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言葉の企画2019

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言葉って何だろう?企画って何だろう?半年間、考え続ける。形にしてみる。BUKATSUDO連続講座「言葉の企画」にまつわるnoteです。
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#コピーライター

お前はこれまで仕事で何人幸せにしてきた?先輩にそう言われて #はっとした

「趣味は何ですか?」 「えーっと、うん、数年前の自分自身のツイートを見ることです」 そう答えるくらいに、過去の自分のツイートを見ている。 指をスライドして、スマホのアプリを何タップかで過去の自分のツイートを見ることができる。タイムマシンはいまだに発明される気配はないけれど、僕にとってスマホはほぼタイムマシン。かなりその役割を果たしている。 自分なんだけど、別人みたいで。変わってないようで、変わったようで。 過去は文字になってただただそこにいる。あちらは何もしてこない

noteで書きつづけたから『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』が完成した

3月4日に刊行します、と朝いちばんにTwitterとFacebookに投稿。 陽が暮れた今もたくさんの人に連絡をいただけてじーんとしています。 いやもうほんとうにありがとうございます。まだ返せていない。ちゃんと一人ひとりに返していきます。 夢があるなと思うし、つづけていくもんだなと心から今思います。 前回、本を出したのは4年前。「待っていても、はじまらない。ー潔く前に進め」(弘文堂)は、noteで全文公開もしている。おかげさまで、Twitter上で、リアルな場でも、読

弱さを感じるのは、大きなものに向き合っている証拠だ。

僕が主宰をする連続講座『企画でメシを食っていく』。 開催される横浜みなとみらい。そこからの帰り道はいつも振り返ってばかり。 ああ、あそこではちがう言葉を選んだ方が良かったな、とか。受けこたえとしてあっちの方がより良かったかもしれない、とか。振り返って、充実感をかみしめながらも、流れていく電車の外の景色を見つめる。 人前に立つ。座る。そして話す。 そうするからには、過剰におどおどしている訳にはいかないし、不安はぐっとこらえて飲み込んで。そう、聞いてくれてるみなさんが心配

見つけてほしくて取り組んだ宣伝会議賞。僕の場合は結果、2,223本だった。

宣伝会議賞という広告コピーのコンテストがある。 コピーライターだったり、コピーライターになろうとしている人だったら、素通りはできない賞だと思う。意識せざるをえない、というか。視界に飛び込んでくるコンテスト。 先に結論をここに記したい。宣伝会議賞を取り組むに当たって、ひいては考える仕事をするにあたって、応募する本数を多く書くことが目的ではないです。 なぜこの賞に取り組むのか? そこに一人ひとりの目的があると思います。 コピーライターとして力をつけたいという人もいれば、

僕はこれから「企画の地産地消」を全国に増やそうと思う。

タイミングはもう、今しかない気がする。 1、「地元」とは、その地を愛する心を指す。 2、「企画の地産地消」を増やす。 3、「お節介なよそもの」になろう。 2019年7月、この3つを意識して「地元でメシを食っていく」というイベントをはじめます。僕なりの伏線回収。あの日、あの時の出来事をむすんでいくように心に決めました。 ここまでのあらすじ2015年5月、企画を学ぶ連続講座「企画でメシを食っていく」を立ち上げました。横浜みなとみならいの「BUKATSUDO」で開催しています

やまびこみたいに返ってくるから、僕は言葉を贈りつづける。

これは2019年の話。 マスクもせずに、当たり前のように、集合できていた時の話。 ※※※ 朝4時を過ぎた頃。 金曜日の深夜、といより土曜日の早朝。スライドの1枚目から、頭の中でしゃべりながら見直す。ここはいい流れだなぁ、とか小さく笑ったりしつつ、その日に話をする資料がほぼほぼ完成する。あとはみなとみらい駅まで行く電車の中で仕上げよう、と思って短めの睡眠をとる。 今年、全12回の連続講座「企画でメシを食っていく」に加えて、もうひとつ70名が参加する「言葉の企画」という

『その企画は、本気でやりたい1案なのか。』【言葉の企画vol.1】

先輩コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する、 企画メシのスピンオフ講座『言葉の企画2019』 その受講生である後輩コピーライターの近藤が 講座で学んだことを書いていきます。 阿部さんの名言を挟みつつ。  第1回のnoteテーマは 「その企画は、本気でやりたい1案なのか」です。 通えなかった人、検討している人へ、 少しでも雰囲気が伝わればと思います。 1案も通らなかった新人時代を思い出した2015年、コピーライター2年目。 会社で企画が1つも通らなかった自分は、 コピ

場づくりは準備が9割。どんな場になるかは、はじまる時に決まっている。

ただの事務連絡なんかにしたくなかった。 心に火がつく、という表現があるけれど、ボワッと灯る、小さくてもたしかな火種を渡せるようなメッセージを届けたかった。人事の仕事をした後に、コピーライターになった自分なりのプライドを持って、考え尽くし、「招待状」としてメールを綴っていった。ここに記したい。 今年の5月にスタートした、連続講座「言葉の企画2019」の最初の案内だ。 ※※※ 言葉の企画生のみなさんへ 「ありがとうございます」 いきなりなのですが、 ちゃんとお礼を伝え

「伝える」と「伝わる」の境界でもがいている、いつも。

振り向いてもらいたい。 広告は基本、邪魔なものだ。街に出ればいろんな広告が視界に飛び込んでくるし、テレビ番組を見ていたら、またCMか、と思うこともあると思う。広告の仕事をしている一員として、見て良かった、と思ってもらえるものでありたい、と愛と熱を込めて仕事をしているけれど、邪魔なものだ、という前提は忘れてはいけないと思っている。 通り過ぎていく人がいる。それでも、スルーしてほしくない。スキップしてほしくない。そんな振り向いてほしいという強い気持ちが広告業界を成長させてきた