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寒い家と『健康』には、大きな関係がある?

住まいづくりを考えていると、多くの住宅会社で説明を受けることになる『断熱』の話です。でも、そんなに重要なのでしょうか?

結論を先に伝えると、とても重要です。

寒い家に住んでいると、各部屋の室温の違いや、お風呂から上がった時、布団から出た時など、血圧が高くなったり、低くなったりと、血圧の変化が激しくなります。

では、具体的にどれくらいの室温がいいのでしょうか?

30歳男性の場合は、朝20℃くらいで一番低く血圧が落ち着きます。
80歳男性の場合は、25℃まで暖かくして血圧が安定するそうです。

つまり、高齢者になるにつれて室温を高くする必要があるんですね。

また、注意したいのは女性です。

実は、男性より女性の方が温度低下によって、より血圧が跳ね上がる傾向にあります。加えて女性は、男性に比べて基礎代謝が低いのと、発熱量が少ないため、もっと暖かくする必要があるという研究結果が出ています。

女性の場合は、
30歳ですと、22℃。
75歳で25℃。
85歳で26℃くらい
まで暖かくして、血圧が安定するという結果が出ています。

では、室温が与える子ども達への影響はどうなのでしょうか?

寝ている室温の温度で、変化を検証した研究があります。
①温度が低く、湿度も低い部屋に寝ている子
②温度が高く、湿度もカラカラでない部屋に寝ている子

②と①を比べると、②の子どもたちが、
活動量が多い子が含まれる割合が6倍も多いという結果が出ています。

つまり、自宅が暖かい方が活動量が多い子ども達が多いんですね。

また健康については、寒い家に住んでいる子ども達と暖かい家に住んでいる子ども達の病欠確認を調べたところ、暖かい家に住んでいる子どもは、休む割合が4分の1だったという結果が出ています。

健康以外にも、脳年齢などにも室温は大きく関わってきます。

もし、今回の内容に興味を持たれた方は、こちらの動画をご覧ください。

慶應義塾大学 伊香賀俊治先生に聞く!
住まいの未来『住まいの温熱環境~WHOが勧告』編

特に、9分40秒あたりから、ご覧いただくと暖かい家と寒い家が、どのように健康や脳年齢に関わるかがわかります。

~まとめ~

①部屋の温度によって、血圧の乱高下が抑えられる。
②男性と女性、年齢によって適切な室温は変化する。
③子どもの活動量に室温が大きく関わる
④認知症の予防や脳年齢にも暖かい家は、良い結果を出している。

この内容を把握すれば、住宅の断熱がいかに大切かをご理解いただけたと思います。

ぜひ、暖かい家で快適で健康な住まいづくりをしてくださいね。

お問い合わせは、お気軽に上野まで

ko-ueno@eco-works.jp

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