カウントダウン、3。
3割しか丸まっていないのですが。
さて、本日もパソコンに向かいつつも、3割くらいしか丸まっていない、ふわふわの状態です。さらに大変においしい鳥鍋セットを頂き、少しお酒も進んでしまっております。どのような着地を見るか?こうご期待です。
大変、おいしくいただきました。ごちそうさまです。
試着は3本まで。
今日の数字”3”まつわる私の昔話を一つ。それは、20数年前、私がアパレルショップのスタッフとして店頭で接客していた時の話。男性のお客様だったかな?とにかく気に入るジーンズを探したくて、たくさんのジーンズを試着されていました。私もお客様の究極の一本にお付き合いするべく、次から次へいろんなモデルを試着室に運んで、たくさんのジーンズを試着していただいたのですが、結局思ってたのがなかったということで、その日は帰られてしまいました。直後です、当時の店長に「試着は3本まで」にするようにという注意を受けてしまったのです。「いや、いや、お客様の為に労力を使って何が悪いのか?」「そんな効率でいい接客はできません」というような反論をしたのですが。「それはプロの仕事ではない!」と一蹴されました。
選ばさないようにしていただけ!
結果、お買い上げいただけなかったという事実。プロの仕事ではない。恐るおそる、「どうしたらよかったのですか?」。店長「そのお客様の体系やファッションの系統、靴の種類を見て、このたくさんのジーンズから、3本を選び抜いて提案することがプロの仕事だろ?」「何も選んでいない以上、君は仕事をしていない」「第一、5本前にはいたジーンズをちゃんと覚えれる?」「君は選ばさないようにしていただけだ。」かなりショックを受けました。お客様の為にと思い駆けずり回っていたのに、結果お客様の為になっていない。ジーンズの接客には自信があったはずが、膝から崩れ落ちる思いでした。
選択のジレンマ
結論から言えば、多すぎる選択肢は必ずしも人を幸福にさせるわけではないということなのかもしれません。一つを選ぶと、自動的にほかの選択肢は消えます。消える選択肢が多いほど、それを失うことを怖がってしまう。結果選択をしないという選択や、結論を先延ばすという傾向が強くなるのです。つまり、先ほどのジーンズの話でも同様に、選択肢を絞って、いわゆるレコメンドをすることが、店頭に立っているプロの仕事というわけです。そしてその選択肢の最適な数が”3”ってことになるのでしょうね。”松””竹””梅”。で選択肢を作りましょう!ECのセミナーでもよく聞くあれです。
情報過多であるからこそ、レコメンド!
オンラインショップも同じことですね、特にネットで一つキーワードをたたけば、大量の情報が流れ出てる来る。同じ商品でも選択肢がたくさん表示される、その中での競争は、値引きやポイントになりがちです。但し、あくまでチキンレース、消耗戦でしかありません。そんな不毛な戦から抜け出すには、レコメンドをしっかりとすることです。だれに、どのように、どんな時に、なぜ、その商品が最適なのか?を明確にしてあげること。どうしてもそんなに時間を掛けられないのがオンラインショップではありますが、特におすすめの3割に力を注ぐ、私たち自身がしっかりと選択をすることも必要なのではないでしょうか?
おまけ。
本文中に登場した、鬼店長(あくまで昔の話)のお店のオンラインショップを少しお手伝いさせていただいています。洋服屋なのにセールをしない、とっても偏ったお店です。(いい意味で)。よかったらのぞいてみてください。
https://original-freeandeasy.net/
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