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言語聴覚士養成機関で講義をしてきました!

皆さんこんにちは!岩尾です。

先日、言語聴覚士の養成機関である麻生リハビリテーション大学校(福岡市)にて難聴理解の講義をしてきました。

もちろん、医学的なことを伝える講義ではありません。
難聴児の親として、難聴の啓発活動をしている組織として、難聴を取り巻く現状についてお伝えして、だからこそ求められることをお話ししてきました。

STを目指す学生さんに講義をするのは初めてです。
正直、求めているものはぼんやりしかわからなかったので、まずはいろんな方向に対応できるようにして、最初に学びたいことを確認。
これは、もう学生さん本人に聞くのは当日しかないので、そこからいかように進めるかになりますね。

聞くと・・・・
なるほど!そこを聞きたいのか・・・

学校側のオーダーと、受講者のニーズは違うことがよくあります。
今回、完全に違ってはなかったんですけど、どちらかというと少なめにした方の内容に皆さん興味を持っていた様子。

「家庭でどんな療育をしているのか?」

ここは、授業で多くやってるだろうからとあまり話す予定はなかったんですけど、興味があるようなので、ところどころに織り交ぜて進めていきました。

皆さん、熱心に聞いてくれましたね~!
大体学校などの講義では、休憩時間にあまり話しかけられません(笑)
話しかけられるよという体制を作ってもなかなかですね(笑)
でも、今回は話しに来てくれるほど興味を持って話を聞いてくれました!

これ、実はすごく嬉しいんです(笑)

時間オーバー気味でしたが(笑)、それでも入れようと盛り込んだ話が、かなり興味を持ってもらったようで良かったですね。

事前にどんな内容がフィットするか考えていたのと、方向性は合っていたなと思いました。

学校では、論理的な部分が多いはずなので(当たり前ですが(笑))、なるべく、現場のリアルを伝えようと組み立てました。

論理的な基盤があって、現場でのリアルな話を聞くことで、論理の使い方がわかってくるわけですね。
もちろん、実際に現場でやってこそ得るものが大きいのは大きいのですが、その前に、現場のリアルを踏まえて論理を勉強しておくのはかなり違います。

実際、「教科書での勉強はしてきているが、実際現場ではどうなのかイメージができなかったので、今回話を聞けて良かった」というような意見もありました。

まさにそこを知ってもらいたかったので、良かったですね。

子どもの難聴がわかるSTは非常に少なく、地域によっては、難聴発覚後、STに会うまでに4ヶ月前後かかる例もあります。

この4ヶ月は親にとっては地獄の4ヶ月ですし、何より、時期によっては子どもにとっても一刻も早くアクションを起こすべきタイミングで、もっと増えてほしいと思っています。

もちろん、受け皿がないと志望しても行けないので、そこも両輪でやっていく必要がありますが・・・

ニーズはあるのに受け皿がないのは問題で、そこは行政として整えてもらいたいところです。

しかし、学生さんは本当に熱心に聞いてくれていました!
この話が、今後のモチベーションになれば嬉しいですね!

全国の難聴児の親を(勝手に)代表して、心から応援しています!

言葉のかけはしの記事、活動に共感いただきましたら、ぜひ、サポートをお願いします! いただいたサポートは、難聴の啓発活動に使わせていただきます。 難聴の子どもたち、難聴者と企業双方の発展、そして聞こえの共生社会の実現のため、どうぞよろしくお願いします!