本棚ジャズセッション
夫婦そろって本好きなこともあり、「欲しい本は我慢せずに買ってよい」という暗黙の了解がある。
その結果、家には大量の本があり、さらに毎月数冊ずつ増えていく(当然だが)。
数年前に買った大きな本棚はすでにいっぱいで、本棚に入りきらない本たちが、リビングや階段、食品置き場、洗面所の棚、家のあちらこちらに増殖している。
年末の気配が漂い出した先週末、思い切って本の整理をしてみることにした。
世の中のお決まりのパターン同様に、2、3冊目で手が止まり、本を読み出してしまった。
久しぶりに開いた本の内容に、「これは今のプロジェクトに使えるな」と心奪われたり、買ったときに悩んでいたことや考えていたこと、感情が蘇ったりしてくる始末だ。これでは片付けどころではない。
我が家の本の種類はこうだ。
●僕の選書
・「森・山・虫・動物」テーマの本 50%
・「冒険」テーマの本 25%
・「環境問題・エネルギー」テーマの本 10%
・「建築」テーマの本 5%(意外と少ない)
●妻の選書
・「ブランド・マーケティング・経営」テーマの本 50%
・「アート・日本文化」テーマの本 20%
・「小説・詩・エッセイ」など 20%
・「旅・食」テーマの本 10%
夫婦それぞれに個性があり、けっこう偏っている。
しかしその偏りがいいバランスで、本棚の中で2人がジャズセッションをしているかのように、予想外の発見があったりする。
本棚は、自分が生きるために携えておきたい知や情報を溜めておく場所でもあると思う。
僕たちは必要なときに本棚の前に立ち、お互いに影響し合いながら、何かを学んだり、感じたりする。
週末、こうして半日以上、本棚の前で過ごした結果、3冊の本を整理して、6冊の本を買った。
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