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kotatsu stories

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超短編集の第1弾になります
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2018年6月の記事一覧

Sの復活

Sの復活

死んだ筈のSは生きていた。

あの日、駅までの道をやけに軽くなったSを抱えて歩いていると、大仰な笑みをたたえた大男が現れ、大して広くもない道が狭まったように感じたものだった。
やあやあ、これはこれは。いえねえ、おおごとだと聞きまして、我々はこうやってSを迎えに来たのです。
我々? なるほど、大男の側には小男が立っている。大男の存在が圧倒的なためか気がつかなかった。
「これは変死なのです。病院とか警

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