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継続寄付を選んだのは、難聴の啓発活動を継続的に実施するため

皆さん、こんにちは!
岩尾です。

今日は、今回実施するクラウドファンディングの形態についてお話します。

今回は、目標金額や期間を決めてチャレンジする単発型のクラウドファンディングではなく、毎月のご寄付を継続的にいただく「継続寄付」です。
もちろん、いつでもご解約できます。

プラットホームは、前回なんちょうなんなんを作った時にお世話になったREADYFORさんに決めました。

なぜ継続寄付を選んだのかと言いますと、
それは、毎月の安定した資金調達により、難聴の啓発活動を継続的に実施するためです。

難聴に限りませんが、「啓発」というのは、まだ知らないこと、気づいていないことを、皆さんに知ってもらうことです。

啓発をする側が、「知ってほしい」と思っていることなので、お客さまが「欲しい」と思っているものではありません。
つまり、なかなか費用をいただいて開催することが難しいのです。

行政主催のセミナーなどで呼んでいただければ、そこで講師料をいただけることはありますが、自治体開催ですので、講師料はそれほどいただけません。

そして、数多く実施していきたいと思っている場所は、学校です。

学校は予算がほとんどありません。
外部講師へお支払いすることもありますが、年度初めに予算を取っておかないとお金が出ません。
学校で、予算がないのでできませんとなるのは、これは難聴児にとって非常に不利益となります。
ですので、学校の児童・生徒向けは、無料で行っています。
交通費のみ実費を頂いています。

あとは、難聴者向けの就職支援セミナーもパイロット版を9月に実施し、1月終わりぐらいから、本格的に定期開催を始める予定ですが、こちらも無料で実施します。

まずは転職者向けのセミナーを開催します。
つまり、すでに辞めている方もいらっしゃるでしょうし、そうなると懐は厳しいはずです。
それに、そもそも就職支援セミナーは、自治体開催で無料で利用できるものが数多くあります。
難聴だからという理由で有料でしか受けられないということにはしたくありません。
ですので、こちらも無料で開催するようにしています。

しかし、全て無料で行うことを事業にしたわけではありません。

難聴の方は、聞こえないがゆえに突出した力があります。
その力を活かせば、事業を発展させることができます。

実際に、営業の仕事をしている難聴の方が、聞こえる人とペアでプレゼンに行き、お客様の引っかかった箇所を見抜き、そこを改善して再提案して、見事に受注したという例があります。

事業発展に寄与する力を、多くの難聴の方は持っているのです。

しかし、実際に「難聴です」と言うと、どんな仕事を任せられるかというと、大半が、補助業務、軽作業といったものです。

それでは、せっかくの力を活かす場面がありません。

非常にもったいない話なのです。

そして、難聴の人たちは、このような事業発展に寄与する力を持っていますが、懸念されるのがコミュニケーションが取れるのか?というところだと思います。

結論から言いますと、もちろんコミュニケーションは取れます!
しかし、ちょっとしたコツは必要です。
そのコツをうまく活用し、難聴者と会社、双方をつなげられるのが、僕たち言葉のかけはしです。

このコミュニケーション環境を作るコンサルティングで収益をあげたいと思っています。
これは、会社にとっても非常に有効です。

このコンサルで、社内、社外でのコミュニケーションがしっかりとれるようになれば、その難聴の人は、かけはしに支払うコンサル料よりはるかに多くの利益を会社に残してくれるようになるはずです。

また、このようなインクルーシブな採用ができる企業は、お客さまからも支持されます。
今や、10人に1人が難聴です。
御社のサービスや商品を利用される方の中にはかなりの確率で難聴の方がいます。
難聴者が活躍している企業は、難聴の方からは絶対に支持されます。
国民の10%に支持されるのです。

また、求職者からも選ばれる会社になります。
今、会社を選ぶ基準で、インクルーシブな会社か?ユニバーサルな会社か?というのは大きな視点となってきています。
ですので、そこを実現している会社には、優秀な人材が集まってくるはずです。

良い循環が絶対に作られるはずだと考えています。

ですが、企業へアプローチすると、全く反応がありませんでした。
当然ながら、まだほとんど実績がない中ですので、にわかには信じられないでしょうし、そんな手間を取るより、聞こえる優秀な人材を取った方がいいと思っているのでしょう。

聞こえは軽く捉えられることが多いのですが、仕事となると重く受け止められる。
悪いとこ取りをされている状況なのです。

ですから、この収益事業になかなかまだつなげることができていません。
でも、必ず双方にとって有効な策なので、実績さえ作れれば、広げられるはずなのです。

そこで、別の収益事業を一つ考えました。
これはまた、詳しくご説明しますが、まだ実施には至っていませんので、どれほど伸びるかは未知です。

このように、何とか事業として成り立たせるために知恵を絞っていますが、やはり、時間が必要です。

その良い循環を作るための土台作りの間の資金が必要なのです。

活動は、講座をやったり、啓発のイベントをやったりですが、講座やイベントの企画、開発や広報、実施には当然人件費がかかります。
かけはしは2人だけでやっていますので、一人で何役も兼ねています。
イベントなどの時は、手弁当で助けてくれる仲間もいます。有難いです。
だからこそ、何とか、この活動を維持するための費用を集め、活動を続け、難聴の理解を拡げたいと思っています。

僕は天才でもないし、資産もありませんし、大きな実績もありません。
持っているのは情熱だけです。
でも、あともう少し時間さえあれば、何とか事業として成り立たせることができ、難聴の啓発を続けていくことができるはずなんです。

啓発を定着させるには時間が必要です。
特に難聴は、“誤解”が定着している厄介なものです。
普通よりも長い時間はかかるでしょう。

でも、やり続ければ、必ず本当の理解を定着させることができます。

そうすれば、難聴の人も過ごしやすくなりますし、みんながお互いに相手を思いやれるようになり、過ごしやすくなるんです。

どちらにとっても良いことなんです。

ですので、ぜひ、共感いただければ、毎月の応援をお願いします。
みなさまからいただいた大切な応援で、難聴の啓発を続け、収益事業の基盤を作っていきたいと思っています。
必ず、難聴者の「学ぶ」「働く」を応援できる社会にしてみせますので、どうか、あたたかい応援をよろしくお願いします。

難聴者の「学ぶ」「働く」を応援する社会づくりのクラウドファンディング
12/23(金)10:00スタート

公開後URL
https://readyfor.jp/projects/nancho_kakehashi


言葉のかけはしの記事、活動に共感いただきましたら、ぜひ、サポートをお願いします! いただいたサポートは、難聴の啓発活動に使わせていただきます。 難聴の子どもたち、難聴者と企業双方の発展、そして聞こえの共生社会の実現のため、どうぞよろしくお願いします!