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えいがみたよ2024-8_15


●秘密の森の、その向こう
森で繋がる過去と現代。
寂しさとか、孤独さの空気を感じさせつつもじんわりとあたたかくて、やさしい。お話の"間"や森の音がとても心地よくて、良い〜。あと、すごく女の子たち(双子ちゃん!)がかわいい。
大丈夫…?行き来してるけど帰れるよね…?とか、作品のテーマによってはそっちの心配もでてくることもあるけどこの作品はその心配はいらないのも良いです。
もう一度観たいなあ

●燃ゆる女の肖像
決められた結婚をしなければならなかったり、女の画家は相手にされなかったりの時代。こういう時代を生きて、切り開いてくれた方々がいるから今があるのだなあ。いつかもっと先の未来は、もっともっと思想が自由になっているのかな。
上記の「秘密の森の、その向こう」の監督さんなので、空気や間が美しい。
のだけれど、私のあまり好みでない熱く交わる展開がこの監督さんでもあるのかーーー。とそこだけが残念。
目線だけ、とか、ほのめかす、とかで十分、ああ、今が大切なときで、これは長くは続かないこともわかっていて、はかない夢のような、とか伝わると思うんだけどな…逆に冷めちゃうんだよな…惜しかったなあ。

●ディーパンの闘い
戦禍を逃れて遠い知らない国へ、誰ともわからぬ人と家族です、と偽って来なければならないこと。
せっかく辿り着いた先でも、薬やらなんやら治安は悪くていろんな不安に耐えねばならなくて…
きついなあ…
内戦も戦争もどうやったらなくなるんだろ。
ただふつうに、暮らしたいだけの人が一番つらい目に合うんだもんな…
ラストは現実なのか夢なのか…

●スーパーノヴァ
記憶がなくなっちゃうこと、姿は一緒なのに別人になってしまう恐怖。忘れてしまったあと残していく最愛の人の心配。残された者の悲しみ。残していく者の悲しみ。自ら絶とうと決めてしまった相手への、自分自身の無力感はね、とてつもなくかなしいものなんだよ…
気づけてよかった。
やさしくて、さみしくて、良い映画だった。
どうにか…どうにかならないの…医療…!
あとね、ふたりの描き方かわとてもとても良かったよ。
これよ、こういうので十分、伝わるよ愛が。

●パフューム
時代の空気、雰囲気すごく良い。
匂いに特化した世界。その人だけしかわからない世界。
主人公の目的が狂気すぎて、でも本当にあった話…?と思ってしまったけど違った。よかった。
香りって魅了されるんだなあ。
そうよね…香水いっぱいあるもんね…!

●クラウドアトラス
説明ができないってことはこんがらがってるってことなんだけども観てる時に、待って待ってよくわからない。と止めることはなくて、散らかってはいなかった…はず…!
キャストのみなさんも時代に合わせて何役もされていて、行ったり来たりしながらラストにたどり着く作り方、いや〜、作っててわけわからなくなりそう!

近い未来にありそうな未来と、その先の未来も起こりえそうで、でもなるべく回避してほしくもあり。
数千年後くらいの地球を見てみたいなあ!

●ヴィーガンズハム
奥さんのやばさがどんどん開花していく様子がヒエエ…となるけど、引きながらも言うなりに、感情にまかせて動いちゃう亭主も亭主よ…

行列できちゃうほとおいしいだなんて…
後々のお客さんのケアも大変そう…

●オテネーサク
ヤンさんのこのなんともいえない不快な空気目が離せないわあ…となるけど目、離したくなりますね…
みんなオテネーサクに操られちゃうのかなあ
旦那さんもこんなことしそうもない人なのに、見つけた時点でもう魔力にかかってたのかな…
奥さんもどんどんやばい方向にいくし、
女の子も解決する方向じゃなくて…!?となるし
こわいお話だった…

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