【箱根駅伝】青学の選手から学んだ諦めない心
第100回箱根駅伝が終わった。結果は、駒澤大学の優勝だとほとんどの人が予想していたにもかかわらず、青山学院大学の完勝。シード権争いも熾烈を極める大会だった。
私は30年以上前の青学の卒業生で、もちろん青学を応援していたのだけれども、3位以内に入ればいいなぁくらいに思っていた。
原晋監督自身も、レース後のインタビューでこう語っている。
こんなふうに思っていたくらい、コンディションが悪かったのだろう。
それを覆したのが、選手たちの頑張り、諦めない心だ。
駒澤一強と言われるなか、見事に総合優勝。しかも大会新記録。誰がこの結果を予想できただろうか。
でも、選手たちは自分を信じて「優勝する」ことを諦めなかった。だからこそ勝ち取った結果なのだと思う。
30年前には考えられなかった世界線
青学といえば、立地のせいか華やかでチャラいイメージが先行している。実際はごく一部なんだけどね。おそらく今も昔も。
だから、スポーツが強いという印象はあまりないかもしれない。
スポーツといえば、在学当時は野球が強かった。
覚えているのは、休み時間に青山キャンパス内を歩いていると「これから神宮球場で、野球の決勝戦?がおこなわれるので応援お願いします」みたいなアナウンスが流れたこと。あぁ、野球部が頑張っているのねって思ったものだ。
学年は違うけど、小久保元日本代表監督や井口元ロッテ監督がいた時代。その後も吉田正尚選手らプロ野球選手を輩出しているので、伝統的に野球は強いのでしょうね。
ただ、それ以外のスポーツは正直パッとしなかったように思う。もし〇〇が強かったよ!という方がいたら、無知でごめんなさい。
そんな青学が2008年から箱根駅伝に出場するようになったのだ。青学OB・ OGにしてみたら「青学に何が起こったの?」と思うのも無理はないでしょ?
年を追うごとに順位を上げ、2015年の第91回箱根駅伝で念願の初優勝。そして、この10年で7回の総合優勝。
いや、ほんともう卒業生一同、狂喜乱舞ですよ。
30年前の私に「青学が箱根駅伝で優勝するよ」って言っても、絶対信じないと思うくらいには。
だから、ここまでのチームにしてくれた原監督にも、毎年のように感動を与えてくれる選手たちにも感謝!
私の箱根駅伝観戦記(画像あり)
私は、箱根駅伝のルートの目と鼻の先に住んでいる。青学が強くなってきた頃から、家族で沿道応援に行くようになった。
青学が出場する前から、お正月にテレビ観戦していたので、箱根駅伝には特別感がある。
観戦場所に行くのは1時間前。空いたスペースを確保し「頑張れー!」と、スタッフによって配られた旗を振る。
家族で観戦していた頃は、9区の京急戸部駅〜横浜駅の間が定番の位置。
ここ数年は大学時代の友人と観戦しているので、特に場所は決めず9〜10区のどこかで応援している。
いつか大手町で応援したいね、とは話しているけど、あの人の多さを見ると悩むところ。
コロナ禍の時期と帰省した年を除き、どこかしらで応援するのがお正月の恒例行事だ。
息子が小学生の頃は、箱根駅伝を見届けてからスキー旅行に出発することも多かったなぁ。
せっかくなので、これまでの観戦画像を古い順にアップ!
観戦していたのに初優勝した2015年の写真がなかった…残念。
カメラマンではないので、画質の悪いものもあるのはご容赦ください。
藤川選手は初優勝した2015年も同じ9区を走り、区間賞をとった。
2021〜2022年の箱根駅伝は「応援したいから、応援にいかない」時期だったのでテレビ観戦。
私の撮影技術とスマホのカメラ性能が上がっているのがわかるかしら(笑)
ちなみに2024年はちょうど青学ののぼりを持った応援団の横にいたので、宇多川選手が通り過ぎたあとに、原監督も車から応援に応えてくれた。
感動をありがとう!
応援に行くときは、青学の選手に限らず、最後の選手が通過するまで全員を応援する。「頑張れ!」の声が届くといいなと思いながら。
毎年さまざまなドラマが生まれる箱根駅伝。
今回の優勝争いに関しては、3区の太田蒼生選手が駒澤大学の佐藤選手を抜いた時点で勝負が決まった感があった。
優勝は無理と言われていたチームが、3区から1位をキープ。誰も想像していなかったことが起こるのが箱根駅伝の魅力であり、怖いところでもある。だから、トップでも慢心せず最後まで全力で応援する。
2024年の箱根駅伝は第100回大会、青学は創立150周年、原監督は就任20年。そんな記念すべき年に、青学の名を刻めたことを誇りに思う。
今回、原監督が掲げた「負けてたまるか大作戦」を成功に導いた選手や関係者には「感動をありがとう」と言いたい。
私も青学の選手たちのように、2024年は「諦めない心」を持って、いろいろなことにチャレンジしていこう。
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