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アスリートに学ぶ、目標達成シート。

大谷選手のマンダラチャート

毎週水曜日の専門学校の授業、今日の課題は、目標を達成するためのプロセスづくり。PDCAのPを作ることですが、これがとにかく難しい。大きな目標は簡単に作れますが、それを実現可能なところまで細分化して考える事、これはトレーニングしないとできないことです。具体化するには情報が必要だったり、考え方の癖付けが不可欠です。本日の授業は生徒さん各自に目標を細分化するトレーニングとして、マンダラチャートの作成を課題にしました。スーパースター、大谷翔平選手が、高校一年作成した目標達成シートがまさしくこのマンダラチャートです。これを高校一年生で考えることができること自体がすでに秀でた才能なのか?と思える出来栄えです。特に、「ドラ1、8球団」を達成するために必要な要素に「運」を上げているところなど、見どころ満載なのです。

引用 スポーツニッカン

「運」ってなんだ?

ここでいう「運」の考え方ですが、スピリチャルではありません。特筆できるのは、彼がリアリストであるからこその「運」ということです。つまり努力だけでは目標にはたどり着けないことがある。そういった現実の厳しさを認識しているからこそ「運」が必要と考えているところがすごいのではないでしょうか?なおかつ、「運」を自ら引き寄せる行動を自身で考え行動しようとしている。「ゴミ拾い」「用具を大事にする」「審判への態度」「応援される人になる」「部屋掃除」「プラス思考」「本を読む」「あいさつ」の8つを彼は「運」引き寄せる行動として挙げています。どれも自分の足元から、自分を律する行動ばかりです。決して「神社を参拝する」「お守りを買う」などの神頼みでない。「運」といいつつも、自力本願だからこそ、大リーグMVPですら引き寄せてしまったのでしょう。

大きすぎる目標は必ず挫ける。

目標の細分化には、もう一つ大きな現実がバックグランドにあります。「大きすぎる目標は必ず挫ける」ということです。「夢は大きい方がいい」ということも言われますが、そのままであれば、夢と現実のギャップを埋めることができない。そればかりか、ギャップの大きさに自己肯定感を失うマイナスも大きくなってしまいます。大谷選手でも、現時点の活躍している姿の裏には見えない努力と挫折があったはず、今の姿だけを見てああなりたいと考えても、同じプロセスを踏むことが大前提ですよね。(同じでは無理でしょうけど。)なので、「百里の道のりも一歩から」今の自分に踏み出せる第一歩を見いだせないといけないのです。それが目的の細分化です。

若人よ大志を抱け!

講師業を始めたのは、アパレル業界へに危機感からというと大げさですが。大きく時代が変わっている転換期において、必要なのは学力でもなく、知識でもなく、生き抜く逞しさではないかと思ったからです。就職がすべてではないし、WEBを使えば、物理的には直接世の中にモノを売れる時代。可能性は無限にあるわけです。公式通りにはいかない時代を生き抜くのは彼らたち。大きすぎる目標だとしても、大志を抱くべきです。ただし、ちゃんとその道のりをへの第一歩は自分で考えれるようにならないといけない。オジサンの伝えるべきことはその一点のみということです。


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