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【陰陽の人生】これからの私、総括

 こんばんはこんにちは、アラ明日です。

 自分の人生を見つめ直そうと書き始めたnoteでした。思い返すと気分が悪くなるほど自分の人生に不平不満がいっぱいでした。
 人生シリーズを書き始める前には「私もどこかのターニングポイントでもっと頑張っていたら何某かになれたんじゃないのか?!」と思っていました。そして「もっと人生頑張るべきだったのではないか?」とモヤモヤしていました。まぁ、元気でしたけど。
 noteでキラキラしている人達の成功の様・頑張る様を見て羨ましく思い、それなりに劣等感も募りました。脳天気なので、書いてるほど深刻でもないですが。

頑張れば良かったと思った時点

 具体的には、まず学生時代。もう少し普通の家庭で、もっとバリバリ描いたり書いたりして投稿出来ていれば、案外どっかに引っ掛かったかも知れません。オリジナルの歴史漫画は結構量描いていました。小説も然り。コバルト文庫全盛期。投稿しときゃ良かったんです。たくさん書いたよ。友達に読ませて満足はしてましたけど。引っ掛からなくても、ちゃんと投稿していれば逆にココでしっかり諦めもついたかも知れなかったのです。

 もう1つは成り行きとは言えイラストレーターの看板を上げた時。せっかく、お仕事を頂けていたのだから大人としてもっと真摯に向き合うべきでした。逆に苦手だったWEBデザインからはサッサと見切りを付けて手を引くべきだったのです。何につけても、相手の言いなりで交渉が下手でした。そして、イラストの技術や画力を上げるための努力をココでするべきだったと、今になって思います。

 年齢的に言っても、この2つのターニングポイントのどちらかで良いにつけ悪いにつけ結果が出せていれば、今頃は違う人生だったかも。

 でも。

 本当に、漫画家や小説家やイラストレーターになりたかったのだろうか?自問自答。

 答えは「NO」です。

私が欲しかったもの

 幼少期のお絵描きで、繰り返し描いたモチーフがありました。稚拙な絵で、特にオリジナリティのないモチーフ。
 それは、草原の中の一軒家と花の咲く庭で遊ぶ少女(棒立ち)。
 自分の実際の幼少期と、あの頃繰り返し描いていたモチーフを思い出してみた時、腑に落ちることがありました。

 落ち着く家庭が欲しかったんだ、と。
 気兼ねなく外で遊びたかったんだ、と。

 幼少期のお絵描きは、退屈を紛らわすものでした。本当は、友達と遊びたかったのです。


 結婚して、子供を持って、しばらくしてからこのことには気付きました。
 私が欲しかったのは落ち着いていられる家庭で、私が存在していても許される居場所だったんだ、と。


 学生時代の漫画やお絵描きは、自己表現と承認欲求の塊でした。それでチヤホヤされたかったし、褒めそやされたかったのです。
 私の学生時代にpixivやXがあったら、生活全てを注ぎ込んでしまって人生が崩壊していたかもしれません。お若い方、気を付けて。
 この頃からお絵描きでやっていた事は今考えてみれば、いわゆる「私の考えたサイキョーの推し」を描く「推し活」でした。


 そう、私は推ししか描きたくない単なるオタクで、生粋のお絵描き好きではなかったのです。
 ついでに、絵が描けるからうっかり漫画という手段を取りがちで、自分でも勘違いしていた部分なのですが、描きたいのはむしろ「絵」よりも「物語」なのでした。


