見出し画像

決戦 🌸vs🐆

JAPAN vs Argentine
17 - 6

これが私が予想するスコアである

まずここで理解しておかなければいけない情報として両チーム”決定力不足“だということ。つまりトライを決められる能力のある絶対的なフィニッシャーを欠いている。日本チームの得点パターンは相手陣で粘りの連続アタックからの相手のペナルティを誘い、PGを確実に入れる。つまり松田力也のキックの精度が高いが故に大崩れしない堅い試合運びがこの大会を通して出来てきた。またトライシーンを振り返ると、ミスなく確実にパスを繋ぎ、サイドラインギリギリでのトライが目立つ。個人が独創してのトライは未だ見られていない。またビックゲインがあっても前回大会ほどの厚いフォローが見られず、オフロードパスからのトライもない。
ここでアルゼンチンのこれまでの試合を振り返ってみても、日本と同じ様な場面が多く見られる。個人技でゲインを切り陣地を大きく稼ぐ様な楽な戦いは出来ていない。ではなぜサモアに勝てたかというと、サモアよりもやや危険な位置でのペナルティが少なく、PGの成功率の差であったと思う。また後半から出場したサンチェスのキックの精度に救われた。大事な場面で必ず決めてきた彼は今回は当落線ギリギリの状況から、勝負を決定づける場面でまたまた決めてきた。
しかしこの様な戦法は今回のJapanには通用しないと思う。今回彼らの危険な位置でのペナルティは極めて少なく、徹底してハーフウェイから40m辺りの中盤での戦いをしている。これを続ければペナルティを与えたとしてもPGの成功率をかなり下げることができる。
そしてキャンプなどで鍛え抜かれたタックルで相手にゲインさせない。相手はアタックしているのにどんどん後ろに下がっていき、体力と時間を大きく消耗させることができる。
またスクラムが安定しているため、ヤンボール時は相手に思う様なアタックをさせず、時には準備してきたプレーを潰す効果さえあり、またマイボール時は余裕を持ってアタックできる。
これらを踏まえてアルゼンチンはPG4本蹴ったとしてもせいぜい2本成功よって得点6しか取れないと考える。

ではここでJAPANの得点パターンを予想する。
ズバリ、レメキからのハイパントからアンストラクチャーを作り出しスクラムハーフの早い球出しから松島幸太郎が大きくゲイン、ギリギリ戻れたアルゼンチン勢は堪らずオフサイドを連発、またはノットロールアウェイ、そこで松田力也がPGを決めてコツコツ3点を取っていく。前半3PGの9-3のロースコアで折り返し、後半お互い1PGずつ分け合い、50分に入ってきた勢いのあるワーナーディアンズがゴール前から強引に突進し、相手ディフェンスラインを切り裂きトライを決めて5点、コンバージョンは外れてもいい。これで14-6。ワントライで同点にされワンゴール決められたら逆転の中、65、6分で得意のスクラムから反則を誘発し松田力也がPGを沈めて17-6のセーフティーリードまで持ってきて、最後は相手の反撃を凌ぎノーサイド。


これが決定力に欠けるJAPANが同じ様な状況に悩むアルゼンチンに印籠を渡す唯一の勝利への道だと考える。


勝利の美酒を共に。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?