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オンライン飲み会を断った。それはアフターコロナを考える出来事となった。

「今日、オンライン飲み会するよー!入るー?」
「入りますー!」

本日11:00くらいのテンション。

会社の先輩からメッセージが来た。オンライン飲みが初めてだったので、興味があった。本気で参加しようと思っていた。

仕事が21:30ごろに終わり、オンライン飲み会はまだやっていて、盛り上がっているらしいとの情報が入った。先に始めていた人たちは、交代でリモートワークをしている人たちだ。

一緒に勤務を終えた先輩(誘ってくれた人)は、「オンライン飲み会どうしようかな~。なんかもう、しんどい……」とテンションが落ち込んでいた。

「私も、やめとこうかな、、」とつぶやき、家路についた。

帰る途中に「やっぱり参加してみようかな……」と、コンビニに寄って、ビールを2本とアテを買う。明日も仕事だ。2本飲んだら「お酒無くなったので!」って抜けよう、と考えた。

22:00過ぎ、帰宅。先にシャワー浴びよう、と思ったところに、オンライン飲み会参加中の同僚からメッセージが入る。

「まだですかー?何してるんですかー?」

「まだ盛り上がってるんですかー?今からシャワー行きます!上がってまだ続いてたら参加しますー」と返信。

シャワーを浴びながら、これ、どこまで身だしなみを整えて参加しよう、部屋あんまりきれいちゃうしな……。といろいろ思案する。

シャワーを出て、髪の毛乾かして、23:00近く。ビールが飲みたくなってきたが、おなかも空いた。そうだ、ラーメンを作ろう。

ラーメンを作りながら、1人だけラーメンすすってるの、ありなんやろうか……。とまた思案。

結局、「すみません!激しく眠気がきたので、このまま寝ます~。ごめんちゃいm(__)m。次回は参加します!!(いろいろ整えて…)」とメッセージを送って、ラーメンをすすり、ビールを飲んだ。

ごめんちゃい。

「残念ー!おやすみなさい!でも、私ももうすぐ抜けますー!」

この返事にほっとした。みんな、お部屋で飲んでいるから気楽だし、抜けたい人は抜けられるのだ。残りたい人は残るのだ。楽しんだらすぐに寝られる。好きなお酒を飲み、好きなアテをつまむ。ラーメンすすってたっていいのだ。

オンライン飲み会、たぶん、誰も損をしない。(と思ってるのは私だけだったらすみません……)

断るのに気が楽だった。対面で頭下げて「すみませんー!もうちょっと仕事して帰りますー!」とか言わなくてもいいみたいだ。人に気を遣わせなくてもいいみたいだ。

翌日会っても、「昨日行けなくて、すみません!」なんて頭下げなくてもよかった。

忖度せずに、自分の意志で、飲み会を断った!

コロナショックによって生まれたいろいろなことがある。もちろん、かかった方、それによって苦しんでいる方、亡くなってしまわれた方。いらっしゃる。言葉を選んで発信する、ということは必須である。

が、新しい発想や概念が生まれつつある。リモートワーク、オンライン飲み会、離れていても繋がっている感覚。コロナショックを乗り越えたあとには、何が待っているんだろう。

決して、絶望ではないような気がする。

オンライン飲み会を断った、ほんの些細な初めての経験。心地よさも感じた。自分の価値観で考えて、行動を選び、周りの人もそれを尊重してくれる。

「1人1人がちゃんと、自分の行動を自分で選んでいく」

「1人1人の想いと行動を尊重し、共存する」

もしかしたら、それが当たり前の世界になり得るのではないだろうか。

そうなったら、人から選ばされるのではなく、自分で判断をする。他人の選択も尊重し、共存でき、自分にもベストな選択ができるようになりたい。

そのために、まずは自分の価値観を磨いて、何が自分にとって心地いいのかをちゃんと知りたい。

ものごとの本質をとらえることができるようになりたい。

人の傷みを共感できるようになりたい。

オンライン飲み会に誘ってもらって、本当によかった。嬉しかった。今度は参加してみよう。

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