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住宅の天敵『結露』の防ぎかた

住まいづくりのご質問でよく話がある『結露』についてお届けします。


寒い冬に窓がベッチャリと濡れてカーテンにカビがはえたり、床材が腐ったりといった経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?

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今回は結露の原因と防ぎ方をお伝えします。

実は・・・結露には2種類あった。

それが『目に見える結露』と『目に見えない結露』です。

目に見える結露とは、最初に写真で紹介したような窓の表面やサッシの枠に水滴がついているような状態です。

もう一つの目に見えない結露とは、壁の中に起きている結露のことです。これは住宅の気密が問題で発生致します。例えばコンセントの穴だったり、いろんな隙間から暖かい空気が壁の中に侵入して結露をおこします。

その結果、壁の中の木材が腐り住宅の構造に影響を与えてしまうようなことになってしまいます。

この2つの結露をいかに防ぐかがポイントになります。

『目に見える結露』の防ぎかた

それは、サッシの高性能化です。具体的にはサッシの枠部分を樹脂化することです。特に室内側の枠がポイントです。

以前の家に使用されているサッシ枠は、ほとんどがアルミ製のものでした。その結果、枠に結露が発生し、床に滴り落ちて床にカビがはえます。それをダニが食べてアレルギーの原因になったりするんです。

また出来れば窓ガラスはペアガラスではなく、トリプルガラス(3枚)を採用することがおススメです。

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寒冷地ではトリプルガラスが一般化してきましたが、まだまだ日本全国で見た時には今の所普及していない状況です。※ちなみに、高い住宅性能で有名なドイツでは国の基準でペアガラスは禁止となっています。

まずは、『サッシ枠を樹脂化する』『トリプルガラスを採用する』この2点だけで目に見える結露は防ぐことが出来ます。

『目に見えない結露』の防ぎかた

これは、気密をしっかりと施工することで防ぐことができます。具体的には気密測定をきちんと実施している住宅会社さんにお願いすることです。

気密を良くするためには、気密シートや気密テープといった仕様的な要素もありますが、職人さんの気配りが非常に大きな要素になります。日常的に気密測定をしていると職人さんも自分の技術が数値でみることができるので改善への意識が高まります。

まとめ

今回は、『結露』についてお届けしました。結露を防ぐことは、住宅の構造体の痛みを与えるだけでなく、カビなどの発生でアレルギーを発症したりと健康にも影響を与えます。

その結露を防ぐためにご紹介したのが、
①樹脂素材のサッシ枠を採用すること
②トリプルガラスを採用すること
③気密測定を実施している会社にお願いすること

以上の3点でした。

ぜひ、今後新築住宅の建築を検討されているお客様は参考にされてくださいね。

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