「終活」をどのように考えるべきなのか
新型コロナウィルス感染症の第三波の真っただ中だからこそ「終活」を考えてほしい
新型コロナウィルス感染症第三波の真っただ中に我々はいるようです…。
新型コロナウィルス感染症は突然重症化すると言われています。(特に高齢者の方)
医療機関はもちろん、介護関係の施設もとてもナーバスになっています。 面会時間の制限や面会自体を断っているところもあります。(たとえ親族であっても断られることがあるそうです)
入居者の方々を守るためには必要な対応だと思います。 日々のお仕事、ご苦労様です。
もし、重症化してしまい、家族との面会もできないまま自分の思いを伝えられなくなってしまったら…。
新型コロナウィルス感染症に関わらず、突然の病や認知症の進行などによって自分の思いを伝えられなくなることはあり得ます。 誰しもに起こりうることなのです。
「終活」は保険のようなもの
私は、『「終活」は保険のようなもの』だと考えています。 保険は万が一に備えて加入している方が多いと思います。 健康のまま、無事故のまま、保険を使うことがなかった時にどのように思われますか? きっと「健康で良かった」「事故を起こさなくて良かった」と思うのではないでしょうか。
「終活」も同じように考えてみる
「終活」も「保険」と同じく万が一に備えておくものです。 大きな違いがあるとすれば、その効果を実感できないことがある、ことかもしれません。
「終活」の第一歩である「人生の棚卸し」は、自分の今までを振り返り、これからの人生を見つめ直すことができます。 その効果というか実感を得ることができます。
また、「自宅などの生前整理」や「必要性の低い口座の解約」などは目に見える効果を実感できます。
しかし、それ以外の「任意後見契約」や「遺言書」「死後事務委任契約」などは準備した本人にはその効果がわかりません。 なぜなら、認知症を発症して判断能力がなくなったり、自分の死後にその効力が発生するからです。
「任意後見契約」は判断能力が失われた後の自分自身を守ってくれるものです。 「遺言書」や「死後事務委任契約」は、亡くなった後の家族を争いごとや負担から解放してくれるものです。
万が一の場合に、あなた自身やあなたの家族を守ってくれる「保険」と同じだとおもいませんか?
「保険」に加入するように、「終活」を始める。
そんなお手伝いができるといいな、と思っています。
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