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広報は見た!「なんちょうなんなん」誕生物語 番外編

こんにちは。
最近、仕事関係者に「仕事の傍ら、難聴に関する啓発活動をしていて『なんちょうなんなん』っていうアニメを……」と正体を明かそうとしたところ、「え~! 知ってる~! テレビで見ましたよ~!」と言われ、嬉しくなった河原です。
広報だからもっと積極的に拡散しろよ、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが笑、仕事(女性の再就労支援)と本活動は、現状一線を引いておりまして。今後絡みまくることもあろうかと思いますが、仕事は仕事で粛々と進める日々でございます。

そんな日々の中「なんちょうなんなん」をきっかけに、実に多くの人とのご縁が生まれました。今回はその中でも特にびっくりしたエピソードをご紹介いたします。

 昨年の秋、とある商業施設で情熱おじさんファミリーの取材をしていた時のこと。詳しくは割愛しますが、TV局のディレクターさんが、一般のお客様に声をかけました。

 ディレクター「すみません。今ちょっと、難聴のことについて取材しているんですが、よろしいですか?」
男性「はい、私でよければ……」
ディレクター「身近な方で、難聴の方はいらっしゃいますか?」
男性「いません。が、最近ラジオで知る機会がありまして。」
ディレクター「そうなんですね。詳しくお話を聞かせてください」

 男性の邪魔をしないように、遠くからこっそり聞き耳をたてていた私。
広報は見たならぬ、家政婦は見た状態です。しばらくして……。

 ディレクター「えっ、『なんちょうなんなん』?」
男性「〇〇〇〇〇ラジオで〇〇〇〇〇」

ディレクターの「なんちょうなんなん」という声が大きすぎたのか、突然の「なんちょうなんなん」というワード出現に気を失いそうになったかは定かではないですが、男性の肝心な部分が聞こえません。え、知ってるの? そんなことある? もはやサクラ? いや、私が仕込まんと誰もそんなことする人いないよね……。でもでも、情熱おじさんの取材している時に通りすがりの明るい好青年さん(以降、好青年さん)が、「なんちょうなんなん」を知っているってどんな奇跡? 追加で突撃インタビューしたい!!!という気持ちをぐっと堪えて様子を伺います。

ディレクターさん「はい、ご協力ありがとうございます。とても助かりました! もし、何かありましたらこちらまでご連絡ください(名刺をサッ)。」

好青年さん「ありがとうございました。びっくりしましたが、ははは……! 名刺までいただいて! 」

 ちょーっと待ったーーー!!! 

「すみません、広報を担当しております河原と言います。先ほど『なんちょうなんなん』とおっしゃったように聞こえたのですが……。どこで知ったのでしょう?」

 好青年さん「ラジオですよ。いつも聞いている番組でね。TOKYO FMのね、なんだったかな?」

 怪しい広報「『ONE MORNING(ワン モーニング)』という番組ですか?」

 好青年さん「そうそう!『ONE MORNING』!そこで流れてた!」

怪しい広報「うわあ! なんちょうなんなん作ったの、私たちなんです」

 好青年さん「ええっ!!!」

怪しい広報「全然面識ない方で、知ってくれていたのは好青年さんが初めてです!」

その後、欲しくないであろう名刺をお渡しし、全力でご挨拶。忘れられない出会いとなりました。今思い返すと怪しさしか残っていませんが笑、本当に嬉しかったですね。かつて菓子メーカーでマーケティングの仕事をしていましたが、担当した新商品がスーパーやコンビニの棚から買われていく瞬間に近いものがありました。

え? なんでそんな瞬間に立ち会えるかって? フフフ、見てるからですよ笑。やりすぎると本気で怪しいですが、市場調査のひとつです。

「なんちょうなんなん」は一度聴いたら耳から離れない、中毒性が高いといったお褒めの言葉もいただいております。みなさん、ぜひ、日々の生活の鼻歌のひとつに「なんちょうなんなん」を。私は歌いすぎて息子たちから嫌がられる始末ですが、道端でそのメロディーが聞こえたら、必ず振り返りたいと思います。

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