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風と砂の地物語

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大昔に書いた小説です。 荒れ地サークの案内人であるリュートは、請われて少年修道者ケイルと供のセイラの旅に同行することになった。魔物に狙われるケイルを守りながら旅をする「ただひとつ…
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2019年10月の記事一覧

七・石造りの塔

「でっかい・・。」  呆れたようにリュートが言った。レイラ、ケイル、セイラの三人もその後…

Mel
4年前
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八・約束

 勘定をすれば丁度ケイルがシーアを出発するかしないかという頃になるようだ。  永い眠りか…

Mel
4年前
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九・懸命

 はあはあ、と荒い息が、がらんとした暗い部屋に響いていた。リュートの胸に、足元の床に、返…

Mel
4年前
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十・記憶

 むこうに焚き火があってケイル様とセイラがいる。あたりは真っ暗で冷えたにおいがする。ほん…

Mel
4年前
3

十一・決着

 はっと意識を取り戻した、と同時にリュートの神経を、締め付けられるような痛みが襲った。全…

Mel
4年前
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十二・風の行方

 そこはきっと客間だったのだろう。至って質素な大院の部屋の中でそこだけが少しばかりの装飾…

Mel
4年前
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