェスチャーで、顔つけどころか勢いをつけて水に潜っていきます。あごまで、鼻の下まで、頭まで。体の力を抜くと浮くこともわかったようで、先生にサポートされながらぷかぷか楽しそう。

1つの動作を終えるごとに、先生とハイタッチ!そして私の方を向いて手を振ります。「上手だね!やったね!」の声は届かないので、いつも以上にオーバーリアクションで母も応えます笑。周りから見ると「極めて大げさな親子」だったでしょうが、そんなの関係ない!ピーヤ!

その日のうちに本入会し、先週から週1で通っています。
「おれは、もうみずはこわくない!」
「おれは、こうやっておよいでいる!」

プールに通うと体力だけでなく、気力もつくんですね(早すぎ笑)。

コースは異なりますが兄と同じ時間帯であることも嬉しいようで、指折り数えて教室の日を楽しみにしている次男。どうかそのモチベーションを保ち続けてくださいな。

*****

大勢の前での挨拶も、スイミング教室も。
「聞こえないけど大丈夫かな?できるかな?」と心配するより、本人がやりたい気持ちを最優先にするのが最良の方法だと感じています。「できないんじゃなくて、どうすればできるか。」周りのご協力を仰げるような環境・信頼性づくりを心がけていきたいです。

余談ですが、画像は公開2日目に息子たちと見に行った映画のチラシです。本文とは何の関連もないですが、「そんなの関係ない!」ということで、小島よしおさんも出演されてました。はい、オッパッピー!

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