 人生シリーズを完結させて、ハッキリとそれを自覚出来ました。

絵を描かなくても生きていける

 まるで呼吸をするかのように絵を描く人がいます。逆に言えば、絵を描かないということはその人にとって呼吸をしていないのと同義ということです。

 こういう人が描くファンアートは、私が描くファンアートとは意味が違います。長い事それに気付かなかったのですが、それこそプロでもないし特にオタクというわけでもないのに、めちゃめちゃイラストが上手いママ友さんと出会って知りました。
 彼らは「絵を描くための題材としてそれを選んだに過ぎない」のだ、と。なので、他人のリクエストにも快くウキウキと応じることが出来ます。プレゼントとして、相手の好きなキャラを色鉛筆と絵具でそれはそれはステキなイラストに仕上げる。
 絵を描く事自体が目的で、絵が描ければ満足、それで他人が喜んでくれるならなおのこと、これがその人のモチベーションの糧となるわけです。
 職業作家に向いておられるのは、断然こちらのタイプでしょう。

 私は、私の推ししか描きたくない!
 子供が鬼漫画の某を描いて、と言っても適当にラクガキでその場を濁すような非道な母親です!(ウソです。もう少し、マトモに相手しています。でも、推しを描く時ほど気が乗らないのは確かです)
 ちなみに、リアルでは家族以外には私が絵を描くことは秘密にしています。私の絵は門外不出の秘宝扱いですwww

 私は、自分自身がもう少し「絵が描けないと生きていけない」タイプの人間かと思っていました。


 全然、そんなことなかった!


 描かなくなったキッカケは、何か。
 結婚、妊娠、出産。

 忙しかったからではありません。無くはないですが。
 私は、ずっと欲しかったものをようやく手に入れたのです。随分と回り道をしましたが、年齢がいっている分、文字通り落ち着いた家庭となりました。「絵を描くという代替行為」で紛らわしていたものを手に入れて、当時の私は満足したのだと思います。

 描かずにいられないタイプの方だと、ここで子育て漫画や夫婦漫画などを描くのかもしれません。私もほんの一瞬、脳裏を過ぎらないわけではなかったのですが、それよりも生活の方に一生懸命でした。要領悪いし、義両親同居だし。

 気が付けば17年。
 これほど長い間、描かずにいられるとは、自分でも思っていませんでした。描かなくても平気でした。

 私は、絵が上手くなるために求道するタイプでもなければ、描く題材をわざわざ探してまでお絵描きに勤しむ人間ではありませんでした。

 描きたい推しが出来て、描きたい話が降ってきて、そこでようやく初めて自動筆記が可能になるシャーマン体質だったのです! 何を言っているのか自分でもよく分かりませんけど。

 要は、描きたいものしか描きたくない、ワガママボンバーだってことです。
 そして、描きたいものさえ描けてりゃ他人の評価もほぼほぼ気にならないゴーイングマイウェイスタイル保持者。(でも、ちょっとは反応欲しいです)

 更に言えば、楽しきゃ良いじゃん楽しまなきゃ損じゃん、のエンジョイ勢。
 こうして書いてみると、運良く仕事に出来てても早晩詰んだ気はしますね。
 実際、漫画家を目指す方の記事とか、なった方の記事とか読み込ませて頂いて、悟りましたよ。

 私には、無理!!(拳を握りしめて)

今後の展望:5年計画

 今ジャンルの推しCPで描きたい漫画のネタが、正直山のようにあります。
 しかし、実際には1年でシリアス2本、ギャグ数本しか描けませんでした。

 物凄くザックリした計算で、カラーや漫画は1枚に7時間くらいかかっている計算です。(ラフやアイデアの時間も含める)1日の作業時間は平均1時間。
 つまり、1年で50枚程度しか生産出来ないということが分かります。(今年、50枚より多かったのは1〜2月パートが少なかったからです)
 これ以上ネタを増やさないつもりでも、既に向こう3年分はある。下手すると5年くらい今ジャンルで遊べる。いや、さすがに少しペースアップしたいな。

