アトピー性皮膚炎のフシギ

わたしはこの世に生まれ落ちた時から、​
粉ミルクも飲めないような赤ん坊だった。
乳児なのに、乳製品アレルギーだったのだ。

乳製品アレルギーは
幼稚園に上がる頃には改善されたが、
アトピー性皮膚炎には生まれてこのかた、ずっと悩まされている。
ひどい時には、飛び火になり、
包帯でグルグル巻きになったわたしの写真が残っている。
アトピー性皮膚炎は現代の医療でも
原因は解明されておらず、
そうなると完治するのも難しい。

毎晩、お風呂上がりには、
ステロイドの塗り薬を使う。
症状が軽い時にも、
必ずワセリンなどで保湿を行う。
これは私の人生で欠かすことのできない儀式である。

今でも、その儀式は執り行われているのだが、
厄介なわたしのアトピー性皮膚炎にも
最近、変化が起きている。

「症状が酷くならない!」
このように感じるようになったのは、
転職をして、今の仕事についてから。

「24年間、定期的な症状の悪化に
悩まされてきたのに、
今になってどうして...?」

今の仕事は、個人のやり方で
働く事を許される仕事だ。
そのぶん、わたしはへんてこな働き方をしてしまうのだが、
(それはわたしの課題)
ストレスは格段に減った。
すると、身体の痒みが起こらない。

このことから、
アトピー性皮膚炎は「体質」という
生まれつきの要因もあるが、
その症状が強く出るか否かは
「環境」が大きく関係しているのでは
という結論に至った。
つまり、ストレスが
身体の痒みに直結しているということである。
確かに、イライラすると、
身体を掻いている自分がいたりする。

そこで、アトピー性皮膚炎に悩まされている方にお伝えしたい。
生きる環境を見直してみませんか?と。

アトピー性皮膚炎を患っている人は、いかにアトピー性皮膚炎が厄介なヤツであるかをご存知でしょう。

痒い痒いかゆい。
痒すぎて何もかも集中できない〜〜〜〜〜!!!
ということが、症状が酷い時には毎日のように続いたりする。
正直、しんどい、皮膚を取り替えたい。
しかし、逃れられない。

アトピー性皮膚炎といい距離感を保ち続けるのが目標である。

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