うつ経験者が、2回目の緊急事態宣言までに工夫した5つのこと
私はフリーライターをしている。妻と小1の娘との3人家族だ。過去には、うつになったことが複数回ある。2020年の緊急事態宣言1回目のときもメンタルが結構危なかった。その経験を踏まえて、2021年1月の2回目の緊急事態宣言までに工夫したことを5つ挙げる。
※これはあくまでも表層的で個人的な知見なので、「今うつかもしれない」という人は、まず精神科に行くことをおすすめします。
1. 運動を生活に組み込む
Switchのリングフィットアドベンチャーを買った。毎日やっている。横着な私にとって、着替えたり靴を履いたりせずに思い立った次の瞬間から運動に入れるのがとても良い。
毎日のノルマは「肩こり改善セット」だ。原稿が煮詰まったときや寝る前にやる。負担感がないので続けられている。そして気が向いたら重めの筋トレもやる。スモールステップが大事だ。加えて、なるべく散歩はするようにしている。iPhoneの歩数計で見て、1日8000歩ぐらいいっていたら満足。
2. オンラインで人と話す
2020年の10月から、ライター同士でコミュニティを作った。目的のひとつに「孤立を防ぐこと」がある。週1〜2回、オンラインで顔を合わせている。
フリーランスは孤立しがちだ。良くしてくれる編集者やクライアントはたくさんいて感謝しているが、ともすれば一日中、仕事上の利害関係者とばかり接することになる。できたら、利害のない横のつながりもあったほうが、レジリエンスが高まると思った。
コミュニティとは別に、話したい人に直接連絡を取って話す時間をもらう機会も作っている。読書会に参加したりもする。なるべく広く、グラノヴェッターリスペクトで、弱い紐帯をつないでいく。
「自立とは、依存先を増やすこと」。ぜひつながってほしい。
3. 自宅の仕事スペースを増やす
自宅の仕事スペースを整えた。
そして、ダイニングテーブルや寝室の隅など、家の中に、仕事ができるスペースを複数設けた。同じ場所に一日中いると煮詰まるし、家族がいる時間には会議や取材がしづらいという現実的な都合もある。なので、狭い家ながら、場所を変え、気分を変えて仕事をしている。参考にした雑誌「Pen」。複数の場所を作っている事例が多かった。
暖かい日なら、日中に外で仕事をする日もある。ソーシャルディスタンス50メートル。
4. 食事を改善する
BASE FOODを箱買いしてみた。
会社員だった頃は、テキトーに牛丼や居酒屋ランチなどを食っていたが、ずっと家にいると考えるのが面倒くさくなってくる。かと言って、Uber Eatsで食べたいものだけ食べて偏ってしまっても身体によくない。BASE FOODは、栄養と考える手間の無さが良い。
また、以前から持っていたBRUNOのホットプレートに、最近妻が鍋を買った。これが楽で素晴らしい。
ミツカンの「ごま豆乳鍋の素」があればだいたいなんとかなる。食材をざっと切って突っ込んでスイッチオンするだけ。
5. 読書時間を決める
どうせなら豊かに過ごしたい。それに、アウトプットに偏重し、インプットが疎かになると、自分のなかが枯渇してしまう危機感を以前から持っていた。ならば、緊急事態宣言によって移動時間が減った分を、読書に充てたい。今は、1日2時間は読書する時間に充てている。先にスケジュールに入れている。映画も観る。
最近読んで印象に残っている西村紗知さん『椎名林檎における母性の問題』。
新たな問題とまとめ
21時台が、仕事もプライベートもやたらと忙しくなる問題、どうしようかな。
とは言え、わりと健康的に過ごせていると思う。長引くかもしれない緊急事態宣言。ニュースをあまり見すぎず、エッセンシャルワーカーたちに感謝し、目の前の暮らしを粛々と進めていきたい。
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フリーライター 遠藤光太
メール kotart90@gmail.com
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