 対して、私の年齢はアラフィフ。いつまで健康に満足の行くレベルで描き続けられるか、分かったものではありません。
 老眼が…。マジヤバイ…。

 持ってくれ、オラの身体…!!って気分です。界王拳は撃ちませんが。

 というわけで、今流行りの「やることではなく、やらないことを決める」という手法で人生を充実させてみたいと思います。

  1. 絵の依頼は受けない

  2. 同人誌は作らない

  3. イベントには行かない

  4. 家族を蔑ろにしない

 シンプルに、こんなもんかな。
 仕事は、今、工場のオバチャンやってるんですが、これが結構楽しくて!
 色々やってみた結果、在宅と事務系は鬼門でした。煮詰まるし、イライラしちゃって向いてない!
 外に出かけていって人と会ってオシャベリして流れるように忙しい方が断然向いてました。あと、手や体を動かす方が好き。
 なので、画材を買うためと割り切って、時間給で働く方が私の場合は気楽です。

 ま、正直言うと、1週間の内、あと1日休み欲しいっす。社長。

 この5年計画の主戦場はpixivの予定です。
 noteの方は、こうした誰が読んで楽しいかも分からない雑記とか、あと、過去作品を出してみてどんな反応を頂けるのか? 果たして、アラ明日に口で言うだけの実力があったのか?! 検証していきたいと、思います! データで残ってないのも多いのが辛いですね。特に学生時代の作品は現物が無いものも多かったです。(信長のやつと八犬伝のやつは、覚えてるけどコピー本すら残ってなかった!!惜しい!!記憶の中にしかない!!ワンチャン、学生時代の友達が持ってないかな?!ないかwww)

 いやはや、悲しいほどに自分からハードルを上げていくスタイル!

今後の展望:10年計画

 大体3〜5年を目安に、いくつかの分岐があるかと思っています。うん、まぁ、介護とかも視野に入ってきそうではありけれど…。まぁ、その辺はおいおいと。

 1つは、二次創作のジャンル移動。今は自分で描くほどではないけど、推しがいる某鬼漫画。2〜3年後にはアニメが最終章に突入するのではないかという見通しです。多分。
 最後のお城での戦いは、鬼も柱も推しばかりで、これぞ推しのフルコース!ってなわけで、え、これは描かずにやり過ごして良いの?私? という気もしています。

 もう1つは、一次半創作くらいかな?に、着手。
 結構昔からやってみたいと暖めているのが著作権の切れた純文学のコミカライズ。ますむらひろし氏枠です。宮沢賢治は、アマチュアの方もわりとやってる方が多い印象です。需要があるのか、分かりませんけど。私の絵柄では大正時代のあの辺です。妖怪枠かな。
 それか、南総里見八犬伝のコミカライズ。ほぼ一生に渡るマイ箱推し。いやぁ、これ、やり始めちゃうと絶対終わらないよねwww ていうか、結構やってる漫画家さんとかアニメとかあって、未完の印象www 漫画じゃなくて挿絵風イラストで物語を追っていくとかの方が現実味あるかも。

 最後は、多分、これが一番ハードルは高いと思うのですが、完全一次創作。
 何かオリジナルの漫画を1本全力で描いてみて「出張編集部」に持って行ってみたい!
 いやぁ、コミティア楽しそうで。
 さっきまで「同人誌出さない、イベント行かない」を掲げていましたが、5年後くらいには子供達もボチボチ巣立ち始めるかなぁ、と。そしたら、これも解禁かな、と。体力的に行けるかどうか心配ですけど。
 まぁね、これは計画というより完全に「夢」ですけど。人生で一度くらいは漫画のプロにご意見を伺ってみたいです。え、漫画家目指してなくても出張編集部行っても良いんですよね?? 年齢的にも作風的にも青年誌狙いかな。現代系耽美ホラー・アクション有りとか、どうでしょうねぇ。それって何てJ○J○。もう、言うだけならただよね。

 この3つの内、どれか1つでもやってみたい。体力的・時間的にも1つだろうなぁ。あと10年若ければなぁ!

 以上です!

 鬼よ、笑え!

 今回の記事めちゃ長ですね。すみません。

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