こだわりとわがままと精神科

昔通っていた精神科はもともと発達障害の検査のために入った。
しかし、検査の一週間前の通学の汽車の中で突然のフラッシュバックと過呼吸に襲われた。
負のスパイラルのように、似た状態になるとフラッシュバックをおこすようになり、限界が来るとフラッシュバックも起こすようになる。
学校は田舎でワンマンのちっちゃい汽車。
登下校の時間は学生が9割。
70人ちょっとの学校でその電車に乗るのは多くても2~30人ほどだった。

そうしてもともと検査だけで予約した精神科は、発達障害ではなくPDSDや精神状態の診察がメインとして通うことになる。
精神科の先生は私に鬱だとは言わなかった。
しかし渡された薬は抗うつ剤であるスルピリド錠剤であった。
ほぼ鬱といわれたような感覚であったが、薬で苦しむこともあったわけだ。
お酒を飲むとお酒が次の日の昼間で残る。
免許も取れるか取れないかギリギリでなんとか許可が下りた。
一日薬を忘れると体調を崩す
私はだんだん薬に対する抵抗感は増していった。

そうするとどうしても病院もおっくうになる。
症状を聞かれても嘘をつくようになった。
そんなあいだに少し症状も落ち着き、
私は病院に通うのをやめる判断をした。

病院を辞め、バイトの掛け持ちやボランティアのタスクの増加、人間関係やフラッシュバックの再発、男の人が苦手になったりで、友達を心配させるようなタスク量を抱えることになった。
このタスクを減らすことは自分の無意識のこだわりやわがままが許さなくなってしまう体に育ってしまったからにはすることは出来ない。
体の負担の軽減にはまた通わなければならないように思えた。


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